色とりどりのフィルムに包まれた、四角いクレープ。村上市近郊の方なら「あ、村恭のね」と気付かれることと思います。
村恭の代名詞ともいえる四角いクレープが誕生したのは1978年のこと。現在の社長が「片手で食べられるケーキが作れないか」と考えたのが始まりでした。当時は原宿でクレープが大流行する前。社長はフランスのガレット※を参考に、薄い生地の中に生クリームやスポンジを包み込んだ四角いクレープを生み出したのです。
※フランス北西部の郷土料理。そば粉等を溶いた生地を薄く円形に伸ばし、中央にチーズや卵を入れて焼き、正方形に折り畳んだもの
四角いクレープ誕生からことしで40年。2008年3月にR345号線沿いにオープンした2号店・村恭 MURAKYO神林店(こちらも10周年!)には、きょうもこのクレープを買い求めるお客様が続々とやってきます。ショーケースに並ぶクレープを眺め、あれやこれやと思案するのは至福のひと時。食べる人の顔を思い浮かべながら、一つ、また一つと選んでいくのは悩ましくも楽しい時間です。
さて今回は、この村恭 MURAKYO神林店に並ぶスイーツの中から、お土産にオススメの商品を紹介していきましょう。
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クレープ(243円・税込)
村上市で「クレープ」といえばこちら。定番が6品(マロン・チョコレート・ブルーベリー・小倉・抹茶・ゴマ・イチジク)に季節限定の3品が常時並びます。
中には、フルーツソースや生クリーム、スポンジが入っています。生クリームは3種類をブレンドし、軽い口当たりを目指しているとのこと。何個でも食べられちゃいそうです。
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クレスク(129円・税込)
四角いクレープから派生した新商品。クレープの生地にさまざまなフレーバーを塗り、ラスク同様じっくり焼き上げて作ります。カリッ! パリッ!のハードな食感が癖になります。
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みそまんじゅう(86円・税込)
村恭 本店(村上市岩船上大町)で作られている、昔ながらのみそまんじゅう。みそを練り込んだ生地の中に、同じくみそを練り込んだ白あんが入っています。1994年には第22回 全国菓子大博覧会で大臣栄誉賞を受賞、村恭の隠れた名品です。
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こちらはお土産とはいきませんが、オリジナルジェラートもオススメです。
オリジナルジェラート(シングル 300円、ダブル 350円・ともに税込)
※写真は村上茶と塩&ショコラ
旬のもの・地のものを使ったジェラートが日替わりで並びます。これからの季節、レジャーの帰り道に食べたいスイーツです。
村恭 MURAKYO神林店
所在地 村上市牧目砂山1262
電話番号 0254-60-1122
営業時間 10:00~18:00
定休日 第2・4水曜日
公式サイト
http://www.murakyo.jp/