異常な暑さだった2024年の夏が去り、待ちに待った実りの秋到来です。岩船産コシヒカリの新米をはじめ、さまざまな秋の味覚が店頭に並び始めました。そして例年10月下旬には、鮭のまち・村上に待望の鮭が戻ってきます。
この季節に紹介する酒は、ラベルに描かれた鮭の絵も印象的な「山廃特別純米 サケ×サケ 大洋盛」。大洋酒造が村上の鮭料理に合うように造った日本酒です。そして、これに合わせるのはもちろん鮭!なのですが、塩引き鮭や鮭の酒びたしといった伝統的な鮭料理ではなく、現代の食卓にもよく合う「鮭の生ハム」です。
塩引き鮭について
https://www.sake3.com/iyoboya/116
鮭の酒びたしについて
https://www.sake3.com/iyoboya/118
▶SAKE
山廃特別純米 サケ×サケ 大洋盛
「原料からの乳酸発生を促しながら酒母を造る「山卸廃止酛」純米酒。……」(公式サイトより抜粋)とあるように、山廃ならではの豊かで濃厚なうま味が楽しめる一本。村上の伝統文化である鮭料理に合うよう造られており、中でも発酵によってうま味を凝縮させる塩引き鮭、鮭の酒びたしといった料理によく合います。
またこの酒は、ことし8月に審査が行われた「第16回 全国燗酒コンテスト」でプレミアム熱燗部門の金賞を受賞。燗をすることで、さらに香り・うま味がふくらみ、寒くなるこれからの季節にぴったりです。
【公式】大洋酒造
https://www.taiyo-sake.co.jp/
※外部リンク
▶Apéritif
鮭の生ハム
村上には百を超える鮭料理があるといわれていますが、この鮭の生ハムは、比較的歴史が浅い、現代的な鮭料理といえるでしょう。
今回紹介するのは、又上[またじょう]の「鮭の生ハム(熟成)」です。熟成のほかに燻製もあり、熟成は、鮭特有の芳しさとしっとり柔らかい食感が特長。燻製は、スモークサーモンのような豊かな香りでワインなどの洋酒とよく合います。
【公式】又上
https://matajoe.com/
※外部リンク
▶Bon appétit
山廃特別純米 サケ×サケ 大洋盛は、常温~ぬる燗(40℃前後)でいただくのがオススメ。豊かなうま味と香りが口中にパッと広がりますが、後口はスッキリしています。
鮭の生ハムは、そのまま食べるのはもちろん、生ハム同様にサラダやカルパッチョにしてもおいしいです。しっとりとした食感と程よい塩加減&うま味は、塩引き鮭と鮭の酒びたしの“いいとこどり”といった感じです。
村上ならではの酒×鮭のマリアージュ、この秋にぜひお楽しみください。