JR平林駅のすぐ目の前、ソーセージの本場・ドイツでその味と品質が認められた店があります。店の名は、かみはやしハム。この道30年の職人・齋藤寿明さんの店です。
齋藤さんが故郷・村上で店を構えたのは1988年のこと。実家は養豚業を営み、自身も県外の食肉加工会社で無添加ハムの製造等に携わってきました。21歳で村上に戻り、地元の岩船豚(いわふねぶた)を使った製品づくりを始めます。
「岩船豚は、餌に米・大麦を多く与え、肉質がしっかりしており、甘みもあります」
素材の味を最大限に生かすため、化学調味料や砂糖は使わないとのこと。
そして、スモークにはブナのチップを使用。
「以前は山桜やリンゴも使っていましたが、10年ほど前からはブナのみ。癖のない香りで肉の個性を引き立ててくれます」
2008年、村上市合併を機にDLG(ドイツ農協協会)国際コンテストに出品。
この初めての試みで、荒挽フランクが金賞、ボンレスハムが銅賞を受賞しました。
齋藤さんの20年に及ぶ研さんが、世界に認められた瞬間です。
以降も妥協のない製品づくりを続け、村上から全国へ本格的な味を日々発信しています。店舗での販売はもちろん、市外でのイベントにも積極的に参加。着実にファンを増やしつつあります。
今回は、かみはやしハムの人気商品3品をご紹介します。
荒挽フランク(120g・3本入り 648円・税込)
DLG国際コンテストにて金賞を受賞した商品。大粒の粗挽き肉がゴロッと入り、肉のうま味・食感が存分に楽しめます。茹でても焼いてもおいしく食べられますが、茹でる場合は熱湯で3~5分、焼く場合は薄く油をひいたフライパンで中火で2~3分がオススメです。
燻製ベーコン(180g 1,080円・税込)
塩味とスモーキーな香りがギュッと凝縮されたベーコンで、かみはやしハムの看板商品の一つ。薄くスライスしてそのまま食べても良し、焼く・煮るなどしても濃厚なうま味が楽しめます。細かくカットし、フライパンで炒めたものを炊き立てご飯にのせて食べるのウマイ!
左:ささみスモーク 塩味(140g 540円・税込)
右:ささみスモーク 辛口(140g 540円・税込)
鶏ささ身をドイツ岩塩と香辛料で味付けし、スモークしたもの。辛口はレッドペッパーとブラックペッパーで爽やかな辛さをプラスしています。袋から出してそのまま食べられる手軽さが人気で、酒の肴や細かく裂いてサラダにトッピングしたりと、いろいろな食べ方ができます。
イベントへの出店情報は、かみはやしハムのホームページをご確認ください。
地元・岩船豚で作る本格ソーセージやベーコン、ぜひご賞味を 。
かみはやしハム
所在地 村上市宿田202-1
電話番号 0254-66-7593
営業時間 9:00~17:00
定休日 不定休
自店ウェブサイト