かわびた ついたち
川浸りの朔日【12月1日】

川のほとりの集落では、餅をついて水の神に供える。この餅を「川浸りの餅」と呼び、川に流したり食べたりすると、水難を免れ、「カッパに引き込まれることがない」といわれていた。この日は、一年中の納めの朔日で、家内の息災を願うものだという。
だいこくさま
大黒様【12月9日】
大黒様は豆がお好きといわれ、人々も「まめ」で暮らせるよう、手まめ・足まめに働けるようにと、夕飯に豆ごはん・打ち豆汁・田楽豆腐・煮豆等を供えた。
豆を焙烙*[ホウロク]でいり、一升枡[いっしょうます]に入れて膳に供え、御神酒・灯明を上げ、柏手を打って拝んだ。
*物をいったり、蒸し焼きにしたりするのに使う素焼きの土鍋
