4月上旬、家人と天ぷら 斉藤へ行ってきました。住宅街を行くこと数分、白いのれんのかかった店舗が見えました。昨年11月にオープンしたばかり、店内にはカウンターとテーブル席があります。
メニューは、華(3,024円・税込)、結(4,104円・税込)、彩(5,184円・税込)の3種類。われわれは、結コース+飲み物(アルコールは私だけ、うひひ)をオーダーしました。※結コースは先付・おまかせ天ぷら一式・〆のご飯・デザートという構成です
まず、出てきたのは先付3種。写真左から、ホタルイカとワケギのぬた、小松菜と油揚げのおひたし、シラスの大根おろし和え。旬のホタルイカはやっぱり美味ですね。桜の塩漬けもあしらってあって春らしい一品。
次に出てきたのは、朱塗りのお椀に入った若竹汁。タケノコ、春ワカメ、フキとこちらも春の味覚がいっぱい。
待っていました! 天ぷらです。おまかせ天ぷらの第1弾はソラマメとエビ。
天ぷらに付けるものとして、天つゆ(大根おろし・ショウガ)と塩が出てきました。塩は、山北エリアの手作り塩。ミネラル工房の「白いダイヤ」とのこと。「ぜひ、塩でお召し上がりください」とのことでしたので、塩でいただきます。ソラマメはホ~クホク、エビはサクサクのプリップリ! 幸せ~。
グリンピースが入った熱々のあんがかかった茶碗蒸し。滑らかな口当たりで、優しいお味です。
サラダに梅肉のドレッシング。
天ぷら第2弾は、大葉を巻いたエビと紅はるか(サツマイモ)。大葉をまとったエビは、風味・食感が変わってまた別の印象。紅はるかは、一度焼いたものを天ぷらにしているとのこと。ねっとりとした舌触りがたまりません。
第3弾は、サヨリと春蕾。サヨリは二切れあり、片方には梅肉ソースがかかっていました。ふんわりした白身に、梅肉ソースの酸味がよく合います。
春蕾とは、高菜の芽のことで、荒川エリアでは「荒川タカ子」の名で売られています。いつもは浅漬けにして食べていたので、ポリポリとした食感だったのですが、天ぷらになったらホコホコとした食感に変化! これには驚きました。荒川タカ子、恐るべし……。
最後の天ぷらは、スモークサーモン×大葉×モッツアレラチーズと生麩×バジル。意外な食材の掛け合わせですが、風味・食感が楽しくて大満足。
〆のご飯は、かき揚げを使った天茶または天丼が選べます。かき揚げには、たっぷりのエビと三ツ葉、私は天茶でいただきました。
天丼には卵もプラス。黄身がとろ~り半熟でおいしそう!
※隣の芝生は青く見えるタイプ
デザートは、一口サイズの瀬波まんじゅうの天ぷら(右)と黒ゴマアイス&牛皮。おまんじゅうの天ぷらもおいしいなぁ~。
さて、天ぷらといえば池波正太郎が『男の作法』に「親の敵にでも会ったように、揚げるそばからかぶりつく」と書いていますが、出てきたものは片っ端から胃袋に片付けていくのがいいですね。皆さんも、天ぷら 斉藤で旬の天ぷらをお楽しみください。
天ぷら 斉藤
所在地 村上市坂町3276-1
電話番号 090-7115-6906(要予約)
営業時間 16:00~22:00 ※ランチタイムの営業についてはお問い合わせください
定休日 不定休