瀬波大祭の屋台の引き回しは夜まで続きます。全町内の屋台が瀬波浜町の坂の下に集まり、ここで木遣り唄が謡われます。木遣り唄が最高潮に達したところで、太鼓の乱打により、浜町の坂を一気に駆け上がるのです。瀬波大祭クライマックスの場面です。
木遣り唄(本木遣り)の一例を紹介します。
※( )内は囃子方
ホーランエー めでたいものは ヤァーエー
(やっと越せー ヨーイヤナー)
めでたいものは 瀬波祭りの宝の車だ ヨーイトナー
(ホーランリンヨイ アリャアリャドコイショ ヨーオイトーコ ヨーオイトーナー)
どんと、どんと、と鳴瀬はどこだ ヤァーエー 鳴るは瀬波のお多伎さまだ
ヨーオイーナー
めでたいものは ヤァーエー めでたいものは 里芋の種孫子栄えて末繁盛
ヨーオイトーナー
この坂上れば ヤァーエー この坂上ればお神酒があがる
ホラー 若い衆頼んだ ドトコードートコセー イャー