鮭のまち・村上には、百を超える鮭料理があるといわれています。塩引き鮭や鮭の酒(さか)びたしといった定番から、鮭の遡上シーズン(例年10月下旬~12月)にしか食べられないレアなものまで、内臓やヒレに至るまでを大切にいただく当地ならではの多彩な美味・珍味がそろっています。
塩引き鮭
https://www.sake3.com/iyoboya/116
鮭の酒びたし
https://www.sake3.com/iyoboya/118
そして、今回紹介するラーメンも、将来的には百以上ある鮭料理の一つとなる(かもしれない??)鮭づくしの一杯です。
鮭づくしのラーメンこと「イヨボヤ*ラーメン」が食べられるのはサーモンハウス2Fのはらこ茶屋。日本初の鮭の博物館・イヨボヤ会館に隣接し、後背に鮭が遡上する三面川(みおもてがわ)が流れ、鮭料理をいただくには絶好のロケーションにあります。
*村上の方言で鮭のこと
サーモンハウス
https://www.sake3.com/spot/1093
イヨボヤ会館
https://www.sake3.com/spot/163
それではイヨボヤラーメンの特徴を紹介します。
スープには、自社製品の塩引き鮭や鮭の焼漬(やきづけ)などから出る鮭の骨(約100尾分)を使用。これに昆布・酒・水を加えて3日間煮込み、鮭のうま味をじっくりと抽出します。
このスープに合わせみそを加え、さらにバターや生クリームを入れて香り・コクをプラスします。
器は「最後まで熱々を食べてほしい」という、このラーメンの開発者・石嶋卓也さん(はらこ茶屋 調理長)の想いから、韓国料理で用いられる陶器鍋を採用しています。
直火にかけて熱々の器にスープ・麺を入れ、具材をのせます。薄くスライスした長ネギ・玉ネギをたっぷりとのせ、このラーメンのために特別に用意した、薄切りの鮭の焼漬をのせます。
チャーシューをイメージした鮭の焼漬は、味が染みてしっかりとした食感。肉のチャーシューにも負けない存在感があります。
仕上げに魚粉・黒コショウを振って完成です!
【一日10食限定】イヨボヤラーメン
1,200円(税込)
※半ライス付き
「ALL鮭でいこう!」(石嶋さん談)という目標のもと、試作を繰り返し、ことし2月にようやく完成した一杯。ぐつぐつと煮えたぎるスープから、鮭・みそ・バターが絡み合ったいい匂いが沸き立ちます。
まずはスープをひと口。仕上げに加えた生クリームが鮭のうま味が溶け出た濃厚みそスープの口当たりをまろやかにしてくれます。
麺はストレートの太麺を使用、煮え立つ濃厚スープにも食べ終わりまで負けません。モチモチとした食感の麺にスープがよく絡みます。
一緒に運ばれてきた仕切り皿には、(左から)コチュジャン・越後みそがのっています。少しずつスープに溶いて、味変しながら食べるのもオススメです。
麺を食べ終えたら、半ライスを加えてみそおじや風にしていただきます。このスープ、麺との相性はもちろんですが、ごはんにもピッタリ合うんです! ちなみに、はらこ茶屋で使っている米は岩船米コシヒカリ。そのまま食べてもおいしいですよ!!
自社の鮭製品から出る鮭の骨を使うことでSDGsの理念にも適う、はらこ茶屋のイヨボヤラーメン。鮭のまち・村上らしい、鮭のおいしさが詰まった一杯です。ぜひご賞味ください。
はらこ茶屋のランチについてはこちらをどうぞ
https://www.sake3.com/murakamichelin/2805
2022年12月20日公開「むらかみシュラン」より
はらこ茶屋1Fで販売している自社鮭製品について
https://www.sake3.com/murakamiyage/1094
2022年4月5日公開「むらかみやげ」より
サーモンハウス はらこ茶屋
https://www.sake3.com/spot/1093
所在地 村上市塩町13-34
電話番号 0254-52-1990
営業時間 11:30~15:00(Lo 14:30)
※夜は要問い合わせ
定休日 12/31
駐車場 普通車134台・バス5台
※イヨボヤ会館と共用
公式サイト
https://www.murakami-salmon.com/