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村上市内で行われた、お祭りやイベントの様子を隊員がレポート!

 

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2017/11/29

「とち餅づくり」へ行ってきました!【1】

11月18日・25日と二日間にわたり行われた、縄文の里・朝日の「とち餅づくり」へ行ってきました。

とち餅づくりは工程が多く、手間や時間がかかるため、縄文の里・朝日では二日間に分けて行います。
今回は、一日目(11/18)の様子をご紹介します。

 

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まず、とち餅の原料であるとちの実についてご紹介。
とちの実がなるトチノキは、ムクロジ科トチノキ属の落葉広葉樹。
5~6月に花が咲き、8月下旬~9月上旬に実がなって落ち始めます。

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とちの実の大きさはこんな感じ。
写真のとちの実は、天日乾燥したものです

 

採取したとちの実は、一昼夜水に浸けて虫殺しをし、むしろ等に広げて天日乾燥します。とちの実同士をぶつけ合ったときに、カラカラと乾いた音がするようになれば乾燥は完了。虫が付かないよう、茶箱や缶等に入れて保存すれば数年は持つとのことです。今回使用するとちの実は、縄文の里・朝日の敷地内にあるトチノキ等から採取したもの。職員が拾い、天日乾燥させたものを使います。

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さて、ここからいよいよ体験がスタート! とちの実の外皮を剥く皮むきの工程です。
教えてくれるのは写真の三人。右から菅原千春さん・本間利子さん・貝沼香織さんです。

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乾燥させたとちの実は、三日間*水に浸けて戻します(うるかし)。
うるかしの際には、あくや匂いが出てくるので水を毎日取り替えます。
※ぬるま湯で戻す場合は二日間でOK

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皮むきで使う道具がこちら。
左がトチオシ、右が石皿と磨石(すりいし)と呼ばれるものです。

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トチオシは、長い方を膝で固定し、短い方(持ち手)との間に実を挟み、押しながら外皮を剥く道具です。
とちの実を動かしながら、いろいろな角度から押し、実を割りながら押し出します。
とちの実は渋が強いため、直接触れると肌が荒れてしまいます。慣れていない人はゴム手袋を着用しましょう

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石皿と磨石を使う場合は、石皿にとちの実を固定し、磨石で叩くようにします。
指を叩かないように気を付けて。

とちの実は、50~70度くらいのお湯に浸けておくと剥きやすいとのこと。

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皆さん、和気あいあいと皮むきをしています。

ことしの参加者は定員いっぱいの20名。内訳は男性6名・女性14名です。とち餅づくりの経験者がほとんどで、「もっと上手に作りたい」「とちの色をきれいに出したい」と研鑽のために参加した方が多かったようです。

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皮むき後、約2.9キロのとちの実が取れました。

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皮を剥いたとちの実は、流水に2~3日さらしてあくを洗い流します(水さらし)。
体験ではこの工程も割愛。水さらしを終えたものを使い、次の工程へ。

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水さらしをしたとちの実を鍋に移し、かぶるほどの水を入れて強火で煮ます。
とちの実が赤みがかってくるので、竹串を使って煮え具合を確認。
竹串が突き刺さるくらいの堅さでOKです。
スッと刺さるようだと煮えすぎで、寝かせ(この後の工程)を経ると目減りしてしまいます

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とちの実が煮えたら、灰合わせの工程へ。
水の量をみて(とちの実が浸るくらい)、一回目の灰400グラムを入れます。
中火で5~10分ほど煮込みます。

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次に、火を消して二回目の灰(適宜)を入れます。
灰は少しずつ投入し、セメントくらいの固さにします。

灰合わせは、経験がものをいう作業。
定まったレシピはなく、とちの実の煮え具合・水の量をみながら灰を調整します。
皆さん、鍋の様子を熱心に観察していました。

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一日目の最後の工程、寝かせへ。
鍋を火から降ろし、熱いうちに発泡スチロールにセットしたビニール袋に移します。

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空気を抜いて、ビニール袋の口を縛ります。
とても熱いので気を付けて!

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新聞紙(一日分)を置き、上に重石を乗せます。

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冷めにくいようにブルーシートで包み、4時間ほど寝かせます。

寝かせた後は、実を少し取って灰を洗い流し、味見をします。
苦みがなく、舌がビリビリするような辛さがあれば成功とのこと。
※苦みとは、顔全体が苦みでゆがみ、しばらく嫌な気持ちになるくらいの苦さ、とのこと
※苦みがあった場合は、もう一度洗い、灰合わせからやり直すとうまくいく場合もあるそうです

 

とち餅づくり一日目の工程はここまで。
その後の工程は、二日目(11/25)へ続きます。
二日目の様子は「とち餅づくり」へ行ってきました!【2】でご紹介します。

 

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