創立は文安3年(1446年=室町時代中期、室町幕府八代将軍・足利義政公の時代)。後に、耕雲寺5世に晋住される徳嶽宗欽(とくがくそうきん)大和尚が草庵を結び、九皐庵と称して山居されたことが始まりである。
開山没後、新発田の宝積寺(ほうしゃくじ)より、法孫の瑚珊文愛(こさんぶんあい)和尚が来て、山号を飯野山と定め、寺号を龍皐院と改めて中興し、今日に至っている。
現在の本堂・庫裏は平成2(1990)年に、山門は平成9(1997)年に改築されたものである。
山門前には、享保2(1717)年造立の地蔵菩薩立像がある。その近くには「三ツノ山」(江戸時代の力士)の墓碑がある。
●曹洞宗
飯野山 龍皐院(いいのさん りゅうこういん)
所在地 村上市羽黒町12-30