山の緑も日々濃くなっていき、もうすぐ5月。早春のフキノトウから始まり、タラの芽やコシアブラ、コゴミといった山菜が次々に芽を出して、爽やかでちょっとほろ苦い春の味がわれわれを楽しませてくれます。
さて、5月といえば新潟県村上市はワラビの季節。例年多くの方が訪れる荒島わらび園も5月1日(土)に開園し、同月末まで収穫が楽しめるとのこと。今回は、開園直前のわらび園へおじゃまして収穫体験をしてきました!
(取材日:2021年4月22日)
まずは、荒島わらび園への行き方を紹介します。国道7号と国道113号が交わる村上市坂町「十文字交差点」を関川村方面へ。約500m先に「グリーンパーク荒川総合運動公園」の看板が見えてくるので、そちらへ進入します。ここからは道なりに進み、途中の高坪山登山者用駐車場を過ぎてしばらく行くと到着です。
開園後は、道沿いにのぼり旗等が設置されるので、それをたどって行きましょう。
★十文字交差点から約4km(車で約10分)です
★運動公園を過ぎると道幅が狭くなるのでご注意ください
わらび園周辺にはレンギョウ(ことしはもう散ってしまいました。残念!)が連なって植えられています。取材当日はヤマザクラが見頃を迎えていてキレイでした。
こちらが荒島わらび園の入り口です。開園すれば受付所が設置され、入園料(大人1,500円・中学生500円)を払うと摘んだワラビを入れる指定の袋(3~4kg入ります)がもらえます。
収穫体験をする前に服装・持ち物をチェック!
ほ場は下草が刈られ整備されていますが、長袖・長ズボン着用、長靴と軍手は必須(枯れた草やトゲのある植物も生えています)です。日をさえぎるものがないので帽子も用意しましょう。かばんは両手が使えるようにリュックサックがオススメです。日焼け止めや虫よけ等もあるとさらに安心です。
こちらがワラビ採り初心者(すがいなお)です。
※手に持っているのはワラビを入れる指定の袋
ちなみに、ワラビ採りプロ(荒島わらび会の皆さん)はこのような出で立ち。
※撮影のためマスクを外しています
それでは、ワラビ採り体験スタート!
荒島わらび園は、かつて桑畑だった山の斜面を整備して2016年に開園しました。約20ha(東京ドーム約4個分!)の広大なほ場にワラビがニョッキ!ニョッキ!!と生えています。
ワラビを選ぶポイントは茎が太くてまっすぐ長いもの・先端が開いていないもの。
いいワラビを見つけたら、茎の根元をつかんでポキッと折ります。
躊躇なくグイッと傾けると気持ちよく折れます。
小一時間も採っていると指定の袋もいっぱいになりました。
最高12kgも採った人がいたそうです。
山の斜面を振り返ると、眼下には清流・荒川や日本海が見えます。
この日は見えませんでしたが、沖に浮かぶ粟島が見えることも。
園内には小川が流れ、野花が咲き乱れ、小鳥がさえずり……とまるで楽天地のよう。ワラビ採りの合間に周辺を散策し、のんびり過ごすのもいいですね。
春の山菜・ワラビの収穫が存分に楽しめる荒島わらび園、ぜひお出かけください!
荒島わらび園
所在地 村上市荒島
電話番号 090-3507-8502(小島)・090-3226-3301(斎藤)
駐車場 約30台分
<2021年の開園について>
開園期間 2021年5月1日(土)~5月末 ※予定
開園曜日 水・土曜日 ※週2回
開園時間 10:30~12:00
料金 大人1,500円・中学生500円 ※小学生以下無料
★雨天でも開園します。料金と引き換えにワラビを入れる指定の袋をお渡しします
★新型コロナウイルス感染症の流行状況や社会情勢等により中止・変更となる場合があります。あらかじめご了承ください