2022年3月、町屋造りの商店が軒を連ねる町屋通りのmura maison(旧HOTORI)がリニューアルオープンしました。店内には、人の手のぬくもりが感じられる各地の工芸品、毎日店で焼いている自家製パンや焼き菓子などが並び、なにより心地いい空気があふれています。
(取材日:2022年4月14日)
maison(家)のような、あたたかな店
通りに面したガラス戸から陽光が差し込む店内
店名のmura maisonとは「村上の家(家族)」という意味。店のコンセプトは、おしゃれでおいしい安全な食べ物と目利きの雑貨が並ぶ、セレクトショップのような「新しいお土産やさん」です。店内には、自家製パンや焼き菓子の他、ミネラル工房の手作り塩「白いダイヤ」やHATSUME(ハツメ)のエッセンシャルオイルといった村上で作られているものに加え、和紙を使ったバッグやシルク糸のネックレスといった日本各地から集めたアイテムも並びます。
村上の景色が織り込まれたロゴマーク
ブランディングを担当した、京都を拠点に活動するクリエイター吉田マリモさんによるロゴマークや内装からは、温かな雰囲気と“村上らしさ”が感じられます。店名に込められた「村上の家(家族)」という想いは、お客様はもちろん、店に関わる全ての人に向けられているようです。
「村上らしさ」を詰め込んで
毎日11:00に店頭に並ぶ自家製パン
店舗併設の工房で作る自家製パン・焼き菓子は、材料や製法にこだわり、保存料は使っていません。パン生地には、国産小麦(春よ恋)・ホシノ天然酵母を使い、湯種製法*で作ることで、モチモチとした食感と小麦のおいしさをより引き出しています。
*小麦粉の一部に熱湯を加えて混ぜることにより、小麦のデンプンを糊化させる製法
焼き上がり直前のマドレーヌ
マドレーヌやスノーボールクッキーの材料には、村上産の卵や塩、村上茶(緑茶・紅茶・ほうじ茶)を使用。村上を訪ねた記念にもなるお菓子に仕上げています。
オリジナル手拭い(1,100円・税込)
※青の他に赤色もあります
吉田マリモさんが手掛けたmura maisonオリジナルの手拭いには、雌雄の鮭のイラストが描かれています。吉田さんは、鮭のオスとメスの顔や体つきが異なることを知ってイラストにも反映させたそう。こちらも村上らしいお土産品の一つです。
mura maisonのオススメ
マドレーヌ(各150円・税込)
オークリッチの放し飼い卵を使った「うふ」(フランス語œuf(卵)から)や冨士美園の雪国紅茶を用いた「雪国紅茶」、ミネラル工房の塩を使った「黒糖」といった村上の食材を使ったものの他、「沖縄ラム」「ショコラ」「フランボワーズ」の6種の味がそろいます。
6個入りのギフトボックス(1,200円・税込)はお土産に喜ばれそう。
サイト内の関連記事
●ミネラル工房(2021.08.25)
●オークリッチ(2019.05.03)
●冨士美園(2018.01.04)
写真右から
緑茶とマカダミアのスノーボール
ほうじ茶とアーモンドのスノーボール
(各160円・税込)
口中でホロホロと崩れる食感が楽しいスノーボール。冨士美園の緑茶・ほうじ茶の粉末を混ぜ込み、香り高いクッキーに仕上げています。牛乳の代わりに無調整豆乳を使っているため、牛乳アレルギーがある方やビーガンにもオススメです。
※材料に小麦粉、ナッツ類(マカダミアナッツ・アーモンドプードル)等を使用しています。詳細は店舗へお問い合わせください
山椒と黒糖のショートブレット(180円・税込)
黒糖と山椒を組み合わせた、ちょっと風変わりなショートブレットは、控えめな甘さと口中に広がる爽やかなしびれが特徴。コーヒーや紅茶のお供にピッタリです。黒糖の粒がパリッ! ポリッ! と砕ける食感も小気味いい一品です。
店内で販売しているパンや焼き菓子は、店内のイートインスペースでもいただくこともできます。いれたてのコーヒー・紅茶、酵素シロップと一緒にお楽しみください。
mura maison(ムラ メゾン)
所在地 村上市大町1-16
電話番号 0254-75-5317
営業時間 10:00~17:00
※パンの販売は11:00から
定休日 日・月曜日
駐車場 1台
公式Instagram
https://www.instagram.com/mura_maison/