寒さ厳しい雪国・新潟の冬。ことしは年明けから寒波が襲い、日々の雪かきが欠かせませんでした。そんな中「おいしいものを食べて英気を養おう!」ということで、村上市松喜和(まつきわ)にある御食事処 鈴季(すずき)へ行ってきました。
(取材日:2021年1月18日)
今回はこの二人でお出かけ。
鈴季は国道345号から細い小路に入った住宅地にあります。国道沿いに小さな看板が出ていますが、注意していないと見逃してしまうかも。まさに隠れ家のような店です。
カウンター席
テーブル席
ご主人の自作の器も並んでいます。
メニューがこちら。この中から、ご主人が勧めてくれた料理2品をいただきました。
松花堂御膳(1,600円・税込)
1品目は「松花堂御膳」。刺し身・煮物・サラダ・八寸・小鉢(この日は茶碗蒸し)・ご飯・汁物。食後にコーヒー&デザートが付く、特に女性に人気があるお膳です。
お刺し身。この日の魚は、寒ブリ・タイ・ヒラメの昆布〆。
たくさんの海の幸が一皿に盛り込まれた八寸。マグロの煮凝り・ブリの焼き漬け・子持ちイカの姿煮・タイの南蛮漬け・紅芋あんの栗きんとん。
煮物はサバ大根でした。見た目も大変美しいです。
目の前に運ばれてきた皿の数と色どりのよさに感嘆の声が出てしまいました。旬の地魚・野菜を使った料理の数々、ご主人の細やかな仕事がうかがえます。食後にはコーヒーとケーキ(奥様の手作り)も付いて、すっかり満ち足りた気分になりました。
豪華でビックリ! 煮物のサバ大根は、しっかりと煮含められているのに全く煮崩れしていない。ご主人に秘訣を聞いたところ、下茹でした大根に下味を付け、オーブンで調理しているとのこと。すごく手間がかかっています。栗きんとんの優しい甘さが、箸休めにピッタリでした。
岩船沖すし御膳(1,700円・税込)
料理2品目は、男性に人気があるという「岩船沖すし御膳」。握り寿司7貫・小鉢(茶碗蒸し)・天ぷら・ミニそば(またはミニうどん)とボリュームもあります。
この日のネタは、手前からスズキ・ホウボウ・ヒラメ・メバル・タイ・ソイ・大トロの7貫。トロ以外は地元で捕れた魚です。
男性人気も納得のボリュームです。地魚の握り寿司は7貫全部ネタが違う! これだけでおなかいっぱいになりそう。そばを選びましたが、オーブンで焼いた魚の骨と昆布から取っただしのうま味で満足感がさらにup。サクサクの天ぷらとよく合います。料理のだしには昆布を使い、カツオは使わないそうです。
岩船沖で捕れた魚をメインにした握り寿司が美味。ネタも大きく、食べ応えがあります。茶碗蒸しや天ぷらも絶品でした。
料理がおいしいのはもちろんのこと、料理を盛り付ける器(焼き物)の一つ一つも実に味わい深く、素敵でした。器はご主人が自身で作ったものとのことで、ご主人が作る料理との相性はもちろん抜群。こちらもじっくりご覧ください。
心地よい音楽が流れ、暖かい色合いの光が包み込む店内。目にも鮮やか、お膳いっぱいのおいしい料理と、少し大きめで手によくなじむ湯飲み(もちろんご主人の作)。ちょっと元気が欲しいとき、ゆっくりと食事を楽しみたい日のランチにいかがでしょうか。
御食事処 鈴季(すずき)
所在地 村上市松喜和1484-1
電話番号 0254-66-5492
営業時間 11:00~14:00(Lo13:30)、18:00~21:00(Lo20:30)※夜の営業は前日まで要予約
定休日 水・木曜日
駐車場 5台
公式サイト https://suzuki-restaurant.com/