創立は明暦元(1655)年3月、開山は泉梁(せんりょう)和尚、満福寺の末寺である。その以前は妙心庵(みょうしんあん)と称した庵寺であったという。
その妙心庵に隠居生活をしていたのが、村上茶の元祖といわれている徳光屋覚左衛門(本名 土田)夫妻。ゆえに境内地には、夫妻の墓碑と頌徳碑(しょうとくひ)が建立されている。
また、寺内には夫妻の肖像画がある。覚左衛門の没年は寛永11(1634)年6月26日。頌徳碑の建立は大正11(1922)年。当時の住持 竹内越岸(えつがん)の発起による。
●曹洞宗
普門山 東林寺(ふもんざん とうりんじ)
所在地 村上市羽黒町8-10