寛政年間創業、約二百年の永きにわたり、塩引き鮭などの鮭加工品を手掛けている越後村上うおや。村上の鮭を全国に発信し、地元はもちろん、多くのお客様に愛されている老舗です。
町屋が並ぶ村上市大町にあり、観光客もよく立ち寄るロケーション。お土産を選ぶ人に交じり、地元のお得意さんが時節柄かお歳暮の品を注文する姿も見られました。
今回は、越後村上うおや九代目店主・上村隆史さんにお土産に人気の品を教えてもらいます。
塩引鮭切身(普通470円/大切540円/特大670円)
一切れずつ個包装された塩引き鮭の切り身は、村上土産に最適。うおやは、2009年10月に塩引き鮭を作る工房「鮭こうば」を新設。工房内の窓にはガラスが入っていない箇所もあり、2階から上は吹き抜けになっていて、自然の風が通り抜ける構造になっています。村上の気候風土がつくり出す、塩引き鮭のうま味。うおやの塩引き鮭も、村上の風を受けてゆっくり乾燥し、おいしさが熟成されます。
鮭の酒びたし(20g 450円~)
うおやの酒びたしは、農林水産省主催「食の絆サミット2013」の中で行われた、大学生による酒と肴の組み合わせ日本一を決める「サケ×アテグランプリ」でグランプリを獲得した逸品。酒を振りかけて食べる従来の食べ方の他にも、炊き込みご飯やお茶漬けなどにも活用できます。
醤油はらこ(160g 1,990円~)
酒と二種類のしょうゆをブレンドすることで生まれる、艶々と輝く醤油はらこ。手作りする方も多いでしょうが、この色と艶はさすがプロの技とうならされます。
※はらこ=イクラのこと
鮭の飯寿司(250g 1,270円~)
村上地方の正月には欠かせない一品。うおやでは、大洋酒造にお願いして特別な麹を造ってもらっているとのこと。鮭の薄切りと氷頭、はらこ、数の子、人参、大根、ユズが入っています。
上記の醤油はらこや鮭の飯寿司は、女将(九代目のお母様)の上村八惠子さん(写真中央)が自身の舌と長年の経験をもとに味を決め、製造を取り仕切っています。うおやの味を守り、時には店を代表してメディアにも登場する元気な女将。うおやが愛され続ける理由の一端が、ここにもあります。
越後村上うおや
所在地 村上市大町4-3
電話番号 0254-52-3056
営業時間 9:00~17:00
定休日 不定休
自店ウェブサイト