村上市内を流れる清流・荒川。毎年10月下旬には鮭の遡上が始まり、今の時期はサーモンフィッシング(荒川サケ有効利用調査)を楽しむ人々が全国から集まり、川の両岸には竿を構える人影が点在しています。
今回紹介する鈴玉(すずたま)は、この荒川右岸のほど近くに店を構えます。荒川で捕れたオス鮭だけを使い、山桜のチップで燻したオリジナル商品「鮭ごころ」シリーズが人気の店です。
店主の鈴木太吉さんは元左官。以前から自身で塩引き鮭などを作り、親類や仲間に分けていたそうです。これが好評を博し、2006年の秋には鮭加工品を製造販売する鈴玉を創業。以来、荒川の鮭にこだわり、全ての商品を手作りしています。
こちらが現在ある「鮭ごころ」シリーズの一部。左上から時計回りに、スライス・鮭のしらこ煮・鮭みそ・ふりかけです。今回はこの4品を紹介します。
鮭ごころ スライス(50g入り 880円・税込)
新鮮なオス鮭に塩をすり込み、しばらく置いた後に塩出しをして寒風にさらします。その後、山桜でいぶし、3カ月の熟成を経たものを薄くスライス。一見、鮭の酒びたしのようですが、鼻孔をくすぐる山桜の香りと程よい塩気が特長です。
左:鮭ごころ ふりかけ(50g入り 450円・税込)
鮭ごころ スライスを作る際に出る身の余りを細かいフレーク状に加工し、白ゴマや七味唐辛子を加えて風味良く仕上げています。熱々のご飯やお茶漬けに、おひたしや冷奴にふりかけるのもオススメです。
右:鮭ごころ 鮭みそ(150g入り 580円・税込)
鯛のほぐし身とみそを合わせた「鯛みそ」からヒントを得た一品。奈良橋醸造(村上市塩谷)のみそを使い、一味唐辛子などと合わせて甘辛く味を調えています。これからの季節、ふろふき大根に添えても美味。
鮭ごころ 鮭のしらこ煮(150g入り 650円・税込)
新鮮な白子のみを使用。甘辛く味付けし、柔らかく仕上げています。酒肴にぴったりの一品。ぜひ、村上の地酒とともに楽しんでください。
これらの商品は、鈴玉の店頭でも購入できますが、道の駅 神林のとれたて野菜市かみはやしや道の駅 朝日 朝日みどりの里 物産会館、JAふれあい市 よれっしゃ・こいっちゃ、駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」、瀬波温泉の旅館・ホテルの売店などでも取り扱っています。
※一部商品は取り扱っていない場合があります
※FAXでのお取り寄せも可能です。下記をご参照ください
どれも清流・荒川で捕れた鮭を使った逸品です。
伝統の鮭料理とは一味違った妙味を、ぜひご賞味ください。
鈴玉
所在地 村上市葛籠山843
電話番号 0254-66-6267
FAX 0254-66-6267
営業時間 8:00~18:00
定休日 不定休