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村上大祭 村上大祭

 

寛永10(1633)年から続く村上大祭の伝統・文化。
そして、大祭当日の情報をお伝えします。

 

 

開催日

 

●宵祭り●
7月6日
※午後 町内巡行

 

●本祭り●
7月7日

 

●露店開設●
例年7月6日~8日

 

2017/03/30

村上大祭の屋台 11~15番(鍛冶町・肴町・長井町・羽黒町・庄内町)

11番 鍛冶町 かじまち

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鍛冶町の屋台は、寛政4(1792)年に造られたもので、お囃子屋台の中では塗りの施されたものとなっています。乗せ物は「二見浦の景」で、三重県伊勢海岸の景勝地・二見浦の夫婦岩を配し、見送りと高欄には立浪の彫刻が施されています。お囃子は、行きの曲は早朝に漁のため港を出る船の情景を表し、帰りの曲は豊漁の喜びに沸き、港に帰る船の情景を表しています。鍛冶町のお囃子は、市の無形文化財に指定されています。

 

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12番 肴町 さかなまち

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肴町の屋台は、宝暦10(1760)年に造られたもので、現存する村上屋台の中では最も古いものです。乗せ物は、鯛に乗った恵比寿様。殿様から肴商いを許された町にふさわしいもので、屋台と同じ年に京都で造られました。屋台後方の見送りをはじめ、彫刻は「宝尽くし」で彩られたもので、祭りに懸けた町衆の心意気を感じさせる屋台の一つでもあります。屋台一階の天井の絵は、桐に鳳凰が彩色されたもので年代を感じさせます。

 

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13番 長井町 ながいまち

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長井町の屋台は、古い屋台の部材を利用して、明治初年に再建されたものです。乗せ物は、前の屋台から引き継いだ布袋様で、京都で造られました。布袋様は、中国の禅僧「布袋和尚」を起源として、江戸時代には七福神の一つに数えられるようになりました。長井町の乗せ物「布袋様」は、村上の屋台の乗せ物の中では唯一のカラクリ人形で、顔を左右に振ったり、舌を出す様子などに愛嬌があります。

 

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14番 羽黒町 はぐろまち

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羽黒町の屋台は、村上では64年振りに新造された屋台で、それまでの仁輪加屋台から姿を一新しました。この屋台の製作には地元の職人が当たり、伝統技術と現代感覚とが調和した屋台となっています。乗せ物は、羽黒神社に奉納されている「大天狗の面」をモデルとして、羽黒神社の巌上から市民の平安息災を見守っている姿です。見送りも同神社に奉納されている烏天狗面をモデルとしたものです。

 

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15番 庄内町 しょうないまち

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庄内町はしゃぎり屋台。乗せ物は、「瓢鮎図(ひょうねんず)」です。平成14(2002)年に新調されたもので、一般的には瓢箪鯰(ひょうたんなまず)として地震の鎮圧で広く知られる題材ですが、「不可能に可能を探る」という意味があり、人生の困難を切り開こうとする姿が表現されています。見送りは波うさぎ。うさぎの背景は日中は太陽ですが、夜になると三日月に変わる仕掛けになっています。平成7(1995)年に仁輪加屋台を再建。平成11(1999)年にはしゃぎり屋台に改装されました。

 

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