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城下町・村上 城下町・村上

新潟県の最北に位置する村上市は

城跡武家屋敷町屋寺町と、城下町の四大要素が残る希少なまちです。

この魅力ある城下町・村上を、ちょっとひも解いてみましょう  

 

2017/03/27

武家屋敷へようこそ。 ~質実剛健な侍屋敷~

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村上市三之町のおしゃぎり会館(村上市郷土資料館)隣、青々とした生け垣の奥に重要文化財 若林家住宅があります。

 

建てられた年代は分かりませんが、明和6(1769)年に火災に遭っていること、万延元(1860)年に大改修していることから、それ以前に建てられたものと推察できます。安永(1722)~寛政(1800)年間が有力で、200年以上の歴史をもつ武家屋敷だといわれています。

 

東西方向には居室棟、南北方向には座敷棟を接続した曲屋(まがりや)造り。屋根は四方向に傾斜する屋根面をもつ寄棟造りで、茅葺き平屋建てです。部屋割りが細かく、土間が狭いことなど、東日本では数少ない典型的な中級武家住宅の特色を伝えていることから、昭和52(1977)年に国指定重要文化財になりました。

特徴的なのは、床下や天井などの見えない部分の部材が転用材であるということです。別の住宅に使用されていた中古の部材が使われており、村上の武家屋敷には多く見られる仕様です。

 

昭和52年まで実際に人が暮らしていましたが、傾斜や腐朽、虫害などの損傷があったため昭和61(1986)年から約2年をかけて全てを解体、保存修理工事が行われました。解体時の調査によって、建築当初の形式技法や修理内容も明らかになり、外観だけでなく細部の仕様についても古い技法を用いるこだわりの工事を行ったことで、現在は建築当初の姿に復原されています。

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若林家住宅の庭園も村上市の文化財に指定されています。「鶴の松」「亀の松」と呼ばれる立派な老松をはじめ、臥牛山(村上城跡)を借景した絵画のような眺め、四季折々の表情もお楽しみいただけます。

 

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