夏の食卓に欠かせないものといえば、冷たいビールに枝豆!! 器いっぱいに盛られた枝豆は夏の風物詩ですよね……っと、ここまで書いてみて「器いっぱいの枝豆」という光景が、実は珍しいものであることを思い出しました。
新潟県は、枝豆の作付面積が全国1位なのですが、出荷量では全国7位(令和2年度 農林水産省 野菜生産出荷統計より)なのだそう。いっぱい作っているのに、出荷量が少ないってどういうこと? ≒ 作った枝豆を自家消費しているのでは?? ≒ 新潟県民は枝豆が好き!! と新潟県民は自負しているとかいないとか。ちなみにすがいは枝豆好きです。
(取材日:2022年7月27日)
というわけで「器いっぱいの枝豆」は新潟の夏の風物詩、ここ村上でも夏の定番です。そこで今回は、毎月2と7が付く日に開設される六斎市*で旬の枝豆を買ってきてみました。
*1/2と7/7は休み、7/5と12/30は特別に開設します
(写真左から)いきなまる、湯あがり娘
この日、買ってきた枝豆はいきなまると湯あがり娘の2種類。いきなまるは、早生品種でほんのりとした香りが特徴。中早生品種の湯あがり娘は、香り・食感・甘みの三拍子がそろった品種です。
内容量は異なりますが、値段は300~400円ほどでした。
それでは茹でていきます。
軽く水洗いし、さやの両端を切り落とします。
茹でムラを防ぎ、塩なじみがよくなります。
面倒な場合は割愛してOK!
塩(適量)をふって塩もみします。
さやのうぶ毛を取り除き、塩なじみをよくするため。
鍋に水1ℓを沸かし、塩を大さじ2杯入れます。塩もみした枝豆(塩は付いたままでOK)を投入し、再度沸騰したら2~5分ほど茹でます。
時折かき混ぜながら茹でます。再沸騰後少し経ったらひとさや取り出し、茹で具合を確認してください。
9割程度火が通ったら、ざるに取って冷まします。
水には絶対さらさないこと! 余裕のある方はうちわ等で扇いで粗熱を取ってください。
2種類の枝豆が茹で上がりました!
(写真左から)いきなまる、湯あがり娘
では、さっそく食べ比べ。
いきなまるは、やや小ぶりで豆の形は扁平、しっかりとした食感があります。私にとってはなじみ深い味、夏の間によく食べる枝豆はまさにコレ!って感じです。
湯あがり娘は、実がふっくら太っていて食べ応えがあります。香りがよくて甘みもあり、ちょっとリッチな感じがしますね。
新潟県では、毎年5~10月頃までさまざまな品種の枝豆が作られています。おいしい枝豆が途切れることなく食べられるので、ビールのお供に欠かせない今の季節はもちろん、秋頃まで存分に楽しんでいただきたいです。
村上市内では、六斎市をはじめ農産物直売所等で新鮮な枝豆が手に入ります。お見かけの際には、ぜひお買い求めください。