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村上大祭 村上大祭

 

寛永10(1633)年から続く村上大祭の伝統・文化。
そして、大祭当日の情報をお伝えします。

 

 

開催日

 

●宵祭り●
7月6日
※午後 町内巡行

 

●本祭り●
7月7日

 

●露店開設●
例年7月6日~8日

 

2017/03/30

村上甚句

おしゃぎりを引き回す時に謡われるのが「村上甚句」です。

謡い方は、歌詞の前節を独唱し、後節を全員で斉唱します。
歌詞は五七七五調が多くなっています。

ここで、歌詞のいくつかをご紹介します。※あいうえお順

 

 

踊ろうば 今夜だに踊れ

     明日の晩から 踊られぬ


面白うて 足が地につかぬ

     イヤおきつねコンコンでもついたか見てくれとのさ


鍛冶町から 鐘馗様出ても

     イヤ肴町通いは やめられぬ
     

河内様 よく聞きわけて

     二度と頼まぬ 今一度


下渡山に お振袖着せて

     奈良の大仏様 婿にとる


ごんないおんさ 曲金(まがりがね)飲んだ

     喉にはばけないで よく飲んだ


こぼれ松 手でかきよせて

     お前来るかと 焚いて待つ


山辺里(さべり)の橋 真中から折れる

     今にどの橋 渡るやら


三度豆に 筍(たけのこ)入れて

     落とし玉子は なおよかろ


せけども 今この身では

     時節待つより ほかはない


出た出た 今朝出た舟は

     波に押されて 磯廻る


どんぶり鉢 落とせば割れる

     娘島田は 寝て割れる


長い町(ちょう)だ 足駄でかよた

     鉄(かね)の足駄も たまりゃせぬ


ねむられないと 夜中に起きて

     人目忍んで 神頼み


瓢箪(ひょうたん)下げ あいの風吹けば

     とんで行たや お滝様


○○衆に 限るではないが

     イヤお酒の飲む人 どなたでも


三面川(みおもてがわ) 宝の蔵よ

     あれを見やんせ 鮭の群れ


三日月様 やけに細々と

     細いはずだよ 病み上がり


村上は 良い茶のでどこ

     ならび鮭川 山辺里織(さべりおり)


酔(ゆ)うたが酔(ゆ)うた 五勺の酒に

     一合飲んだら なおよかろ


良いとこだよ 北西(きたにし)晴れて

     東山風(ひがしやまかぜ) そよそよと


参考文献:越後村上羽黒神社 村上大祭

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