旬、とれたて! 旬、とれたて!

 

食材の宝庫である新潟県村上市。
その魅力たっぷりの海の幸・山の幸・里の幸の
情報をいち早く皆さまにお届けします!

 

●記事中で紹介している商品価格・店舗情報等は
取材当時のものです。あらかじめご了承ください。

●品ぞろえは天候や収穫・漁の状況等により変わります。

  

2025/08/01

六斎市 ―大暑の頃―

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(取材日:2025年7月22日)

きょうから8月がスタート。記録的な暑さが続いた2025年7月でしたが、今月はどうなることでしょう。

先月22日は、二十四節気[にじゅうしせっき]*の大暑[たいしょ]でした。一年で最も暑いとされる頃ですが、引き続きしっかりと熱中症対策をして、旬の食材をいただき、無理せず乗り切りたいものです。
*一年を24に区分した、中国伝来の陰暦の季節区分

 


 

この時期、六斎市でよく見かけるのが枝豆です。

新潟県は、枝豆の作付面積・消費量がともに全国1位ということで、「えだまめ県、新潟。」のキャッチコピーのもと、全国にその魅力を発信しています。極早生~晩生まで、さまざまな品種の枝豆が作られていて、長期にわたりおいしい枝豆が食べられるのはうれしいですね。

 

新潟県ホームページ > 8月の旬 えだまめ(茶豆)
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/syokuhin/shun08-edamame.html
※外部リンク

 

この日、見かけた枝豆は次の5品種。

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天ヶ峰(極早生)

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いきなまる(早生)

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おつな姫Ⓡ(早生)

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湯あがり娘(中早生)

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茶豆

いろいろな枝豆を食べ比べして、自分の好みを探すのもいいですね。

 

「いきなまる」と「湯あがり娘」を食べ比べしています
旬、とれたて! > 器いっぱいの幸せ、枝豆の食べ比べ!
※2022年8月10日公開

 

その他の夏野菜。

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トマト

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キュウリ

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オクラ

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ゴーヤ

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ツルムラサキ(独特のぬめりがあり、おひたしやみそ汁でいただきます)

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モロヘイヤ(ぬめりがあり、栄養価も抜群)

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空心菜(シャキシャキ食感を活かして炒め物やおひたしに)

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赤シソ

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ユウガオと、色が濃いのはズッキーニ

 

続いて、今が旬の海の幸。

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この時期の定番、岩ガキのむき身は岩船産とのこと。

 

村上市内で岩ガキが食べられる・買える店28軒を掲載!
ムラカミ ワイルドロックオイスターズ2025

天然岩ガキの実食レポート
旬、とれたて! > 岩ガキ

 

通りを歩いていると、気になる店(キッチンカー)を見つけました。

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みたらし団子(1本150円)やかき氷、けずりイチゴを販売するキッチンカーでした。気になる方、六斎市でお見かけの際はぜひどうぞ!
※ほかのイベント・催事等に出店する際は、六斎市はお休みします
※秋は焼き栗・焼きイモを販売予定とのこと

 

六斎市

開設位置
村上市三之町(村上市役所脇道路)
開設日
毎月2、7、12、17、22、27日
※1/2と7/7は休みです
※7/5と12/30は特別に開設されます
開設時間
8:00頃~11:00頃
お問い合わせ
TEL 0254-53-2111(村上市役所 地域経済振興課)

 

2025/04/10

六斎市 ―清明の頃―

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(取材日:2025年4月7日)

日本各地から桜(ソメイヨシノ)満開の報せが聞こえてくるきょうこの頃。新潟県北端に位置する村上市では、平地にある桜がようやく咲き出したところです。

さて、今の頃は二十四節気でいうところの清明[せいめい]にあたります。春の暖かな日差しを受け、万物が生き生きと光り輝く季節です。六斎市にも、みずみずしい山菜や春の野菜が並び始めています。

六斎市
https://www.sake3.com/spot/15466

 


 

この時期、店先に多く並ぶのは春の山菜です。

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雪解けとともに芽を出すフキノトウ。日当たりのいい場所では大きく育ってしまっていますが、山の陰になったあぜ道などでは、まだ写真のような食べ頃のものが採れるそうです。天ぷらやフキノトウみそなどにして、独特の苦みを味わいたいですね。

 

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葉の形がニンジンに似ていることから山ニンジンと呼ばれている山菜です。あくがあるので、湯がいて冷水にさらし、おひたしやかき揚げなどにしていただきます。

 

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アサツキは、さっと湯がいて酢みそ和えにするのが定番。日本酒によく合います。

 

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爽やかな辛みが特徴の葉ワサビ。根を取ってさっとゆで、冷水に放し、葉や茎を細かく刻んでしょうゆ漬けに。ごはんのお供に、酒の肴に、薬味としても大活躍します。

 

春の葉物野菜もいろいろ。

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どちらも黄色い花が咲いていますが、上の写真はアスパラ菜で下は菜の花です。アスパラ菜は、その名の通りアスパラガスのような風味があり、葉物が少ない冬~早春に出回ります。菜の花は、独特の苦みが春の到来を感じさせる野菜です。

 

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川流れ菜は新潟県下越[かえつ]地区で作られている伝統野菜の一つ。おひたしや和え物にして、しゃきしゃきとした食感を楽しんでください。

 

おいしそうなお惣菜や餅菓子も並んでいました。

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旬のものではありませんが、バイ貝の煮付けがいっぱい入ったパックが並んでいました。これも酒のつまみにいいですね。

 

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甘じょっぱいみそが入ったしそ巻きは、大葉がよく採れる夏によく見かけます。

 

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こぶしほどもありそうな餅菓子もありました。桜餅(写真左)は、道明寺でも長命寺でもなく、桜色に染めた餅米であんを包んでいます。この店では、手作りの笹団子も人気とのこと。この日はもう売り切れていました。

 

 

六斎市
https://www.sake3.com/spot/15466

開設位置
村上市三之町(村上市役所脇道路)
開設日
毎月2、7、12、17、22、27日
※1/2と7/7は休みです
※7/5と12/30は特別に開設されます
開設時間
8:00頃~11:00頃
お問い合わせ
TEL 0254-53-2111(村上市役所 地域経済振興課)

 

2025/02/05

六斎市 ―立春の頃―

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(取材日:2025年1月27日)

2025年がスタートし、早くも1月が過ぎ去りました。「1月は行く 2月は逃げる 3月は去る」といいますが、こんな時こそ、ゆっくりと食事を楽しむ時間を取りたいもの。

さて、今は二十四節気でいうところの立春です。春の始まりとされる頃ですが、二十四節気は旧暦を元にしている上、新潟県村上市は首都圏などと比べ春の訪れが遅いため、まだその気配は感じられません(余談参照)。六斎市に並ぶ品々も、冬の野菜や魚介が多く見られましたが、よく探してみると黄色い花を咲かせた早春のアノ野菜がありました。春はゆっくりとですが、着実に近づいてきているようです。

余談:上記写真の道路に雪はありませんが、昨日からの寒波でまた真っ白になりました。

六斎市
https://www.sake3.com/spot/15466

 


 

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野菜は、大根白菜カブといった冬野菜が主体です。大きなキャベツも並んでいましたが、例年と比べるとややお高めな印象。それでも鮮度はピカ一ですから、何玉も買っていく人がいました。

 

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体菜[たいな]は、新潟の郷土料理・煮菜[にな・にいな]*に使われる野菜です。生のものは、他の青菜同様に炒めたり、みそ汁の実にしたりしていただきます。
*塩漬けした体菜を塩抜きし、油揚げや打ち豆などの具材とともに炒め煮したもの

 

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煮菜といえば、欠かせない食材の一つが打ち豆[うちまめ]です。主に北陸~東北で作られている保存食で、水に浸けて柔らかくした大豆を木槌で叩き、乾燥させたものです。火の通りが早く、栄養も豊富。昔ながらの食べ方に加え、キーマカレーやハンバーグに混ぜ込むなど、洋食にアレンジして使う人も増えています。

 

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冬の六斎市でよく見かけるのが、出店者が手作りした漬物です。梅干しやたくあん、赤カブ漬け、白菜漬けなど種類も豊富。同じ漬物でも作り手によって味もさまざま、食べ比べしてお気に入りを探してください。

 

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冒頭に書いた「…黄色い花を咲かせた早春のアノ野菜」とは、アスパラ菜のことでした。鮮やかな黄色が目を引くのか、多くの方が買い求めていました。

 

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岩船港で水揚げされたズワイガニも並んでいました。写真を撮っているそばから1杯、2杯……と買われていき、あっという間に品薄に。

 

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出店者が「きょうのイチオシ!」と言っていたマダラ。卵のしょうゆ漬けは、温かいごはんにかけるだけでごちそうになります。白子はこの時期だけの美味、酒の肴にいいですね。

 

六斎市
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開設位置
村上市三之町(村上市役所脇道路)
開設日
毎月2、7、12、17、22、27日
※1/2と7/7は休みです
※7/5と12/30は特別に開設されます
開設時間
8:00頃~11:00頃
お問い合わせ
TEL 0254-53-2111(村上市役所 地域経済振興課)

 

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