JR村上駅前にある駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」では、昨年12月から鮭の発眼卵*を飼育展示しています。卵からふ化し、仔魚(しぎょ)**から稚魚へ成長する“鮭の子”の様子を紹介します。
*卵の膜の中に、魚の眼が見える卵のこと
**卵からふ化し、稚魚へと成長するまでの間の状態
駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」
https://www.sake3.com/spot/1893
前回の観察日記はこちら
【2022-23】鮭の子 観察日記(1)
2023年2年10日(金)
この写真の一週間ほど前から、水槽を覆っていた黒い幕を外して餌*をやり始めました。与え始めは、餌を認識させるため、少量ずつ・複数回に分けて与えます。自ら餌を捕るようになると、仔魚から「稚魚」と呼ばれるようになります。
*飼育中の稚魚には、アユやマスなどの養殖に用いる餌を与えています。餌の主な原料はオキアミです。自然の川で育つ稚魚は、小さな動物性プランクトンを食べて育ちます
2023年2年17日(金)
餌やりをはじめて2週間ほどが経ちました。水槽の底でチョロチョロ動き回っていた“鮭の子”も泳ぐのがだいぶ上手になってきました。
2023年2月24日(金)
この日、写真を撮りに行くと“鮭の子”たちが水槽の上層に集まっていました。写真右側に写っている、凍らせたペットボトル(中身は水)に集まっているようです。鮭は冷水(水温15度以下)を好むため、より冷たいペットボトルの周りに集まってきたのでしょうか。
2023年3月3日(金)
あっという間に2月が逃げ去り、3月になりました。“鮭の子”たちの成長は著しく、体つきもずいぶんしっかりとしてきました。旅立ち(放流)の時も近づいています。
さて、この日は上巳の節句(ひな祭り)でした。村上市の旧町人町一帯では、第24回 城下町村上 町屋の人形さま巡りが開催中(期間:3/1~4/3)です。駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」でも、箱階段にひな人形を飾るなどして、いつもより華やかな雰囲気でお客様のお越しをお待ちしています。お立ち寄りの際は、今しか見られない鮭の稚魚や“人形さま”にもご注目ください。
第24回 城下町村上 町屋の人形さま巡り
https://www.sake3.com/ningyousama/246