2025年10月16日(木)、三面川[みおもてがわ]へ帰ってくる鮭への感謝と、これから始まる鮭漁の安全と豊漁を願う神事、鮭魂祭[けいこんさい]が西奈彌羽黒神社[せなみ-はぐろじんじゃ]で執り行われ、主催の「せなみすみれの会」メンバーをはじめ、市内の関係者など15名が参列しました。
神前に供えられたオスの鮭は岩船沖で捕れたもの
西奈彌羽黒神社 江見宮司による神事
神事の後、せなみすみれの会顧問・山貝世津子[やまがい-せつこ]さんは、あいさつで「昨今は鮭が捕れず、寂しい思いをしている」と切り出し、神事を絶やさず祈り続け、次世代へ村上の鮭文化をつなげていくことが、会の大切な仕事であると締めくくりました。
その後、村上鮭加工業組合から三面川鮭産漁業協同組合へ寄付金が手渡されました。
最後に、三面川鮭産漁業協同組合 代表理事組合長・佐藤克雄さんが現在の状況を解説。今夏は高温が続いたため海水温が下がっておらず、また9月半ばに三面川上流の猿田川[さるたがわ]で出水し、いまだに川の水が濁っていることなどから、三面川ではまだ鮭が捕れていないと話し、10/21(火)から始まるウライ漁(一括採捕)等に期待を込めました。
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