瀬波温泉 福めぐり第2弾！ 今回もチビせなみんと瀬波温泉街のパワースポットを紹介します。この優しいお顔をしたお地蔵様、どこにいらっしゃるかご存じですか？

瀬波温泉 福めぐり【1】は下記をご覧ください。
>> http://www.sake3.com/senamin/147

今回おじゃましたのは、村上の地酒をはじめ、多彩なお酒とお土産がそろう地酒の店 たむら 　　　の店先に安置されているお地蔵様、その名も「お湯かけ地蔵」です。

平成元（1989）年、店舗改装の際にお地蔵様も安置したとのこと。店に引いていた瀬波温泉の源泉を使って、何か観光客に楽しんでもらえるものを……と考え、安置されたのだとか。当時は東林寺のご住職を招いて開眼法要も執り行われたそうです。

由来書（文字は大洋酒造元社長で関川村村長も務めた平田大六さんによるもの）には　　　地蔵菩薩のお体に、お湯をかけてあげてください。お湯のかかったその個所に、あなたの体へお恵みが授かります。このお湯は、源泉からひいてきたきれいなお湯です。お湯のかかったお体から湯気が立ちのぼるのを拝むことができます。　　　と書かれています。

瀬波温泉の源泉（お地蔵様に向かって右側から出ています）を、お湯かけ地蔵にかけるということのようです。この源泉、いくらか冷めているとはいえ約80℃もあるそう。かなり熱いので気を付けてください。

それでは、お湯をかけさせていただきます！

まずは…… 最近肩こりが酷いから、お地蔵様のお肩に。

近くのモノが見えにくいので、お目々にも失礼します。

Stay home期間中に始めたスクワットで脚が痛いので、おみ足に。

朝起きたときにいつも腰が痛いので、お腰にも……。

気が付くと、お湯かけ地蔵は全身ずぶ濡れ　　　。欲張ってかけすぎてしまったかしら……。でも、この優しい表情。きっとお許しくださっているはず。そして、ご利益をお与えくださるはず。

地酒の店 たむらの店長・二ノ瀬さんに話しを聞いたところ、瀬波温泉の宿泊客はもちろんのこと、地元の方や瀬波温泉街にお勤めの方も日々お参りされていくとか。ご利益に関しては「以前お参りにいらっしゃった方が、馬券が当たったとお礼参りに来てくださいました」とおっしゃっていました。おや？ 賭けごとにもご利益があるのかな？？

お湯かけ地蔵にお参りした後は、ぜひお店にもお立ち寄りください。豊富なアイテム数にきっと圧倒されるはず。村上土産も豊富にそろっていますよ。

今回のお出かけ場所 　　　　　

お湯かけ地蔵
お参りは店の営業時間外でもできます。

地酒の店 たむら
所在地　村上市瀬波温泉2-8-4
電話番号　0254-52-2492
営業時間　8：00～20：00
定休日　無休
公式サイト>>http://e-saketen.jp

今回の「チビせなみんとおでかけ♪」では、瀬波温泉街に点在するご利益スポットを紹介します。初回は、瀬波温泉 噴湯公園の一角にある伊夜日子（いやひこ）神社の奥の院にある、鳴らすと幸せになれるといわれている「龍神の鐘」を訪ねました。もちろん、チビせなみんも一緒です。暗い話題が多い中、村上・瀬波温泉から少しでも明るい・楽しい話題を発信したい。そんな想いでお参りしてきました。

以前、ぶらぶら瀬波【1】でも訪れた瀬波温泉 噴湯公園。高台にあるこの公園からは温泉街が一望でき、温泉櫓の下、源泉が流れる木箱では温泉卵（瀬波温泉の場合は「温泉ゆで卵」）が作れます。伊夜日子神社はこの公園の奥にあります。

明治37（1904）年の温泉湧出時から、この地の守護神として崇敬してきた弥彦神社（いやひこ神社）のご神霊を昭和2（1927）年に分神いただき、瀬波温泉で一番高い峰に建てたのが始まりです。現在の社は、平成8（1996）年に峰より少し下がった温泉噴湯櫓脇に改築したもので、それまでの峰には奥の院を建ててあります。
『瀬波っていいね』（編集・発行：活気ある街瀬波まちづくり推進協議会 ふるさと歴史部会）より

瀬波の龍神を祭っているという伊夜日子神社、奥の院参拝前にお参りしましょう。

それでは、満を持して奥の院を目指します。伊夜日子神社 奥の院は、この鳥居の先に見える石段約180段（！）を上った先にあります。

180段と聞いて「あら、楽勝でしょ？」とお思いの方もいらっしゃることでしょう。「日本一の石段」といわれる釈迦院御坂遊歩道（熊本県）の石段は3,333段。「山寺」こと立石寺（山形県）の石段は1,050段。それに比べればお茶の子さいさい、赤子の手をひねるがごとし（？）……

……のはずなんですがねぇ。

なんの準備も心構えもなく「ちょっとそこまで♪」みたいなノリで行くと結構辛いです。その理由を考えてみると、石段の一段の奥行きが狭い＝上りにくい・休めない。傾斜が急＝つらい・怖い。踊り場（？）も2カ所ほどあるのですが、こちらも狭くて休憩するにはちょっと不向き。一気にのぼってしまったほうがいいでしょう。

踊り場から振り返ってみるとこんな感じです。やっぱり怖い！

一気呵成にのぼること約5分、奥の院へ無事到着。日頃の運動不足がたたり、息があがり、太ももから膝にかけてがプルプルします。しかし、伊夜日子神社に祭られている龍神様、無事にのぼれましたよ。ありがとうございます！

振り返ればこの眺め。眼下には瀬波の温泉街が広がり、その先には春の穏やかな日本海と青空が広がっています。周囲の木々にまだ葉が付いていないため、視界が遮られることもなく爽快な眺望です！

奥の院へのお参り・素晴らしい眺めを堪能したのち、今回の目的である「龍神の鐘」へ。鐘は、奥の院に向かって右手側にあります。大小3つの鐘が並んでおり、それを太鼓のばちのような棒で叩いて鳴らすようです。

それでは…… えいやッ！

澄んだ鐘の音が、森閑とした奥の院境内に鳴り響きます。日本全国・世界各地にお住いの皆様が幸せになりますように　　　。壮大すぎるお願いですね。瀬波の龍神様、お願いします！

さて、「龍神の鐘」も鳴らしたし、そろそろ帰ろうかな……。

……
………帰りの石段、かなり怖い。

伊夜日子神社 奥の院参拝後は（も？）、十分気を付けてお帰りください。

今回のお出かけ場所 　　　　　

伊夜日子神社（いやひこじんじゃ）
所在地　村上市瀬波温泉2-5-1

伊夜日子神社 奥の院

龍神の鐘