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村上市内で行われた、お祭りやイベントの様子を隊員がレポートします!

 

2017/08/28

「大須戸能 薪能」に行ってきました!

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8月15日(火)、朝日みどりの里 日本庭園 特設能舞台にて行われた
大須戸能 薪能を鑑賞してきました。

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三面民家またぎの家の隣、日本庭園の池の上に設けられた能舞台です。

毎年8月15日に行われる薪能ですが、ここ数年は雨のため屋内で演能されてきました。
ことしは天候にも恵まれ、無事に野外で行われることに。
日暮れとともに気温も落ち着き、桟敷席には次々と人が集まってきます。
お盆ということもあり、道の駅利用者も訪れ、会場内は大変にぎやかでした。

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定刻になり、舞台清めの儀が行われます。

さて、新潟県無形文化財に指定される大須戸能。その由来をご紹介します    
嘉永5(1852)年2月の記録に「古来の能装束が切損し役に立たなくなったので奉納を願う」とあることから推して大須戸能の起源はこれよりなお久しく遡るものと推定される。
伝によれば弘化元(1844)年の冬、庄内の黒川能役者 蛸井甚助が当地に逗留した際、庄屋、神主など村人十九人の能社中が、数年にわたり熱心な指導をうけ、嘉永4年3月 鎮守八坂神社の社殿ではじめて演能したが、当時既に式三番の外、能十五番を習得していたという。……(当日配布のパンフレット「大須戸能の由来」より抜粋)

江戸時代後期から現在まで、脈々と受け継がれてきた大須戸能。
この薪能(毎年8月15日)と、4月3日に大須戸の八坂神社で行われる定期能で鑑賞することができます。

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薪に火が入れる前に、最初の番組 舞囃子『猩々(しょうじょう)』が演能されました。

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薄暮の中で見る能も、雰囲気があって素晴らしいです。

 

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『猩々』演能後、大須戸能保存会長・中山定一郎さんがあいさつ。

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その後、火入之儀(ひいれのぎ)が行われました。

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ゆらゆらと揺れる炎、やはり格別の情緒があります。

 

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次の番組は、狂言『瓜盗人』。その構想は    
「夜、瓜を取るには、ころびを打って取るもの」と、盗人は山一つ越した近郊唯一の瓜作り名人の瓜畑に忍び込み、ころびを打った。ところが、誰かにぶつかった。

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人間だと思って、許しを請うが返事がない。よくみるとカカシである。怒った盗人はカカシをこわし、畑を荒らして帰る。畑主は、はじめはケダモノの仕事とばかり思っていたが、どうも人間らしい。そこで、或る晩、密かにカカシに化けて立っていた。すると、案の定、また盗人がやってきた。

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盗人は「なかなか立派なカカシだ」とほめながら、さんざん一人言を言っているところを捕らえられる。
(当日配布のパンフレットより抜粋)

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カカシ(畑主)に捕らえられたまま、舞台袖へと消えていく盗人。
狂言は動きもコミカルで、言葉が少々理解できなくても楽しいです。

 

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最後の番組は、能『船弁慶』。
誰もが知っている歴史上の人物、源義経と弁慶、そして静御前が登場します。

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義経から、都へ帰ることを勧められ、別離の酒宴で舞を舞う静御前。
哀切あふれる場面。薪の炎が美しさを一層引き立て、舞台の世界に引き込まれます。

 

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数年ぶりに夏の星空の下で演能された、大須戸能 薪能    
徐々に暗くなる周囲に対し、冴え冴えとしてゆく舞台がとても美しかったです。
まさに、真夏に繰り広げられる幽玄の世界……といった感じでしょうか。

村上市が世界に誇る伝統芸能として
もっと大勢の方々にご覧いただきたいな、と思いました。

 

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