イヨボヤ小ネタ帳 イヨボヤ小ネタ帳

 

鮭のまち・村上の鮭に関する話題を
こつこつ紹介しています。

 

あなたが知らなかった
鮭トリビアにも出合える!?
……かもしれませんよ。

 

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こちらもご覧ください!
鮭 ― いよぼや ―

 

2019/03/20

鮭の一生【6】 生まれた川に戻れる理由

これまでの鮭の一生シリーズはこちらをご覧ください。

鮭の一生【1】 卵~稚魚に育つまで
鮭の一生【2】 川から海へ……
鮭の一生【3】 鮭の回遊ルート
鮭の一生【4】 鮭が海で食べているもの
鮭の一生【5】 産卵のため、母なる川へ

 

 

 

産卵のため、ベーリング海から日本の生まれた川へと戻ってくる鮭。鮭が日本まで戻ってこられる理由は、地形を記憶しているとか太陽コンパス等いわれていますが、まだ解明には至っていません。ただ、泳ぐ速さが満月の夜は速く、月が欠けると遅くなることから、鮭は視覚に頼って回帰しているのでは?と考えられています。

 

さて、ようやく日本まで戻ってきた鮭。この鮭は、どうやって自分の生まれた川を判別するのでしょうか?

 

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鮭は、生まれた川を匂い(アミノ酸)で識別するといわれています。鮭の鼻の穴は2つあり、水が鼻孔内を通過することで水中の匂いがよく嗅げるのです。

 

また、鮭の嗅細胞*(きゅうさいぼう)は約1,420万個あるといわれています。人間の嗅細胞は約300万個といわれているので、鮭の嗅覚はかなり優れているといえます。
*匂いを感じる細胞。ちなみに犬の嗅細胞は約2億個

 

2019/02/06

鮭の一生【5】 産卵のため、母なる川へ

これまでの鮭の一生シリーズはこちらをご覧ください。

鮭の一生【1】 卵~稚魚に育つまで
鮭の一生【2】 川から海へ……
鮭の一生【3】 鮭の回遊ルート
鮭の一生【4】 鮭が海で食べているもの

 

 

生まれた川を旅立ち、オホーツク海~北太平洋~ベーリング海と移動する鮭。その後は、夏はベーリング海・冬はアラスカ湾を行き来し、3~5年の海洋生活を送ります。

 

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産卵を控えた鮭は、その年の夏にベーリング海を発ち、自分が生まれた川を目指します(母川回帰)。その移動距離は約3,000キロといわれ、最短距離で戻ってくるといわれています。

 

鮭はなぜ、自分の生まれた川に戻ってこられるのか? 地形を記憶している、太陽コンパス*等がいわれていますが、その謎はまだ解明されていません。
※太陽コンパス …動物が体内時計に基づいた時刻の感覚と太陽の位置から一定の方位を知り、定位する場合、太陽をコンパスに見立てていう

 

2019/01/09

鮭の一生【4】 鮭が海で食べているもの

これまでの鮭の一生シリーズはこちらをご覧ください。

鮭の一生【1】 卵~稚魚に育つまで
鮭の一生【2】 川から海へ……
鮭の一生【3】 鮭の回遊ルート

 

 

外洋へ泳ぎ出た鮭ですが、海ではどんなものを食べているのでしょう。

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鮭が海で食べているのは、主にオキアミやイカ、イワシ、クラゲなどです。本来、白身の魚である鮭(シロザケ)の身が赤くなるのは、カロチノイド系アスタキサンチンという色素を多く含むオキアミを摂餌するためです。
詳しくは 鮭は白身? それとも赤身? をご覧ください。

 

外洋へと泳ぎ出した鮭は、夏はベーリング海、冬はアラスカ湾とを行き来し、これらを摂取しながら成長します。そして3~5年の海洋生活を送ったのち、産卵のために生まれた川へと戻ってくるのです。

 

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