
画像提供:モクズガニ専門店 貝沼
鮭の遡上で知られる三面川[みおもてがわ]。その源流は、朝日連峰の以東岳[いとうだけ]にあり、手つかずのままの自然が残る上流域では、さまざまな生物が暮らしています。この川で獲れるカニの一種、モクズガニもその一つ。三面川上流で獲れるモクズガニは、清流で育つため臭みがなく、全国・世界のホテルやレストランの料理人からも注目される食材です。
今回は、この希少な食材であるモクズガニの漁を取材してきました。
(取材日:2026年7月22日)

三面川でモクズガニ漁を行う貝沼清[かいぬま-きよし]さんは、このカニのおいしさを知ってもらいたいと、2014(平成26)年に「モクズガニ専門店 貝沼」を開業。三面川上流部で漁を行い、新鮮な活きモクズガニを全国へ届けるため、繁忙期には毎日カニ籠を仕掛けます。
越後村上物産会>モクズガニ専門店 貝沼
https://echigomurakami.com/kainuma/
※外部リンク

カニ籠に仕掛ける餌は、アジなどの魚類。モクズガニは夜行性のため、仕掛けた籠は翌日引き揚げます。

水量や流れの緩急、モクズガニの習性などを考え、籠を仕掛ける位置も変わります。重いカニ籠を狙った場所に投げ入れるのにも技術を要します。

獲ったモクズガニは100g以上・それ以下で分けていけすに放ち、求めに応じて生きたままのモクズガニを発送します。

この日は特別に、貝沼さんが塩ゆでのモクズガニを用意してくれました。モクズガニは、中国料理に用いられる高級食材「上海ガニ」の同属異種*であり、そのおいしさは本家にも引けを取らないと話します。
*ともにモクズガニ科モクズガニ属(上海ガニはチュウゴクモクズガニ)

甲羅を外すと、黄金色に輝くカニみそがたっぷりと入っていました。海で獲れるカニにはない、濃厚なうま味があり、身にもしっかりとした甘みがあります。


上記画像2点提供:モクズガニ専門店 貝沼
調理前の下処理(泥抜きやコケ取り)は不要。塩ゆで・蒸し焼きの他、ごはんと炊き込んだり、みそ汁にしても、そのおいしさを十全に味わうことができます。
モクズガニの旬は例年9~12月、寒さが増してくるとともに体に養分を蓄え、身やカニみそもさらに濃厚に、食べ応えも増してくるとのこと。試してみたい方は、ぜひ下記へお問い合わせください。
モクズガニ専門店 貝沼
所在地 村上市茎太533
電話番号 090-1048-0228
※応答時間は平日9:00~17:00です
メール mmhkg022@ybb.ne.jp