2019年開催の「第20回 城下町村上 町屋の人形さま巡り」。開催期間中の様子や各家の “人形さま” を写真で紹介していきます 。
3月1日(金)、千年鮭 きっかわを会場に開幕式が行われました。ことしの実行委員長は、千年鮭 きっかわの女将・吉川美貴さん(上の写真・左側)です。毎年恒例のピンクの輪つなぎテープを出席者全員でカットし、34日間続く「第20回 城下町村上 町屋の人形さま巡り」がスタートしました。
マップナンバー4 ゑびす屋
木工製品や竹細工、竹とんぼなどの昔ながらの玩具を製作・販売する、ゑびす屋。こちらの“人形さま”は、黄色い編み笠をかぶってたおやかに踊る竹人形です。
マップナンバー9 堆朱のふじい
それぞれが初節句をお祝いする“人形さま”。昭和9年の土人形、昭和39年・平成4年の誕生を祝うひな人形、江戸木目込人形は平成6年の誕生を祝ったもの。
マップナンバー29 冨士美園
村上大祭の屋台で長井町の乗せ物が布袋様であることから、各所から頂いたという布袋様がたくさん飾られていました。また、足を出して座っているのが珍しいお内裏様も。
3月20日(水)、翌日から始まる「城下町 着物でぶらり」と「食べ歩きぷちグルメ」のPRと「城下町村上 町屋の人形さま巡り」の開催20回目を記念したセレモニーが行われ、会場の旧丸高洋装生地店前には、着物を身にまとった参加者が集いました。セレモニー後、参加者は参加特典の早撰堂の桜餅を受け取り、参加店で人形を見学したり、黒塀通りを散策したりと楽しみました。
マップナンバー33 やまわき
村上を代表する木彫作家・山脇正司作のひな人形(下の写真)。
マップナンバー34 村上地域コミュニティ空間「土間ん中」
飾られていたのは、おしゃぎり会館(村上市郷土資料館)所蔵の押絵人形。押絵人形とは、布の切れ端で作る人形で、中に綿が入っているため立体感があります。
マップナンバー50 割烹 新多久
老舗割烹の“お人形さま”は、江戸時代の寛永年間(1624~1644)に作られた寛永びな。お内裏様が赤ちゃんを抱えています。
3月23日(土)・24日(日)には、毎年恒例の「村上ひな街道号」が運行。JR村上駅では、両日お出迎え・お見送りのイベントが催されました。ことしの「村上ひな街道号」はEL(電気機関車)がけん引。一日駅長の青砥武平治、ちびっ子お雛さま、ゆるキャラたちもイベントを盛り上げました。
マップナンバー51 浪漫亭
千年鮭 きっかわ女将の弟さんが集めた宇宙飛行士のフィギュアが飾られました。
マップナンバー65 奥村酒店
ペーパークラフトの“お人形さま”が飾られていました。
マップナンバー71 尾崎漆工
栃木県佐野市在住、現代の名工・吉田宏作のひな人形です。下の写真は、手作りの村上七夕まつりの屋台。
次年の開催も、どうぞお楽しみに 。