(取材日:2025年4月7日)
日本各地から桜(ソメイヨシノ)満開の報せが聞こえてくるきょうこの頃。新潟県北端に位置する村上市では、平地にある桜がようやく咲き出したところです。
さて、今の頃は二十四節気でいうところの清明[せいめい]にあたります。春の暖かな日差しを受け、万物が生き生きと光り輝く季節です。六斎市にも、みずみずしい山菜や春の野菜が並び始めています。
六斎市
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この時期、店先に多く並ぶのは春の山菜です。
雪解けとともに芽を出すフキノトウ。日当たりのいい場所では大きく育ってしまっていますが、山の陰になったあぜ道などでは、まだ写真のような食べ頃のものが採れるそうです。天ぷらやフキノトウみそなどにして、独特の苦みを味わいたいですね。
葉の形がニンジンに似ていることから山ニンジンと呼ばれている山菜です。あくがあるので、湯がいて冷水にさらし、おひたしやかき揚げなどにしていただきます。
アサツキは、さっと湯がいて酢みそ和えにするのが定番。日本酒によく合います。
爽やかな辛みが特徴の葉ワサビ。根を取ってさっとゆで、冷水に放し、葉や茎を細かく刻んでしょうゆ漬けに。ごはんのお供に、酒の肴に、薬味としても大活躍します。
春の葉物野菜もいろいろ。
どちらも黄色い花が咲いていますが、上の写真はアスパラ菜で下は菜の花です。アスパラ菜は、その名の通りアスパラガスのような風味があり、葉物が少ない冬~早春に出回ります。菜の花は、独特の苦みが春の到来を感じさせる野菜です。
川流れ菜は新潟県下越[かえつ]地区で作られている伝統野菜の一つ。おひたしや和え物にして、しゃきしゃきとした食感を楽しんでください。
おいしそうなお惣菜や餅菓子も並んでいました。
旬のものではありませんが、バイ貝の煮付けがいっぱい入ったパックが並んでいました。これも酒のつまみにいいですね。
甘じょっぱいみそが入ったしそ巻きは、大葉がよく採れる夏によく見かけます。
こぶしほどもありそうな餅菓子もありました。桜餅(写真左)は、道明寺でも長命寺でもなく、桜色に染めた餅米であんを包んでいます。この店では、手作りの笹団子も人気とのこと。この日はもう売り切れていました。
六斎市
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開設位置
村上市三之町(村上市役所脇道路)
開設日
毎月2、7、12、17、22、27日
※1/2と7/7は休みです
※7/5と12/30は特別に開設されます
開設時間
8:00頃~11:00頃
お問い合わせ
TEL 0254-53-2111(村上市役所 地域経済振興課)