創立は寛永16(1639)年4月19日、開基は秀円(しゅうえん)和尚。もとは仲間町にあったが、城主・堀丹後守直竒(ほりたんごのかみなおより)が、その場所を「茶屋」にするため、現在地に移したと伝えられている。
現在の本堂は天明6(1786)年の飢饉のとき、檀頭・宮川屋彦次郎(本姓 風間)が生活困窮者を救済するため、私財を投じて建てたものである。
工期は足かけ2年、大工 6,237人、塗師 871人、経費合計14両2分と銭2,730貫であった。欄間や向拝などの彫刻は、板垣伊兵衛の手になる見事な出来である。
●真宗大谷派
護法山 善龍寺
所在地 村上市庄内町7-11