HOME見る・楽しむ > 自然・景観

自然・景観

日本の原風景 自然景観

新潟県の最北に位置し海や山、川、里にと、豊かな自然に囲まれた村上市。約五〇キロメートルの海岸線には四季折々の表情があり緩やかに連なる山々は登山者たちを喜ばせ、荒川や三面川など清らかな流れも見る人の心を穏やかにします。日本の原風景ともいえる自然・景観が村上にはたくさん残されています。あなたの心に残る景色に出会えるかもしれません。

国指定名勝天然記念物・新潟県立自然公園 笹川流れ

国指定名勝天然記念物・新潟県立自然公園 笹川流れ

村上市浜新保(鳥越山)~寒川(狐崎)に至る約11キロメートル区間の海岸線を「笹川流れ」と呼びます。優れた変化に富む海岸美は、海浪による激しい浸蝕作用によるもので、奇岩・怪岩・孤島・洞窟・開門等の奇観が織り成され、特有の風致を見せます。

日本の滝百選の一つ 鈴ヶ滝

日本の滝百選の一つ 鈴ヶ滝

ブナ林の中を通る約450メートルの歩道、落差55メートル・幅10メートルの滝がつくり出すごう音の爆風は爽快! また、歩道の途中にある落差38メートル・幅5メートルの「小滝」は、その優雅さから滝の貴婦人ともいえる存在です。二つの滝を中心に形成される鈴谷渓谷は、岩肌をむき出しにし、荒々しく変化に富んでいます。

日本海に沈む 美しい夕日

日本海に沈む 美しい夕日

長い海岸線を有する村上市では、日本海に沈みゆく夕日を眺めるのに絶好のスポットがいっぱい。佐渡や粟島の島影、春夏秋冬それぞれの美しさをお楽しみください。

村上で発見! 心の原風景

自然・景観情報

こだわり検索をする

日本国

◇標高555m
◇所要時間1時間30分
「日本国」は、新潟県の県北に位置する村上市伊呉野(いぐれの)と山形県鶴岡市温海大字鼠ヶ関字原海を起点とし、朝日連峰に連なる県境の稜線上約6.4kmの地点に位置し、すり鉢を伏せたような山容から別名・石鉢山とも呼ばれています。毎年5月5日に山開きおよび日本国イベントが開催されます。 ※水場あり

ポーラースター神林

1994年に完成したツインドームの天体観測施設です。口径35センチメートルと40センチメートルの望遠鏡が2台配置されており、素晴らしい星空の眺めと神秘的な宇宙観察をすることができます。

大川のコド漁

山北地区の勝木川や大川にも晩秋~初冬にかけ、たくさんの鮭が群れをなして帰ってきます。
なかでも、大川は昔から鮭漁が盛んに行われ、毎年鮭漁の時期を迎えると、鮭が帰ってくるのを心待ちにしていた漁師たちで川原もにぎわい、活気づきます。大川の鮭漁は、古くから伝えられている「コド漁」という漁法で行われており、この漁法は、全国的にも他に類を見ない大川独特のものです。
漁の最盛期は9~12月中旬で、時期になると大川の河口付近はコドで埋め尽くされます。

イヨボヤ会館

「イヨボヤ」とは、村上地方の方言でサケ(鮭)のこと。館内では、サケをはじめ、様々な淡水魚等を観察できます。サケ漁法に使われる漁具の展示、コンピューターゲームで楽しくサケのことが学べる「こどもサケ科学館」等、サケの生態や村上の鮭文化を知ることができます。また、三面川の分流・種川の中をガラス越しに観察でき、自然の川の様子や秋には遡上するサケをご覧になれます。タイミングが合えば、産卵の瞬間に出合えることも!

神林 水辺の楽校

【施設利用中止のお知らせ】
2022(令和4)年8月に発生した大雨により、施設復旧に時間を要するため、当分の間、閉鎖します。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

荒川の北岸に国土交通省の河川環境基本計画に基づいて完成した「水辺の楽校(がっこう)」。自然との触れ合いや水遊び、生き物たちの観察などさまざまな体験や学習ができる場です。植物浄化池では、カエルの卵が浮き、メダカやウグイの泳ぐ姿が間近で見られ、キャンプサイトではキャンプやバーベキューなどの遊びもできます。また、春には水辺の楽校内の桜並木が満開となり、桜の名所としても親しまれています。

【施設内容】
キャンプサイト、炊事場、トイレ・水飲み場(使用可能期間4/1~10/31)、東屋、芝生広場、水遊び広場、川の石教室、ホタル観察道、植物浄化池、レキ間浄化池

【桜の見頃】
例年4月中旬~下旬

桃川のおたきさま

根古屋沢に形成された落差5mほどの滝で、国道290号脇の駐車場からも望むことができます。2018年に新潟県県民生活・環境部 環境対策課が新たに選定した「新潟県の名水」の一つでもあります。

【おたき さま】※駐車場に設置されている案内板より
関川村と境を接する広大な山塊の幾筋もの沢の水を集め、根小屋沢(ねごやざわ)を流れ下った川が、ここで男滝と女滝の2段の大きな滝となって流れ落ちています。見えている滝は2段目の滝で、1段目の滝はこの少し上流にあります。

滝の左手前に見える小さなコンクリート製の祠が現在の多伎(たき)神社です。ご祭神は「阿多加夜努志多伎吉比売命(あたかぐぬしたぎひめのみこと)」と伝わっています。古代の人たちは、稲作の命である水が囂々と流れ落ちるこの2段の滝に神の存在を感じてお祀りし、それがやがて多伎神社というかたちに整えられたと考えられます。

桃川の人たちは、この滝と多伎神社に畏敬と親しみをこめて、この場所をいつからか「おたきさま」と呼び慣わしてきました。右側の崖には、横が約2.5m、縦と奥行が共に約2mもある大きな岩屋が穿たれています。この岩屋の中に多伎神社の祠があったという言い伝えもありますが、中世の時代に流行した山岳修験道に関係した遺跡である可能性もあります。

今の小さな祠がある場所に、明治時代まで二間四方の社殿が建っていたという言い伝えがあります。この言い伝えを裏付けるように、その社殿が鳥居に掲げられていたと考えられる明治2(1869)年作の立派な多伎神社額が現存しています。

江戸時代に、延喜式内社桃川神社に神主として代々奉仕した佐藤辰左衛門(たつざえもん)家に伝わった文書には、「(桃川神社と多伎神社は)二神共ニ延喜式之霊跡(えんぎしきのれいあと)也」、「桃川神社 多伎神社、延喜式内旧社(えんぎしきないきゅうしゃ)」などと記されています。このことは、平安時代の延長5(927)年に編纂された『延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)』に記載される「磐船郡八座(いわふねぐんはちざ)」の「多伎神社」は、この「おたきさま」の多伎神社であるという伝承や確信が、古くから桃川にあったことを物語っています。(平成28年8月 桃川区)

大平山

◇標高561m
◇所要時間登り1時間45分、下り1時間15分、周遊5時間
登山口は南大平ダム湖公園にあり、山頂付近にはブナの原生林が広がります。
新緑や紅葉の頃には素晴らしい景色が楽しめます。
※晴天で乾燥した日を除き、沢すじには降りないでください
※ヤマビル対策が必要です

下渡山

◇標高237.8m
◇所要時間30分
下渡山は、蒲萄山塊の最南端の三面川のほとりに、村上市街地に立つ臥牛山と向かい合う山です。1597年頃に作られた「越後国瀬波郡絵図」には、山頂に下渡ヶ嶋古城があったと記されています。下渡山は、登山道が整備され、山頂からはゆったり蛇行する三面川と対岸に城下町・村上のまち並み、村上市のシンボル・お城山もよく見えます。

出羽街道(小俣~大沢)

村上市山北地区の山間を18kmにわたり横断している、かつては松尾芭蕉が「奥の細道」の旅で越後入りした街道。芭蕉は元禄2(1689)年8月12日に中村(現:北中集落)に宿をとったといわれています。緑豊かな自然の中に、昔あった番所や宿場の集落が現在に息づいています。北中芭蕉公園、大沢峠の石畳、小俣集落のまち並みなどが見どころです。

諸上寺公園(しょじょうじこうえん)

瀬波温泉から岩船港に向かう途中、小高い山に向かう上り坂があり、その上に諸上寺公園があります。春になると、ソメイヨシノと八重桜の約500本の桜がゴールデンウイーク頃まで咲き誇り、花見に来た人たちの目を楽しませます。山の上の展望台からは、日本海や瀬波温泉、遠くは粟島や佐渡島を望むことができます。
※展望台に向かう坂道は道幅が狭いのでご注意ください
※桜(八重桜)の見頃は4月下旬~5月上旬です

先頭に戻る