寛永10(1633)年に藩主・堀直竒(ほり なおより)が今の地に西奈彌(せなみ)羽黒神社社殿を造営し、臥牛山の元羽黒から御遷宮した時に遷宮祭を執行したのが起こりとされています。県下三大祭の一つにも数えられ、3基の神輿に御神霊を奉遷して、荒馬14騎と稚児行列を先導に町内を巡行する「お旅神事」ですが、その後に続く19台の屋台(通称:おしゃぎり)は圧巻です。
詳しくはこちら瀬波大祭は西奈彌(せなみ)神社の祭礼です。朝、御神霊が神輿に移されると、先太鼓を先達に渡御行列が始まります。これに5台の屋台が続きますが、先頭の浜町の屋台には、神社の祭神・気比大神が敦賀から海路で瀬波に上陸したことに由来して、気比丸(お船様)が載せられます。祭唄は勇壮でテンポが速く、漁師町の心意気が感じられます。
詳しくはこちら岩船大祭は、祭神が「石の舟」でこの地にお越しになったという伝説に由来する、石船(いわふね)神社の祭礼です。「舟囲い」ともいわれ、その年の海の恵み・山の恵み、あらゆるなりわいに感謝する、この地方の一年を締めくくる秋祭りでもあります。絢爛華麗な9台の屋台を中心としており、昭和63(1988)年には新潟県無形民俗文化財に指定されました。
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