旬、とれたて! 旬、とれたて!

 

食材の宝庫である新潟県村上市。
その魅力たっぷりの海の幸・山の幸・里の幸の
情報をいち早く皆さまにお届けします!

 

●記事中で紹介している商品価格・店舗情報等は
取材当時のものです。あらかじめご了承ください。

●品ぞろえは天候や収穫・漁の状況等により変わります。

  

2020/05/19

六斎市 ―薫風の頃―

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前回六斎市を訪れたのは1月後半、二十四節季の一つ・大寒のころでした。あれからおよそ4カ月、当時は想像もしなかった悪い夢のような時間が過ぎて、今ようやく本市がある新潟県も緊急事態宣言の解除に至ります。この間も六斎市は休むことなく開設され、村上市民の台所としての役割を果たし続けました。そこには百年以上*続く、歴史ある市場としての矜持を感じます。*大正8(1919)年開設

 

さて、大寒のころから季節は巡り、今は薫風が吹き抜ける5月半ばです。六斎市の店先には、豊かな山の恵み・山菜をはじめ、初夏へと向かう旬の食材が並んでいました。

 

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天然採取の山菜の数々。種類も豊富で眺めているだけでも飽きません。

 

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「山菜の王様」と呼ばれるタラの芽

 

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独特の香りと苦みが人気の山ウド

 

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ポピュラーな山菜の一つ、ワラビ

 

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店の人は「エラ」と呼んでいたミヤマイラクサ(アイコとも)。

 

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新物の乾燥ゼンマイ

 

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タケノコもたくさん出ていました。

 

海産物も春~初夏の味覚が並んでいました。

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タイは通年楽しめますが、小ダイは今が旬。先ほどのタケノコと合わせて、炊き込みご飯や煮物、酒蒸しなんかもいいですね。

 

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地元・海府で採れた新物ワカメ・あおさ

 

野菜苗を扱う店もいくつか見かけました。

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トマトやナス、カボチャなど、今植えれば夏~秋に収穫できる野菜・果物の苗が並んでいます。値段もなかりリーズナブルで、自転車のかごいっぱいに買っていく人もいました。外出自粛の影響で家庭菜園を楽しもうと考えている人も多いそうです。

 

いつもと変わらぬ様子で活気ある六斎市でしたが、店の人・買い物客のほとんどがマスクを着用していたのが印象的でした。これから先もどんな変化が起こるのか分かりませんが、六斎市は変わらぬ姿で続いていくのではないか    そんな風に思った取材でした。

 

【お願い】
現在、緊急事態宣言の解除対象となっている新潟県ですが、これまで同様、ウイルスへの警戒は継続中です。マスク着用・手洗いの徹底・3密を避ける等へのご協力をお願いいたします。また、県境をまたいでの移動はお控えいただきますようお願いいたします。

 

 

 

六斎市
開設位置 村上市三之町(村上市役所脇道路)
開設日時 毎月2、7、12、17、22、27日 8:00頃~12:00頃
※1月2日と7月7日は休み、7月5日と12月30日は特別に開設されます
※毎月12日は「おまけの日」です

お問い合わせ 0254-53-2111(村上市役所 地域経済振興課)

 

2019/11/12

六斎市 ―立冬の頃―

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前回の六斎市 取材から、はや3カ月    

市場通りに立つ東まんじゅうの店先には
11~3月までの期間限定「大判焼」の提灯が下がっていました。
甘い匂いに、ついつい引き寄せられてしまいます。

立冬も過ぎ、季節は秋から冬へと刻々と移り変わっています。
六斎市に並ぶ品々も、随分と変わっていました。
(取材日:2019年11月7日)

 

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村上の秋~冬の魚といえば、なんといってもです。
写真は、岩船沖で捕れたものとのこと。

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生はらこ(いくら)も並んでいました。

 

他にも、山や里の秋の味覚がいっぱい!

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天然なめこは、ほとんどが売れてしまっていて
取材時にはこの一袋だけ。

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こちらは、原木栽培のヒラタケ。
肉厚でおいしそうです。

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これも村上を代表する秋~冬の味覚・温海カブ(赤カブ)。
赤カブ漬けも並んでいました。

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ことし採れた、トチの実を使ったとち餅
独特の香気や味は、他では味わうことができません。

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落花生の新豆も並んでいました。
塩ゆでや素焼きで、簡単・おいしいおつまみになります。

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袋いっぱい、山芋のむかごです。
炊き込みご飯に、塩ゆでや素揚げで、こちらもおつまみに。

 

そして、冬といえば鍋ですよね。

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大きな白菜、水菜などの葉物野菜も
いっぱい並んでいましたよ。

 

秋から冬にかけ、どんどん魅力が増す村上の食。
村上へ来たなら、ぜひ六斎市ものぞいてみてください。

 

 

六斎市
開設位置 村上市三之町(村上市役所脇道路)
開設日時 毎月2、7、12、17、22、27日 8:00頃~12:00頃
※1月2日と7月7日は休み、7月5日と12月30日は特別に開設されます
※毎月12日は「おまけの日」です

お問い合わせ 0254-53-2111(村上市役所 地域経済振興課)

 

2019/08/08

六斎市 ―立秋の頃―

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きょうは、二十四節気の一つ「立秋」。暦の上では、きょうから秋が始まります。とはいえ、新潟県村上市は梅雨明けから連日30℃を超える暑さ。まだまだ夏の盛り、秋の気配はどこ?といった感じです。

 

さて、立秋前日の8/7は六斎市の開設日でした。この日はどんなものが並んでいたでしょう。秋の気配が感じられるものはあるかな?

 

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夏の食卓に欠かせない枝豆。写真は「湯あがり娘」という早生品種です。食味・香りともに良いのが特徴。

 

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新潟県はナスの作付面積が全国1位*! 多種多様なナスが各地で作られています。
*対して出荷量が少ないのは、新潟県民がナスを自家消費しているため(≒新潟県民はナスが好き)といわれています。

六斎市で見かけたナス。上から、米ナス・大長ナスです。袋に入ったものは、お手製の浅漬け。緑の輪ゴムで留まっているものは水ナス。赤いのは「美男(びなん)」という名の水ナスです。

 

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新鮮なもぎたてのゴーヤも並んでいました。

 

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栄養たっぷりの生食用ケール。サラダにしたり、スムージーにしたり。

 

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スイカやメロンといった、夏の果実もいっぱい。下の画像は摘果したメロン。浅漬け、辛子漬け、塩麹漬け …etc.お好みの漬物でどうぞ。

 

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旬のものではありませんが、いい色・香りのみそもありましたよ。老舗麹屋が造ったみそです。

 

市場内をウロウロしていて、やっと見つけた秋の気配!

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店の方いわく、初物の秋ミョウガとのこと。甘酢に漬けたり、刻んでサラダやみそ汁、そうめんの薬味等に。

 

 

さて、前々回の記事で六斎市が100周年を迎えたと書きました。
>>>六斎市 ― 入梅の候 ―

 

大正8(1919)年、1軒の古着屋から始まった六斎市。最盛期には500軒もの出店があったそうです。現在は、およそ50軒の店が立ち並び「村上の台所」の愛称で親しまれています。

 

今回、100周年という節目を迎えたことを記念し、日頃、六斎市を利用している方へ感謝の気持ちを込めてオリジナルボールペンのプレゼントが実施されました。

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7月の六斎市で配付された引換券。

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いただいたボールペンがこちら。
*オリジナルボールペンのプレゼントは終了しています。

 

100周年の節目を超え、これからも愛され続けるであろう六斎市。さらに多くの方々に利用してもらい、次の100年へ続くことを願います。

 

 

六斎市
開設位置 村上市三之町(村上市役所脇道路)
開設日時 毎月2、7、12、17、22、27日 8:00頃~12:00頃
※1月2日と7月7日は休み、7月5日と12月30日は特別に開設されます
※毎月12日は「おまけの日」です

お問い合わせ 0254-53-2111(村上市役所 地域経済振興課)

 

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