創立 正保元(1644)年、内藤家三代・信照侯が棚倉(福島県)で開基し、源蔵和尚が開山した。
山号の常照山は、源蔵が内藤家始祖の信成(のぶなり)侯とともに伊豆国(静岡県)韮山へ移ったときに常照寺を建立したことによる。
法善の院号は信成侯の諡(おくりな)、光徳は内藤家二代・信正侯の諡である。三の丸にあるこの寺は古くから代々の城主の菩提寺となった。
英林寺は堀直竒侯(元和4年~)、瑞峰寺は榊原侯(寛文7年~)等、光徳寺は享保5(1720)年に内藤侯が入封してからで、寺領百石を拝領して以来150年間続いた。
寺域は城内の一郭として、国重要史跡に指定されている。
●浄土宗
常照山 法善院 光徳寺(じょうしょうざん ほうぜんいん こうとくじ)
所在地 村上市羽黒口7-24