村上大祭は勇壮にして華麗な祭りです。江戸時代初期の寛永10(1633)年、藩主・堀直竒[ほり-なおより]が今の地に西奈彌羽黒神社[せなみ-はぐろじんじゃ]社殿を造営し、臥牛山の元羽黒から御遷宮した時に遷宮祭を執行したのが、そもそもの起こりとされています。
西奈彌羽黒神社[せなみ-はぐろじんじゃ]
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3基の神輿に御神霊を奉遷して、荒馬14騎、稚児行列を先導に町内を巡行する「お旅神事」ですが、19台のおしゃぎり(屋台山車)運行は圧巻です。彫刻を施し、村上伝統の漆塗りの粋をこらしたおしゃぎりの中には、二百年以上前のものもあり、まさに絢爛たる美しさです。
荒馬
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2018年には「村上祭の屋台行事」として、国の重要無形民俗文化財に指定されました。
新潟三大高市(たかまち=縁日)の一つにも数えられる、歴史と伝統ある祭りです。