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越後むらかみ 食の聞き書 越後むらかみ 食の聞き書

日ごと移ろう四季がある日本では、季節ごとの行事とそれに伴う食(行事食)が大切にされてきました。ここ新潟県村上市でも、四季折々の行事に加え、地域の祭りや神事等で供される当地ならではの食があり、それは「節がない」といわれる現代において、大切に受け継いでいきたい文化の一つでもあります。

 

当コンテンツは、村上商工会議所と食の街・むらかみブランド化事業委員会が手掛けた『越後むらかみ 食の聞き書』(2015年発行)の中から、ひと月に1~2編ずつ、行事と食に関するエッセイを掲載します。イラストは石田光和さん(エムプリント)です。
※地域や風習によって掲載されている内容とは違っている場合があります

2026/09/01

9月 瀬波大祭 / 秋の彼岸 / 十五夜

せなみたいさい
瀬波大祭【9月3日・4日】

 

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毎年9月3日から4日にかけて行われる、西奈彌神社[せなみ-じんじゃ]の例大祭。

西奈彌羽黒神社[せなみ-はぐろじんじゃ]の例大祭である村上大祭(毎年7月6日・7日)、石船神社の例大祭である岩船大祭(毎年10月18日・19日)と並ぶ、村上市の三大まつりの一つとされている。

 

 

 


 

      ひがん
秋の彼岸【9月23日】

 

9-3%e3%81%8a%e3%81%af%e3%81%8e昼と夜の長さがほぼ同じになるこの日は、故人への思いが一番伝わるとされていた。秋の彼岸には、おはぎを作り、仏様に供えた。

 

 

 

 


 

じゅうごや
十五夜

※2026年は9月25日

 

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十五夜様には、月見団子・枝豆・果物・ススキ・鶏頭花*[けとぎ]・紫苑[しおん]などを供え、柏手を打って満月を拝んだ。
*ケイトウカ(ケイトウゲ)

 

 

 

2026/08/01

8月 七夕まつり

たなばた
七夕まつり
【8月16日・17日】

 

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三百年を超す歴史を持つ、七夕まつり(村上七夕まつり)。毎年8月16日・17日に開催されている。さまざまに飾り付けられた七夕屋台が村上市中心部を練り歩き、悪鬼を追いはらうという獅子舞を披露する。睡魔をはらう「ねぶり流し」、江戸時代に五節句の一つとして中国から伝来した「星祭り」、邪気を払い延命を祈願する「伊勢信仰」が結び付き、明治時代に現在のかたちになったといわれる。

祭りの中心は町内の子どもたちで、夏休みが始まると各町内の公民館やお宮などで、笛や太鼓、獅子舞の練習に励む。祭りの当日は、各町内の七夕屋台が市内中心部を回り、にぎやかな掛け声で「商売繁盛、家内安全、悪魔ばらい」と各家の前で威勢のいい獅子舞を披露する。

日が暮れると、七夕屋台に明かりがともされ、昼とはまた異なった風情をみせてにぎわい、七夕まつりが終わるのを惜しむように夜遅くまで獅子舞が舞う。

 

2026/07/10

7月 村上大祭 / 天王様

むらかみたいさい
村上大祭
【7月7日】

 

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チャンチャンジキジン
チャンジキジン
ヤー

お祭りが近くなると、一人で口ずさむ口拍子。おしゃぎり(屋台)の欄干にしっかりつかまって、揺られていた幼い日のことが鮮やかによみがえってくる。

おしゃぎり。その一言で村上っ子はよその地にいても、心は祭りの真ん中に帰ることができる。

 


 

てんのうさま
天王様
【7月14日】

 

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羽黒様のお祭り(村上大祭)が終わると、14日は天王様*である。人々は天王様にお参りして、盛夏に向けて疫病にかからぬようにと祈った。天王様には初なりのキュウリを差し上げ、それまではキュウリは食べないものとしていた。
*牛頭天王[ごずてんのう](疫病から人々を守る神)のこと

 

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