むらかみやげ むらかみやげ

新潟県村上市で生まれ
全国・世界で愛されている逸品の数々。
作り手の情熱、商品に込められた想い
などとともに紹介します。

 


記事中で紹介している商品価格・店舗情報等は
取材当時のものです。あらかじめご了承ください。

 

 

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もらってうれしい・贈って喜ばれる
村上の定番土産といえばコレ!

 

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2022/01/10

おみやげの虎屋

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店名の由来は、経営者である澤(さわ)家の屋号から

2022年が始まりました。ことしの干支は寅(とら)ということで、店名にトラが付くおみやげの虎屋からスタートです。

新潟県北の名湯・瀬波温泉。その温泉街に軒を連ねる虎屋は、瀬波唯一のみやげもの店です。取り扱う商品は、店独自のものから村上市内の各種おみやげ品、新潟県内の話題のアイテムもそろいます。逸品・名品からちょっと風変わりな珍品まで、古きよき温泉街のみやげもの店らしい多岐にわたったラインナップ。今回は、中でもイチオシのおみやげ品をピックアップしました。
(取材日:2021年12月17日)

 

瀬波温泉と虎屋の歴史


虎屋の創業は昭和33(1958)年7月のこと。温泉街でタクシーの待合所を任されていた先代が、待合所の建物を買い取ってみやげもの店を始めました。当時は、まだ自家用車が珍しく、瀬波温泉を訪れる人の多くは駅からタクシーを利用していました。日本中が好景気に沸いていた頃のこと。瀬波には旅館・ホテルをはじめ、民宿や保養所がひしめき合い、みやげものを扱う店も6~7軒もあったそうです。

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商品が所狭しと並ぶ店内

現在、瀬波温泉街のみやげもの店は虎屋だけ。往時の面影を残すにぎやかな佇まいに、年配の方は懐かしさを、若い方はレトロな雰囲気に心つかまれることでしょう。

 

源泉を活かした商品開発


昨夏、虎屋は引湯する瀬波温泉の源泉を活用した基礎化粧品の開発に着手。温泉成分を含んだミスト化粧水・美容液は、鉱物油・防腐剤フリーと配合成分にもこだわり、単に温泉地の名を冠したみやげ品としてではなく、毎日のスキンケアに効果のある、肌に優しいものを目指しました。

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ほのかに香るハマナス(村上市の花でもあるバラ科の植物)の匂いにも心癒やされます。ぜひ一度、手に取ってお試しください。

 

虎屋の人気おみやげ


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写真右から
瀬波温泉入り
温泉ミスト
(150㎖ 1,380円・税込)
瀬波温泉 美容液(120㎖ 1,480円・税込)
入浴剤 瀬波の湯(160円・税込)

虎屋が引湯する瀬波温泉の源泉が元になった3アイテム。温泉ミストは入浴後の保湿や導入化粧水として。美容液は濃密なテクスチャーで化粧水と乳液の間に使うと保湿効果が高まります。どちらも無鉱物、パラベン無添加。香りにはハマナスを採用し、ユズやタンジェリンといった柑橘系も加わえて爽やかな心地に仕上げています。

家庭でも瀬波の湯が楽しめる入浴剤は、気軽に渡せるおみやげとしても人気。3個セットは400円(税込)とお買い得です。

上記の虎屋オリジナル商品は下記からも購入可能です。
https://senamitoraya.shopselect.net/

 

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大洋盛【地酒ケーキ】(1,450円・税込)

御菓子司 酒田屋大洋酒造「吟醸 越の魂」を使って作った地酒入りパウンドケーキ。ふくよかで上品な香り、ふっくらしっとりとした食感は、まさに大人のお菓子です。甘党・辛党問わず喜ばれる村上みやげです。
※アルコール分が含まれているので、体質に合わない方やお子さん、妊娠中・授乳中の方はご遠慮ください

 

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写真右から
村上牛 ご飯だれ(200g 648円・税込)
村上牛 にんにく肉味噌(200g 648円・税込)
村上牛 ぶっかけ牛生姜(200g 648円・税込)

村上が誇るブランド牛・村上牛を100%使用した瓶入り惣菜。ごはんに合うのはもちろん、豆腐や温野菜に付けて食べてもおいしいです。

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ふたには村上牛の個体識別番号も記載されています

 

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鮭の酒びたし(60g 1,080円・税込)

村上といったら、やっぱり鮭。又上 岩船本店の鮭の酒びたしは、誠実なつくりと確かなおいしさで人気です。日本酒やみりんに浸していただくのが通例ですが、そのまま食べてもおいしいです。

 

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写真右から
瀬波温泉オリジナル 村上茶(180円・税込)
瀬波温泉オリジナル 雪室珈琲(160円・税込)
瀬波温泉オリジナル 雪国紅茶200円・税込)
※村上茶と雪国紅茶は2パック入り

パッケージに瀬波の名所やマスコットキャラクターが用いられた、瀬波温泉オリジナルのティーバッグ&ドリップコーヒー。村上茶・雪国紅茶は冨士美園のもの。職場などで配るおみやげとしてもオススメです。

 

寅年にちなんで紹介した、瀬波温泉のおみやげの虎屋。温泉街の情緒が感じられる場所の一つとして、ぜひ訪れていただきたい店です。数多あるおみやげの中から、おいしいもの・楽しいもの・面白いものを見つけ出し、瀬波を訪れた記念にどうぞお買い求めください。

 

 

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おみやげの虎屋
所在地 村上市瀬波温泉2-6-11
電話番号 0254-52-3261
営業時間 8:00~19:00
定休日 無休

公式サイト
https://senami-toraya.com

 

2020/12/28

マルト鮮魚

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新潟県北のまち・村上は、いにしえより続く「鮭のまち」。鮭を使った料理は百を超えるといわれ、今も食卓にはさまざまな鮭料理が上ります。

今回紹介するマルト鮮魚は、塩引き鮭をはじめ、鮭の酒びたしやみそ漬けなど、主に鮭加工品を手掛けています。中でも塩引き鮭は、県内の大手スーパーや関東圏にも並び、多くの方に親しまれている自慢の味。マルト鮮魚が作る村上の伝統食・塩引き鮭、そのおいしさの理由を取材しました。
(取材日:2020年12月1日)

 

 

「どじょうや」の愛称で親しまれた初代


マルト鮮魚の事務所には、いくつかの古い写真が飾られています。その中の一枚に、人懐っこい笑顔をカメラに向ける人物が。足元にはざるに上がったドジョウ、右手に使い込まれた包丁を持ち、目打ちしたドジョウを開いている様子を撮ったものです。

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この人物の名は佐藤藤吉さん。現社長の高祖父で、いつも店先でドジョウをさばいていたことから「どじょうや」の愛称で親しまれていました。マルト鮮魚の前身は生魚や塩干物を買って加工し、行商人に卸すという商いをしていたそうです。

 

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撮影のためマスクを外しています

現在の社長、佐藤隆司さんは藤吉さんから数えて4代目。大学卒業後は東京・築地でマグロの仲買として働き、25歳で帰郷。父である3代目とともに、まちの鮮魚卸から鮭をメインとした各種加工品を製造する店へと経営のかじを切りました。

「黙っていても物が売れる時代ではなくなりました。村上の風土が培ってきた文化と自分たちの手で付加価値をつくり上げ、食べていただくにあたって意味があるものを作っていかないと。」(隆司さん)

 

 

塩引き鮭へのこだわり


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マルト鮮魚の社屋3Fは鮭の干し場になっており、例年12月は鮭でいっぱいになるとのこと。この日も、塩漬け~塩出しを終えた鮭が寒風を受けて揺れていました。

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風が通り抜ける造りになっている干し場からは、村上の旧市街や村上城跡、三面川までぐるりと見渡せます。

 

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画像提供:マルト鮮魚

マルト鮮魚の塩引き鮭作りは、北海道沖で鮭が捕れはじめる9月初旬から始まります。脂ののった身質のいいオスの秋鮭を使い、村上伝統の止め腹*で内臓などを取り出し、塩をすり込んだのち1週間ほど寝かせます。
*腹を裂ききらず一部をつないだままにすること。城下町である村上では「切腹」を忌み嫌い、そのようにさばくといわれています

 

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寝かせた鮭は、その後丁寧に塩出しされ、尾を上にして*数日間かけて干し上げます。
*「首吊り」を忌み嫌い、尾の付け根に荒縄を巻き、頭を下にして干します

「すべての工程が塩引き鮭作りには必要なものですが、中でも肝要なのは塩出しの工程です。ここで鮭のうま味を引き出し、寒風に晒して干すことにより、おいしさが凝縮されます。」(隆司さん)

確かな目利きで選ばれた鮭と長年受け継がれてきた技、そして独特な村上の冬の気候(寒冷多湿)がマルト鮮魚の塩引き鮭を作り上げます。

 

 

マルト鮮魚のイチオシ


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塩引鮭 切身パック
1切(460円)、2切(510円)、4切(780円)があります ※全て税込

北海道産の脂ののった身質のいい秋鮭を使用し、丹念に仕上げた塩引き鮭。これを食べやすい切り身にして真空パックに。ふっくらとした食感とほどよい塩味、かむほどに鮭のうま味があふれてきます。

 

 

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鮭の酒びたし(80g 1,200円・税込)

近海で捕れた身のしっかりとした鮭を使用し、うま味をぎゅっと凝縮させた鮭の酒びたし。そのまま食べてもよし、少量の日本酒やみりんに浸すもよし。「細かく刻んで、もち米と炊き込んでもおいしいですよ。」(隆司さん)

 

 

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鮭の味噌漬け(4切パック 840円・税込)

5kg台の身の大きい、脂ののった北海道産秋鮭を使用。地元のみそを使い、風味豊かで味わい深い一品に仕上げています。普段の食卓にはもちろんのこと、冷めてもふっくら柔らかいので弁当のおかずにもオススメです。

 

これらの商品はマルト鮮魚の店頭でも買えるほか、公式サイトでも購入可能です。
https://maruto-sengyo.com/item/

 

 

マルト鮮魚
所在地 村上市庄内町5-24
電話番号 0254-53-2932(代)
営業時間 8:00~17:00
定休日 水・日曜日、祝日
公式サイト  http://www.maruto-sengyo.com/ 

 

2019/12/16

岩船港鮮魚センター

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瀬波温泉街の立ち寄りどころの一つ、岩船港鮮魚センター。広い店内には、旬の鮮魚をはじめ、干物やみそ漬けなどの店独自の加工品も豊富にそろい、多彩なアイテムがひしめき合います。

 

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また、食事処(海鮮処 番屋)や軽食を提供するフードコート、地元の採れたて野菜を扱う直売所、和菓子店なども併設。村上の旬の美味をその場で味わえたり、ここでしか手に入らない佳味・珍味も買い求めることができます。

 

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岩船港鮮魚センター創業当時から勤め、現在は代表取締役社長の安宅 謙(あたか ゆずる)さん。岩船港鮮魚センターは、今から約40年前に岩船港の仲買人10名が集まって創業。安宅さんは高校卒業と同時に入社しました。

仲買人という目利きが買い付けてくる魚介が並ぶということで、創業当時から扱う商品には格別の自信をもっています。「魚離れ」と言われて久しい現在でも、おいしい・安いはもちろんのこと、専門店ならではの圧倒的な品ぞろえでお客様を喜ばせたいと安宅さんは話します。

 

それでは、岩船港鮮魚センターで人気のお土産を紹介していきましょう。

 

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干物各種

店内の一角を占める、岩船港鮮魚センターの干物コーナー。常時30~40種類もの地魚・旬の魚を使った干物がずらりと並んでいます。

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サバやホッケといった定番から、寒くなるこれからがおいしいハタハタや地元で捕れたヤナギガレイ、脂ののったギンザケやトラウトサーモンの半身干しといった豪快な干物も専門店ならではです。

 

 

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みそ漬け・西京漬け

ギンザケ・マス・アトランティックサーモンのそれぞれのみそ漬け・西京漬けを販売。漬け床は店のオリジナル。特にみそ漬けのみそにはこだわり、奈良橋醸造の「きうにみそ」を使い続けています。

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イチオシはギンザケのみそ漬け。ふっくらとした身は脂がのっていてジューシー。独自調合の漬け床は上品な味わいで、ギンザケのうま味を最大限に引き出します。買ってから2~3日目がちょうどよく漬かっているとのこと。お土産にはもちろん、お歳暮などの贈答品にも人気です。

 

上記の干物やみそ漬け・西京漬け、たらこ・すじこなどの人気商品は、岩船港鮮魚センターのオンラインショップでも購入可能です。

 

 

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新鮮な魚介類

岩船港鮮魚センターといえば、なんといっても鮮度抜群の魚介類。地元・岩船港で水揚げされたものを中心に、全国から集まった旬の鮮魚が並び、見ているだけでもワクワクします。

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この日は、岩船港で揚がったばかりのズワイガニが並んでいました。まだ脚をばたつかせるほど活きがよく、ケースをのぞく人からは驚きの声が上がっていました。

 

創業以来、魚を扱う大型専門店として豊富な品数と買い求めやすい価格、そして何より「おいしい魚」を提供してきた岩船港鮮魚センター。プロの目利きで選り抜かれた品々を、ぜひ一度ご賞味ください。

 

 

 

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岩船港鮮魚センター
所在地 村上市瀬波温泉3-6-38
電話番号 0254-52-1261
営業時間 8:30~17:00
定休日 不定休
公式サイト >>> http://www.iwafune.or.jp/

 

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