堆朱のふじい
村上に古くから伝わる漆工芸です。
村上木彫堆朱の工程など、村上木彫堆朱についてご説明させていただきます。
箸やアクセサリーの小物から家具類まで、さまざま品ぞろえしております。
伝統の技をぜひご覧ください。
堆朱の歴史は大変古く、中国・唐代に始まり、平安末期~鎌倉初期に日本に伝来したといわれています。村上における堆朱の歴史は、江戸時代中期に武家のたしなみとして武士の間で始められ、以降は藩主の奨励もあり、町民にまで広く伝わって盛んになりました。
長きにわたり、伝統と技法を守り続けてきた村上木彫堆朱。昭和30(1955)年に「新潟県文化財」に指定され、昭和51(1976)年には「国の伝統的工芸品」にも指定されました。近年になり、新たな技法も生み出され、現在では堆朱・堆黒(ついこく)・朱溜塗(しゅだめぬり)・色漆塗(いろうるしぬり)・金磨塗(きんまぬり)・三彩彫(さんさいぼり)の6種類の技法をひとまとめにし、村上木彫堆朱と呼んでいます。