1月8日(月・祝)、村上市ぶどうスキー場で行われた「スキー場でどんど焼き」に行ってきました。
さて、まずはどんど焼きについてちょっと解説を 。
どんど焼きは小正月行事の一つで、全国各地で行われており、その土地々々で「左義長(さぎちょう)」や「さいのかみ」、「どんどん焼き」等々、さまざまな名称で呼ばれています。竹を組んで芯を作り、その周りに門松やしめ縄といった正月飾り、書き初め等を入れ、稲わらを巻き付けたものを作ります。これに火をつけて燃やし、正月に迎え入れた年神様を煙とともにお見送りするというものです。※諸説あります
また、この時に書き初めを焼くと字がうまくなる、この火で焼いたスルメや餅を食べると健康に過ごせる等、さまざまな言い伝えがあります。
私(すがいなお)の集落では「さいのかみ」と呼び、火をつける前には子どもたちが「さーいのかーみ、ホーイホイ」と言いながら集落内に触れ回ったものです。現在は少子高齢化等により行われておりません。懐かしいなぁ。
ぶどうスキー場で行われるどんど焼きは、蒲萄(ぶどう)集落のもの。
以前は別会場で行われていましたが、3年前からスキー場で行うようになったそうです。
どんど焼き開始前、スキーセンターラビット前では甘酒の振る舞いや餅まきも行われました。
温かい甘酒に、スキーやスノーボードで体の冷えた人たちは大喜び。
老若男女問わず、誰もがエキサイトする餅まき。
午後3時になり、いよいよどんど焼きが始まります。
日本酒をかけてお清めし
周囲の稲わらに火をつけます。
稲わらは激しく燃え、煙がもうもうと上がります。
火が落ち着いてきたら、長い棒の先にスルメや餅を取り付けて焼きます。
これを食べると、無病息災で過ごせるといわれています。
スキーをしにきたという女の子たち。
おばさま方もスルメを食べ、一年の健康を祈ります。
また、炭になった松の枝を玄関の両脇に飾ると魔除けになるとか
先端の飾りが倒れる向きで、その年の作柄を占うなど、いろいろな意味があるようです。
蒲萄集落の皆さんは、飾りがどの方向に倒れるか、最後まで見守っていました 。
さて現在、絶賛営業中の村上市ぶどうスキー場。
営業期間中には、さまざまなイベントが行われる予定です。
2/4(日)…スノーフェスティバル
2/25(日)…ゆるキャラまつり
3/11(日)…感謝大抽選会 ※営業最終日(予定)
スキー&スノーボードと合わせて、ぜひお楽しみください。
※詳しくは公式サイトやfacebookをご覧ください
村上市ぶどうスキー場
所在地 村上市蒲萄338-1
電話番号 0254-53-2111(内線355・村上市役所商工観光課)
営業期間 2017年12月23日(土・祝)~2018年3月11日(日)
リフト運転時間 8:30~16:00