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鮭のまち・村上の鮭に関する話題を
こつこつ紹介しています。

 

あなたが知らなかった
鮭トリビアにも出合える!?
……かもしれませんよ。

 

記事中で紹介している商品価格・店舗情報等は
取材当時のものです。あらかじめご了承ください。

 

 

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こちらもご覧ください!
鮭 ― いよぼや ―

 

2024/03/30

【2024】鮭の子 観察日記(3・終)

2024年3月6日(水)

村上駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」で鮭の飼育展示を始めて58日目、餌やりを始めてから9日が経ちました。

村上駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」
https://www.sake3.com/spot/1893

 

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体つきはさらにしっかりとし、泳ぎもずいぶん上手になりました。体側にパーマーク(parr mark)が出ている稚魚もいます。

 

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写真の矢印の先がパーマークです。parrとはサケ科の幼魚という意味で、マークの役割はまだ解明されていませんが、川底の砂利と同化して捕食者に見つかりにくくなるなどといわれています。

 


 

2024年3月13日(水)

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餌やりを始めて16日目、成長著しい鮭の稚魚です。餌を食べるのも上手になり、餌を投入すると、間を置かずに水面へ集まってくるようになりました。

 


 

2024年3月21日(木)

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飼育展示を始めて73日目、そろそろ三面川[みおもてがわ]への放流の時期も迫ってきました。例年に比べるとまだ体が小さい稚魚もいますが、放流する日までいっぱい餌を食べて、強い“鮭の子”に育ってほしいと願う、きょうこの頃です。

 


 

2024年3月27日(水)

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飼育展示79日目の鮭の稚魚です。

例年だと3月下旬にはお別れ(三面川に放流)していましたが、ことしは発眼卵配布が遅れたため、展示期間も長くなっています。

村上駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」での飼育展示は4月10日(水)までです。まちの中で“鮭の子”が見られるのは今だけ、案内所へお越しの際はぜひご覧ください!!

 

2024/02/28

【2024】鮭の子 観察日記(2)

2024年2月7日(水)

1月上旬から村上駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」で展示飼育中の鮭の発眼卵*ですが、1カ月が経過してそのほとんどがふ化し、水槽の中は大変にぎやかです。
*卵の膜の中に、鮭の目が見える卵のこと

村上駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」
https://www.sake3.com/spot/1893

 

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水槽に掛かっている暗幕をめくってのぞいて見ると、仔魚が塊になって泳いでいました。毎年観察していますが、初めて見る動きです! 急に明るくなって、危険を感じさせてしまったかしら? これも鮭の子に備わっている本能なんでしょうね。

 


 

2024年2月14日(水)

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この日はバレンタインデーでしたが、鮭の世界では全く関係ないわけで(なんならこれを書いている人[すがいなお]も関係ないのですが)。仔魚は日に日に成長し、おなかに付いているさいのう*もほとんど吸収して、体つきがスリムになってきました。
*栄養が詰まったオレンジ色の袋

さいのうの栄養を吸収し終えると、自ら餌を捕るため浮上し泳ぎ始めます。こういう状態まで育つと「稚魚」と呼ばれるようになります。

 


 

2024年2月21日(水)

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飼育展示をはじめて44日目、ほとんどの仔魚がスリム化(うらやましい)してきました。見た目は稚魚と呼ばれる状態に近いのですが、水槽の下層で泳ぎ回っており、まだ餌は与えられていません。

 


 

2024年2月28日(水)

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飼育展示51日目、前日(2/27)から水槽に掛けていた暗幕を外し、餌やりも始まりました。体はさらにスリムになり、しっかりと泳げるようになっています。鮭の子の成長は本当に早いです。

 

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稚魚に与えている餌は、アユ・マスなどの養殖に用いているものと同じで主原料はオキアミです。餌やりを始めたばかりの頃は、一つまみ分を細かくすりつぶし、一日に3~4回与えます。
※自然の川で育つ鮭の稚魚は、小さな動物性プランクトンを食べています

暗幕が外され、稚魚のかわいい姿をいつでもご覧いただけるようになりました。村上駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」へお越しの際は、ぜひ水槽の中ものぞいて見てください。

 

2024/01/25

【2024】鮭の子 観察日記(1)

2024年1月10日(水)

例年12月に市内観光施設にも配られていた鮭の発眼卵*ですが、三面川[みおもてがわ]の鮭不漁により配布の見通しが立たず、年が変わってようやく、三面川鮭産漁業協同組合・イヨボヤ会館などの尽力によって配布が決まりました。
*卵の膜の中に、魚の眼が見える卵のこと

村上駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」にも水槽が用意され、お迎え準備も万端!! 案内所スタッフが見守る中、飼育展示が始まりました。

村上駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」
https://www.sake3.com/spot/1893

 

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発眼卵への影響を考慮し、水槽には暗幕*が掛けられています。
*自然下の鮭の卵は暗く冷たい川底でふ化します。鮭が育つ環境に少しでも近付けるように、光の刺激や温度変化を減らすための工夫をしています(そのため、あまりにも水槽が目立たないので集中線を入れてみました)

 

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撮影のために暗幕を外す*と、水槽の底には小さなオレンジ色の粒々が。これが鮭の発眼卵、粒の中の黒い点(矢印の先)が鮭の目です。

前回は、展示を始めて10日ほどで1匹目がふ化したので、1月20日頃には生まれてくるかな??
*皆さんがご覧の際は、暗幕をちょっとだけめくって見てください

 


 

2024年1月19日(金)

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案内所スタッフから「1匹目がかえりましたよ!」と教えてもらい、カメラを持って水槽へ。発眼卵の間でチョロチョロッと動き回る仔魚[しぎょ]*を見つけ、毎年のことですが無事にふ化してよかったと思いました。
*卵から生まれたばかりの魚のこと

予想より1日早く生まれた仔魚ですが、鮭の場合、受精後から1日の平均水温を足していき、積算水温が480℃前後になるとふ化するといわれています。これから仔魚の誕生ラッシュが始まりますよ!!

補記:今回配られた発眼卵は昨年12月5日に採卵されたもので、配布されるまでの積算水温は373℃でした。

 


 

2024年1月24日(水)

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発眼卵のほとんどがふ化し、水槽の底の方では仔魚がにぎやかに動き回っています。

「動き回る」といっても常にではなく、時折チョロチョロッと動いては、パタッと横倒しになって休むといった感じです。

 

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横になっている仔魚は、弱っているわけではありません。自然下の仔魚は、川底の石と石の間に身を潜め、さいのう*の栄養を吸収しながら成長し、餌が捕れるようになると浮上してきます。水槽の底でじっとしているのが本来の姿なのです。
*おなかに付いているオレンジ色の袋

かわいらしい仔魚の様子が見られるは今だけです。案内所にお立ち寄りの際は、水槽の中ものぞいてみてください。

 

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