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むらかみやげ むらかみやげ

新潟県村上市で生まれ
全国・世界で愛されている逸品の数々。
作り手の情熱、商品に込められた想い
などとともに紹介します。

 


記事中で紹介している商品価格・店舗情報等は
取材当時のものです。あらかじめご了承ください。

 

 

こちらもご覧ください!
もらってうれしい・贈って喜ばれる
村上の定番土産といえばコレ!

 

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2026/03/10

【GOOD! Museum goods】「イヨボヤ会館」編

 

「むらかみやげ」特別編 GOOD! Museum goodsの2回目は、村上市街地の人気観光スポットの一つ、イヨボヤ会館です。

鮭のまち・村上が誇る日本初の鮭の博物館とあってミュージアムグッズも鮭づくし! 訪れた記念になるものから食べておいしいものまで、さまざまな鮭グッズがそろっています。

 


 

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(左)伝統漁法・居繰網漁の川舟や漁具等を展示する「三面川のサケ漁」のコーナー
(右)三面川の分流・種川の中をのぞくことができる「三面川鮭観察自然館」

村上市街地の北側を流れる三面川[みおもてがわ]は、千年以上前から鮭が遡上[そじょう]する川であり、三面川で捕れた鮭は、平安時代には朝廷へ献上され、江戸時代には村上藩の財政を支える貴重な資源でもありました。

その三面川の畔に立つイヨボヤ会館*は、1987(昭和62)年に日本初の鮭の博物館としてオープン。館内には、鮭とともに歩んできた村上市の歴史や鮭に関する村上独自の文化を紹介するコーナー、鮭をはじめ村上市の河川で見られる淡水魚等の展示などがあり、さまざまな角度から鮭と村上市の関わりについて知ることができます。
*イヨボヤとは、村上の方言で鮭のこと。詳しくは下記をご参照ください

鮭に関する村上ことば【イヨボヤ】
「イヨボヤ小ネタ帳」より

 

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(左)例年10・11月に催される人気の体験企画「越後村上三ノ丸流鮭塩引き道場」
(右)ミニふ化場ではチョウザメに触れることができます(スタッフにお声がけください)

季節ごとのイベントや体験企画も人気で、毎年8月のサマーナイトミュージアムは、施設の夜間公開と縁日のようなアトラクションが子どもたちに大人気。10・11月に行われる越後村上三ノ丸流鮭塩引き道場は、村上の伝統食・塩引き鮭の作り方を、越後村上三ノ丸流鮭塩引き[えちごむらかみ-さんのまるりゅう-さけしおびき]道場師範(講師)の手ほどきで学ぶ体験企画。毎年受講するファンも多く、三ノ丸流の使い手は年々増え続けています。

 

さて、イヨボヤ会館は鮭の博物館なので、ミュージアムグッズももちろん鮭への愛に溢れたものばかり。見学後には、思わず手に取ってしまうであろうアイテム3点+αを紹介していきます。

 


 

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(左)バックプリント
(右)本体カラーはライトブルー、ブラック、ネイビーの3色

イヨボヤ会館 オリジナルTシャツ
2,300円・税込

鮭のシルエットを左胸と背面にプリントしたオリジナルTシャツ。元々スタッフ用だったものがお客様の目に留まり、商品化されたという経緯があります。当初は、本体カラー黒×プリントカラー青だけだったのが、ライトブルーやネイビーも製作され、サイズもS・M・L・XLとそろえています。生地の厚みや首周りの詰まり具合も、しっかりとこだわっています。

 

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左上から
塩引きクン
1,300円・税込
みおもて遡(のぼる)さん
1,100円・税込

さまざまな和柄生地を巧みに縫い合わせた、塩引き鮭をかたどった布製ストラップ。どちらも腹部は止め腹*になっていて、細部にもこだわっています。「塩引きクン」は長さ約13cm、「みおもて遡さん」は約9cmとやや小さめ。手作りのため、一つとして同じものはありません。お気に入りを探してください。
*鮭の腹を開く際、一部をつないだままにするさばき方。城下町・村上で切腹を嫌ったためといわれています

 

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イヨボヤ会館謹製 鮭の酒びたし
50g 1,100円・税込

鮭の酒[さか]びたしは、塩引き鮭をさらに半年ほど干し上げることで完成する、祭りなどのハレの日には欠かせない村上の伝統食。イヨボヤ会館で販売しているものは、越後村上三ノ丸流の師範が手掛けたもので、そのおいしさは折り紙付きです。

 


 

ここからは+αのおみやげ情報です。

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上記の鮭の酒びたしと同じく、越後村上三ノ丸流の師範が丹精込めて作ったの塩引き(冷凍・保冷バッグ付き)が現品限りで販売中です。お試しに1切れ入り(900円)、おみやげには2切れ入り(1,500円)、自宅用におつとめ品(1,000円)と用途に合わせた5種類があります。なくなり次第販売終了なので、気になる方はお早めに。
※金額は税込です

 

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施設入り口にある4種類のミニクレーンゲーム(1回100円)にも、鮭の切り身(反対面ははらこ)のマスコットがあり、子どもを中心に人気とのこと。鮭のマスコットはアブラビレ*も再現されています。
*サケ科の魚にある、背ビレと尾ビレの間にある小さなヒレのこと

 


 

身に着けてよし・食べてよし! イヨボヤ会館ならではの鮭づくしのミュージアムグッズでしたが、気になるアイテムはありましたか? 紹介しているものの一部は「鮭の里 イヨボヤの里オンラインストア」でも購入可能です。一度のぞいてみてください。

鮭の里 イヨボヤの里オンラインストア(外部リンク)
https://iyoboya.base.shop/

 

イヨボヤ会館
所在地 村上市塩町13-34
電話番号 0254-52-7117
開館時間 9:00~16:30
入館料 大人600円・小中高校生300円
※おしゃぎり会館・若林家住宅・村上歴史文化館との4施設セット券は大人1,000円・小中高校生500円
休館日 年末年始(年始は臨時開館する場合あり)
駐車場 134台(大型バス5台)

公式サイト(外部リンク)
https://www.iyoboya.jp/

 

2025/11/25

【GOOD! Museum goods】「縄文の里・朝日」編

 

今回の「むらかみやげ」は特別編、村上市内にある博物館・資料館などのオリジナルミュージアムグッズを取り上げます。施設のコンセプトを表現したもの・展示品をデザインしたものなど、ミュージアムグッズは個性的で、訪れた時の喜びや感動を閉じ込めた、すてきな“おみやげ”です。

初回は、縄文の里・朝日のGOOD!なミュージアムグッズです。

 


 

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(左)「マタギの里」と呼ばれた旧三面集落の民具等
(右)市内遺跡で出土した貴重な土器等の遺物を展示

縄文の里・朝日は、奥三面[おくみおもて]ダム建設に伴いダム湖に沈んだ旧三面集落の民俗資料や、奥三面遺跡群をはじめ市内各地で出土した考古資料(旧石器~縄文時代)を展示する民俗・考古ミュージアムです。

 

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(左)予約不要の体験メニュー「土器づくり」の様子
(右)そば好きにも人気、やまびこ食堂の十割そば

展示の他にも、四季折々のイベントや各種体験(予約不要の体験プログラムもあり!)、併設のやまびこ食堂*では地粉を使った十割そばや古代米おにぎりを提供するなど、多彩で魅力的な企画で一年を通じて楽しめる施設です。
*やまびこ食堂は現在営業休止中(再開は2026年4月下旬を予定)

縄文の里・朝日は、ことし8月に開館20周年を迎え、これを記念してLINEスタンプ*や新しいミュージアムグッズが作られました。施設の公式キャラクターじんめちゃん&じょーもくんをあしらったものや人気土器を集めたカプセルトイなど、豊富にそろうグッズの中からオススメを5つ紹介します。
*LINEのスタンプショップで「縄文の里」と検索してください

 


 

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(左)バックプリントは人面付注口土器(国指定重要文化財)
(右)Mサイズはライトイエロー/Lサイズはインディゴの2種類

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(左)奥三面遺跡群 前田遺跡から出土した深鉢 火焔型土器
(右)人面付注口土器は奥三面遺跡群 元屋敷遺跡で発見された

縄文の里・朝日オリジナルTシャツ
2,300円・税込

開館20周年記念で製作されたオリジナルTシャツ。フロント中央に深鉢 火焔型土器、左右に公式キャラクターのじんめちゃん・じょーもくんのイラストをプリント。バックにも右腰部分に人面付注口土器のイラストがワンポイントで入っています。イラストは絵が得意な職員が担当し、元となった遺物は館内で見学可能。その造形の巧みさ・愛らしさに、遥か昔の縄文時代が身近に感じられる(?)Tシャツです。

 

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左がじんめちゃん、右がじょーもくんのモデルの人面付土器残欠[ざんけつ]

じんめちゃん&じょーもくん 2枚組ステッカー
50円・税込

縄文の里・朝日の公式キャラクターじんめちゃん&じょーもくんのステッカーを、全6種(2枚組3パターン)で販売しています。ちなみに、じんめちゃん&じょーもくんのモデルになっている人面付土器残欠は、奥三面遺跡群 元屋敷遺跡で出土したもの。どちらも国指定重要文化財です。

 

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左から
まが玉×アジアンノット バッグチャーム 1,500円・税込
まが玉ブローチ 650円・税込

滑石[かっせき]と呼ばれる柔らかい石を削り、表面は光沢感のあるジェルなどを使って美しく仕上げています。まが玉グッズは他にも、変わりまが玉ストラップ(850円・税込)など8種類がそろいます。

 

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じんめちゃん&じょーもくん ランダム缶バッジ
1回500円・税込

直径約57mmと大人の手のひらほどもある大きな缶バッジ。絵柄は上記4種+シークレット、何が出るかはお楽しみ!

 

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(左)本体は館内の窓口左側にあります
(右)一例のハート型土偶(国指定重要文化財)

カプセルトイ「奥三面の土偶とか パート1
1回300円・税込

縄文の里・朝日で展示している遺物の中から、イチオシの6点+シークレットを3Dプリンターで再現。お気に入りの遺物は入っているかな?

 


 

遊び心あふれる縄文の里・朝日のミュージアムグッズはいかがでしたか? どれもが現地を訪れないと手に入らないものばかり、気になったGOOD!なグッズはお早めに。

 

縄文の里・朝日
所在地 村上市岩崩612-118
電話番号 0254-72-1577
開館時間 9:00~16:30
入館料 大人400円・小中高生100円
休館日 月曜日(祝日の場合は火曜日)
駐車場 34台(障がい者用1台含む)

公式サイト
https://www.iwafune.ne.jp/~joumon/

 

2025/10/10

銀月堂

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初めて口にしたあめの記憶は、祖母が割り箸の先に巻き付けてくれた水あめ。光の帯のように艶々と伸び、いつまでも甘く、うっとり夢見心地になったものです。以来、あめには甘い・おいしいだけでない、ノスタルジアのようなものがつきまといます。

2024年、日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~」に追加登録された村上市塩谷[しおや]。この地で三代続く菓子店・銀月堂には、創業時から作り続けているあめがあります。変わらぬ手法で作られる一粒に、あめに対する想いはさらに深くなりました。
取材日:2025年9月9日

 

お菓子の名にふるさとの情景を込めて


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店名は、俳句をたしなんでいた創業者の俳号から名付けられたそう

新潟県で一番低い山、稲荷山(番所山)のほど近くに明治43(1910)年創業の老舗菓子店・銀月堂はあります。創業者は現店主・野澤孝さん(一番上の写真左側)の祖父で、当時は職人を雇い、地元の人に向けて、おやつのような駄菓子や和菓子を作っていたそう。三代目にあたる孝さんは、東京で洋菓子の技術を学んで帰郷。これまで作っていたお菓子に加え、クッキーやマドレーヌなどの洋菓子も作るようになり、冠婚葬祭等で配られる式菓子も請け負うようになりました。

 

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パッケージや包装紙にも、ふるさとへの想いが詰まっています

銀月堂のお菓子には、そのどれもに地域の名所や景色を想起させる名が付けられています。創業時からあるもなかは「お幕場の月」、フランボワーズ入りミルクあんをサンドした「すなはま散歩」は、塩谷の浜をそぞろ歩く景色が思い浮かびます。手にしたお菓子の名に思いをはせ、その甘さを味わうとき、村上・塩谷の景色を思い出してほしい。お菓子の名には、そんな思いが込められています。

 

一粒一粒、手間暇を惜しまず


多彩なお菓子を手掛ける銀月堂で、創業時からある駄菓子の一つが手作りのあめです。材料・工程ともにシンプルなあめですが、その分、職人の経験がものをいいます。今回は、そのあめ作りの様子を見学させてもらいました。

 

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煮たてたあめを木べらから指に取って口へ。歯でかんで硬さを確認します

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(左)煮詰めたあめをボウルへ移し、水に当てながら温度を下げていきます
(右)ストーブの熱であめの柔らかさを保ちつつ、切り出す分を細く伸ばします

銀月堂は、町家特有の奥へ長い造りで、商品が並ぶ店舗の奥に作業場があります。中では、すでにしょうゆあめの原料が煮たてられており、香ばしい匂いと熱気が満ちていました。ぐらぐら煮える鍋の中身は約150℃、時折硬さを確かめるために木べらを入れ、指先に取って素早く口へ運びます。孝さんいわく「歯でかんでみて、『カッキーン』って感じになればOK」とのこと。煮詰まったあめは、別のボウルに移し替え、水を張ったたらいで底から冷やしながら、加工しやすい温度まで冷まします。

 

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釣り糸であめを一粒ずつ切り分けます。糸の先端には小さな靴べら(右手が握っているもの)が取り付けられていて、糸に力が入るように工夫されています

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(左)切り終えたあめを一粒ずつオブラートに包みます
(右)オブラートに包む作業は夫婦並んで

熱が取れたあめは、小包ほどのひとかたまりにして、カンカンにたいたストーブ前に置かれます。ここからの作業には妻の由美子さんも加わり、連携してあめを切り分けていきます。かたまりから細く伸ばしたあめを、首から下げた釣り糸で小気味よくカットしていく孝さん。由美子さんは、かたまりのあめが硬くならないよう、ストーブの前であめを動かし続けます。切り終えたあめは、一粒ずつオブラートに包んで完成です。

 

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出来立てのしょうゆあめは、琥珀[こはく]のように艶々と輝いています。形が不ぞろいなのも愛らしく、手に取って眺めていたい、そんな気持ちになりました。「いいあめは、何個なめても口の中が痛まない」と孝さんは言います。材料・工程、そして職人の経験がこの一粒に結晶している。そう思うと、幼い頃から抱いているあめへの憧憬もさらに色濃くなりました。

 

銀月堂のお菓子3選 


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手作りあめ
1袋160円・税込

上記で製造工程を紹介した銀月堂の手作りあめは、しょうゆの他に黒糖・ニッキ・ハッカと4つの味がそろいます。しょうゆは地元のものをブレンドして用い、黒糖は沖縄県産を使用するなど、厳選した材料と実直な手法で作られた、昔ながらの「何個でも口にしたくなる」あめです。

 

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おひさまクッキー
1袋5枚入り700円・税込

生地に米粉を配合した、手のひらほどもある大きなクッキー。中央にはほろ苦チョコレート、その周りを食感の軽いクッキー生地が囲い、上にキャラメリゼしたスライスアーモンドが乗っています。パッケージでは「夕日のきれいな村上 夕日スポットはどこ」と問いかけます。

 

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最中 お幕場の月
1個160円・税込

創業時からある銀月堂の定番和菓子。こだわりの粒あんは、十勝産小豆に白あんを合わせた自家製です。あんの甘さは、時代に合わせて少々控えめに。一つ食べれば、満ち足りた気持ちになる銘菓です。

 


 

銀月堂のお菓子の一部は、道の駅神林(穂波の里)併設のとれたて野菜市かみはやしでも取り扱っています。

 

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銀月堂
所在地 村上市塩谷1256
電話番号 0254-66-5550
営業時間 8:00~18:30
定休日 不定休
駐車場 4台

 

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