
2022年も、もう一ヵ月が終わろうとしています。「1月は行く」といいますが、時が過ぎるのはあっという間ですね。寒い日はまだ続きますが、次の季節は少しずつでも確実にやってきています。


荒れた日本海。岩船港近くにて。
海が荒れて、出漁できる日が少なかった1月。貴重な冬の穏やかな日に「漁船が出た」と聞き、岩船港直売所に向かいました。漁協直営「漁師市場」には、冬の魚介が並んでにぎやかでした。
 (取材日:2022年1月27日)

冬が旬の魚介といえば、なんといってもこのズワイガニではないでしょうか。この日、並んでいたのは活ガニ。生きているカニは水温管理が難しいとのこと。もちろん鮮度は抜群、いろいろな楽しみ方ができます。

内子が詰まったメガニもありました。

同じく冬が旬の魚・マダラも立派なものが並んでいました。
淡白な身は、煮る・焼く・蒸すとどんな調理法でもおいしくいただけます。鍋にするなら、身にさっと塩をふって半日ほど干してみてください。うま味が凝縮し、身も崩れにくくなるそうです。
新鮮な白子・たらこはもちろん絶品。生のたらこは「マダラの子のしょうゆ漬け」にするのもいいですね。ほぐした卵をしょうゆや酒などを合わせた漬けダレに1~2日漬けます。旬の今しか味わえない特別なごはんのお供・酒のあてになります。

上の写真は、2と7の付く日に開設される六斎市で見つけたしょうゆ漬け。臭みもなく、プチプチとした歯触りでおいしかったです。

 アサバガレイ

 ソウハチガレイ

 ヤナギガレイ
この日はカレイが3種類ありました。中でもヤナギガレイは、新潟県が勧める「にいがたフード・ブランド」の一つで、淡白で上品なうま味のある魚です。新鮮なものは刺し身にしたり、天ぷらやフライ、一夜干しにしてもおいしいです。
漁師市場の品ぞろえはその日次第、今回紹介した魚介もいつもあるとは限りません。その日の出合いを楽しんで、村上・岩船沖で捕れた旬の魚介を味わってください。

所在地 村上市岩船港町3144-21
 電話番号 0254-56-7107
 営業時間 9:00~16:00
※魚の加工(無料)は15:00まで。
※魚種によっては加工できないものもあります。
 定休日 水曜日
 駐車場 50台
公式サイト
http://www.iwafunegyokou.com