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城下町・村上 城下町・村上

 

新潟県の最北に位置する
村上市は城跡武家屋敷町屋寺町
城下町の四大要素が残る希少なまちです。

 

この魅力ある城下町・村上を
ちょっとひも解いてみましょう。

2025/02/01

⑬内藤弌信「江戸時代の村上 ~村上藩歴代藩主物語~」

 

江戸時代の村上藩は、藩主が目まぐるしく代わり、9家・21人の藩主が当地を治めました。

享保2(1717)年~同5(1720)年の3年間を治めた間部詮房[まなべあきふさ]が亡くなり、間部家は越前鯖江へ移されました。この後、村上城を治めたのが内藤家です。内藤家は享保5(1720)年~明治4(1871)年までの151年間を9人の藩主が治めました。

 

「江戸時代の村上 ~村上藩歴代藩主物語~」は、2023年11月3日~12月3日まで、おしゃぎり会館(村上市郷土資料館)で開催された同名の展示を、おしゃぎり会館監修のもと、当サイト用に編集したものです。

おしゃぎり会館(村上市郷土資料館)
https://www.sake3.com/spot/179

 


 

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内藤弌信【内藤豊前守弌信】
ないとう かずのぶ

内藤弌信は、万治元(1658)年に内藤伊勢守信光[のぶみつ]の子として生まれ、延宝元(1673)年に陸奥棚倉藩主であった内藤信良[のぶよし]の養子となり、従五位下・紀伊守に叙任、翌年10月の信良隠居により家督を継いだ。

宝永2(1705)年に封地を駿河田中に移され、正徳2(1712)年に大阪城代となり、従四位下の豊前守に昇叙。領地を摂津・播磨・河内三国の内に移された。

 

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藤基神社(村上市)所蔵の内藤弌信肖像画
画像提供:おしゃぎり会館(村上市郷土資料館)

藤基神社
https://www.sake3.com/spot/317

弌信は、享保3(1718)年に職を辞したものの、たまわるべき城地がなかったことから、しばらくは河内大蓮の仮宅での生活を余儀なくされた。享保5(1720)年、当時の村上藩主であった間部詮房が死去し、間部氏が越前鯖江に移されたことから、弌信は村上城をたまわることとなる。

 

弌信は、養父・信良が存命中だった元禄7(1694)年に、信良の三男・信輝[のぶてる]を嗣子と定めていたため、享保10(1725)年に家督を信輝に譲り、同15(1730)年に73歳で江戸で没した。

 

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