2022年12月13日
イヨボヤ会館から、村上市内の小学校や観光・宿泊施設等に鮭の発眼卵(卵の膜の中に、魚の眼が見える卵のこと)が配布され、JR村上駅前にある駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」でも展示を始めました。
イヨボヤ会館
https://www.sake3.com/spot/163
駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」
https://www.sake3.com/spot/1893
鮭の発眼卵50個。卵の中の黒い点が眼です。
今回の展示から水槽に黒い幕をかけています。これは、鮭が育つ自然環境(川底)に近付け、光の刺激を減らし、温度変化を少なくするためです。
2022年12月22日
案内所スタッフから「一匹目がかえりました!」と聞いて、すぐに写真を撮りました。毎年のことですが、鮭の仔魚(卵からふ化したばかりの魚)は本当に愛らしいです!! おなかに大きなオレンジ色の袋(さいのう*)を付け、時折チョロチョロと動き回っていました。
*栄養が詰まった袋のこと
2022年12月28日
「むらかみ旅なび館」2022年最後の開館日。発眼卵は4個を残して、46匹がふ化しました。
2023年1月4日
この日は「むらかみ旅なび館」2023年最初の開館日でした。水槽をのぞくと、4個残っていた発眼卵が無事ふ化していました!!
さて、ふ化したばかりの鮭の仔魚は、ほとんどの時間を水槽の底に寝転んで過ごします。自然の川で生まれた仔魚は、さいのうの栄養を吸収しながら、川底の石と石の間に身を潜めて成長します。弱って底に沈んでいるように見えますが、これが本来の姿なのです。
2023年1月20日(金)
さいのうが少し小さくなり、ちょっとだけスリムになった鮭の仔魚です。水槽の中を動き回ることも多くなってきました。
2023年1月27日(金)
さいのうが吸収され、すっかりスリムになった鮭の仔魚たち。動きも機敏になり、水槽の下層で忙しく泳ぎ回っています。自身で餌を捕るために骨・ヒレ等が発達してくると、仔魚から「稚魚」と呼ばれるようになります。稚魚になるまでもう少しです。
2023年2月3日(金)
おなかがさらにスッキリし、体つきもしっかりしてきました。体色も濃くなり、パーマーク(Parr Marks)と呼ばれる体側に出た小判型の模様もはっきり見えるようになりました。