長い歴史と伝統を誇る村上大祭(国指定重要無形民俗文化財・毎年7月7日 本祭り)。かつては祭りの室礼(しつらい)として屏風を立てたため、「屏風まつり」とも呼ばれていました。
しかし、時代は移り変わり、今では村上大祭に屏風を立てる家も大変少なくなっています。
平成13(2001)年にスタートした「城下町村上 町屋の屏風まつり」は、今ではあまり立てられなくなった、各家に伝わる貴重な屏風の数々を披露する催しです。
会場となるのは、旧町人町と呼ばれる一帯の町屋や商店など。普段なかなか入ることができない、村上の町屋内部に入ることができ、各家が大切にしてきた屏風をはじめ、貴重な品々を見学することができます。
益甚の村上木彫堆朱
割烹 善蔵の郷土料理「大海」を入れる器や絵皿
村上が誇る伝統的工芸品・村上木彫堆朱をはじめ、民具や玩具など、その家が代々収集してきた品々もご覧いただけます。村上のまちが、さながら美術館や博物館のようになる一カ月。まち歩きや住人との触れ合いも楽しみながら、豊かな初秋のひとときをお過ごしください。
城下町村上 町屋の屏風まつり
開催期間 例年9月15日~10月15日
時 間 9:00~17:00
※時間・休日等は各店によって異なります
会 場 新潟県村上市・旧町人町一帯
料 金 見学無料
主 催 村上町屋商人(あきんど)会