この神社は『延喜式』神名帳(927年完成)に載っている。所謂(いわゆる)式内社であって、祭神は保食神(うけもちのかみ)で食物を司る神である。
伝承によると福井県敦賀市に鎮座する気比神宮と関係が深く、往時永く気比宮、或いは気比大明神といわれていた。明治になってから西奈彌神社と称し、現在に至る。
明治18(1885)年10月の火事で焼失し、同21(1888)年9月に再建されたが仮殿であり、大正9(1920)年6月に本殿を再建、平成3(1991)年7月に拝殿等再建した。
例大祭は9月4日で、神輿一基と屋台車5台が町内を巡行する。
西奈彌神社(せなみじんじゃ)
所在地 村上市瀬波浜町4-16