2023年4月14日(金)、三面川鮭産漁業協同組合 第3ふ化場前にて、4年ぶりとなる令和5年度の「三面川鮭稚魚放流式」が行われました。
放流に先立ち神事が執り行われ、花角英世新潟県知事をはじめ関係者ら約50名が参列しました。
三面川鮭産漁業協同組合 代表理事組合長の佐藤克雄さんは、式辞で「ことし放流する鮭の稚魚は、昨年8月の豪雨による施設損壊、12月の大雪での停電といった試練に耐え抜いて育ちました。これからアラスカ湾へと向かう鮭が、4年後に約2万キロにも及ぶ旅を終え、三面川へ再び戻ってきてくれることを願います」と話しました。
神事後には三面川右岸へ移動し、村上市内6小学校から参加した5年生205名が稚魚を放流しました。
この日、放流した稚魚は約5万尾。体長約6~7cm・重さ約0.9gにまで成長しました。
児童らは、大きな声で「行ってらっしゃい!!」「元気でね!!」などと声を掛けながら稚魚を放流していました。
今年度放流した稚魚は約680万尾。このうち3~5年後に帰ってくる鮭は0.3~0.5%程度といわれています。外洋での旅を終えた鮭が、再び母なる川・三面川に戻ってくる日を楽しみにしていましょう。