村上地域では夏が旬の岩ガキ。ことしは身入りが良いと聞きます。今回は、岩ガキ漁をしている「明徳丸」渡辺裕太さんにお会いしてきました!
真ん中にいるのが渡辺さんです。新潟漁業協同組合岩船港支所 技術改良研究会青年部の会長です。渡辺さんは、普段は明徳丸で板びき網漁をしていますが、7・8月の禁漁期間は採貝藻漁(モズク・サザエ・岩ガキ等)を行っています。この日も、朝8時から11時まで漁を行ってきたそうです。
岩船支所の漁師さんの岩ガキ漁は三面川から荒川までが漁場。岩ガキは、水深3mくらいのところに生息しているそうです。1回の潜水で1~2個獲れるときもあれば、かたまりで6個(!)一緒に獲れるときもあるそうです。
獲ったばかりの岩ガキには写真のように海藻がたくさん付いています。
この黒っぽい海藻、実はテングサなんです。あの、ところてんの原料です。
海藻等の付着物をきれいに取り除いてから競りに出します。家族みんなで作業をされていました。
渡辺さんのところでは、この道具でカキをきれいにしたり、カキむきしたりします。
むき身を袋詰めしたものも取り扱いしています。カキの形は一つ一つ異なるため、きれいに開け、身を取り出すには熟練した技術が必要です。岩ガキは、お盆を過ぎると身入りが落ちるそうで、その頃になると漁を終了するそうです。
さて、来る8/3(土) には岩船港直売所にて毎年恒例の「貝フェスティバル」が開催されます。天然岩ガキファンの皆さん、ぜひお出掛けください!
山と海が育んだ、ミネラル豊富な天然岩ガキ! 岩ガキは、山から注がれるミネラル豊富な場所に生息しています。岩船では、三面川や荒川から山の豊かな栄養分が運ばれるため、大ぶりで良質な岩ガキが育ちます。
【開催日時】
2019年8月3日(土) 9:00~14:00 (なくなり次第終了)
※外でお待ちいただく場合があります。暑さ対策をお願いいたします。
※水揚げ状況に応じて、内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
【内容】
漁師市場にて ●天然岩ガキ販売(カキはその場で割って召し上がれます)
●つぶ貝煮付け、つぶ貝炊き込みご飯の販売
市場内にて ●浜焼き(カキ・サザエ・ホタテ・イカ)
●魚のフライ各種
●かき氷
●ツブ貝入りタコ焼き
●生ビール 他
※割った岩ガキのお持ち帰りはできません。
※お買い上げいただいた岩ガキ等の商品は食堂内にて食べられます。※食堂の全メニューは販売いたしませんのでご了承ください。
【お問い合わせ】TEL 0254-56-7107(新潟漁業協同組合岩船港直売所)
現在も、岩船港直売所には大ぶりの岩ガキがありました。岩ガキは店頭に置いてないので、店の方に声を掛けください。
ゆでガキも販売されていましたよ。こちらもおいしそうです。今の時期は、岩ガキ1個600円、ゆでガキ1個500円で販売されています。
※時期によって価格が変わる場合もあります。ご了承ください。
この旬の季節、岩船港の天然岩ガキをぜひ味わってください。
岩船港直売所
所在地 村上市岩船港町3144-21
電話番号 0254-56-7107
営業時間 8:30~17:00(冬期間 9:00~16:00)
定休日 水曜日
公式サイト http://www.iwafunegyokou.com