むらかみシュラン むらかみシュラン

 

村上市のおいしいモノを実食レポートします!

 

記事中で紹介しているメニュー料金・店舗情報等は
取材当時のものです。あらかじめご了承ください。

 

2024/05/05

村上市大町「海鮮一鰭」で村上の食文化を堪能ランチ

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2024年ももう5月! 村上市内もずいぶん暖かくなり、まち歩きがしやすい季節になりました。現在、市内・城下町地区では、第10回 城下町村上 春の庭 百景めぐりも開催中です!!

MURAKAMI@ctivity
歩いて巡る、村上市街地☆大満喫コース
https://www.sake3.com/activity/434

第10回 城下町村上 春の庭 百景めぐり
https://www.sake3.com/contents8928/138

 

まち歩き・町屋見学をしながら
村上の城下町文化に触れるもヨシ◎
村上の食を味わうのもヨシ◎

 

村上でしか味わえないものといえば、村上独特の気候風土がつくり出す名産・塩引き鮭。そして、はらこです。
※村上ではイクラのことを「はらこ」と言います

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※写真はイメージです

せっかくなら村上の文化を体験して、ランチに塩引き鮭&はらこはいかがでしょう??

 

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というワケでおじゃましたのは、村上市大町の海鮮一鰭[かいせん-いちびれ]。町屋造りの店が多く立ち並ぶ越後村上 町屋通りに店を構えます。鮭の加工品や水産加工品を扱う老舗・越後村上うおや直営で、隣接する大町文庫1階にあります。

海鮮一鰭
https://www.sake3.com/spot/2043

越後村上 町屋通り
https://www.sake3.com/spot/17880

越後村上うおや
https://www.sake3.com/spot/157

 

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大町文庫2F

大町文庫は、かつて村上高等学校で教鞭を執っていた本間桂先生・八木三男先生・大嶋久夫先生(3名とも故人)の蔵書を収めた私設図書館です。貴重な本の数々は、館内でのみ閲覧可能です。

 

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大町文庫1F内の海鮮一鰭。客席は29席(6人掛けテーブル×3・4人掛けテーブル×2・カウンター×3)あります

 

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落ち着いた雰囲気の店内、壁には村上城下を描いた絵図が掲げられています。今も昔の風景を残している村上ですが、今と昔の道を比較しながら、まち歩きをするのも楽しいかもしれません。

 

それでは席に着き、早速注文!
オススメ3品をいただきました。

 

メニューは下記をご参照ください。
越後村上うおや直営の和食「海鮮一鰭」(外部リンク)
https://uoya.co.jp/uoyasake/kaisenichibire.html

 

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うおや塩引御膳
1,600円・税込

ごはんにお吸い物、そして塩引き鮭。これぞテッパン! そこに旬の刺し身が付いています。

塩引き鮭しか勝たん! 塩引き鮭は、さすがうおやさん。塩加減はちょうどよく、これだけでもごはんが進みます。小鉢も箸休めの寄せ豆腐もなかなかの味。魚屋さんが運営している飲食店です。どれを食べても間違いはありません。ごちそうさまでした。

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海鮮はらこ丼
1,480円・税込

キラキラ輝くはらこ(イクラ)と、うおや自慢のお刺し身とのコラボレーション丼。味はもちろんのこと、目でも楽しめる逸品です。かむたびにプチプチ弾けて、口いっぱいに、はらこのうま味が広がります。

刺し身は、本マグロ・タコ・タイ・ヒラメ・南蛮エビ。中でも絶品だったのは、口に入れた瞬間に溶けてなくなった本マグロ。マグロの風味と甘みだけを残して、どこかへ行ってしまいました。。。気が付けば完食。至福のひと時、ごちそうさまでした。

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1,550円・税込

刺し身5種盛・はらこ・身欠きニシン・金柑・たらこあえの5点セットにごはん・お吸い物が付いた欲張りセット。どれもちょうどいい塩梅で盛り付けられているので、あれもこれも楽しみたい方にはオススメです!

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海鮮一鰭のごはんは、岩船産コシヒカリを使用しています。岩船産コシヒカリは、新潟コシヒカリの三大ブランドの一つ。村上の料理には、岩船産コシヒカリが一番合いますね!

 

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うおや塩引御膳に付いていた塩引き鮭やはらこは、町屋通りを挟んで向かいに立つ、うおや塩引館で購入できます。冷凍で地方発送もできるのでお土産にもいいですね!

せっかく村上へ来たのなら、村上の町屋めぐりと村上の食文化のどちらも味わえる最高のプランをぜひどうぞ!

 

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海鮮一鰭[かいせん-いちびれ]
https://www.sake3.com/spot/2043

所在地 村上市大町4-5 大町文庫1F
電話番号 0254-52-3056(越後村上うおや)
営業時間 11:00~15:00
定休日 不定休
駐車場 10台
※店の前に3台分、他うおや駐車スペース4カ所あり

公式サイト
https://uoya.co.jp/

 

2023/06/25

村上市大町「茶館きっかわ 嘉門亭」で“亭主の茶”をいただく

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(取材日:2023年6月2日)

前日までの陽気から一転し、茶館きっかわ 嘉門亭(かもんてい)を訪れた日は梅雨のはしりで、中庭の木々や苔などは一層青々とし、生き生きと輝いていました。

茶館きっかわ 嘉門亭
https://www.sake3.com/spot/18117

 

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昨年春にオープンした嘉門亭は、鮭加工品を製造販売する千年鮭 きっかわが手掛ける御茶サロン。当地では、一家の主が自らお茶を淹(い)れ、客人をもてなすという慣習があり、きっかわ先代・吉川哲鮭(てっしょう)さんは、これを“亭主の茶”と呼び習わしました。ここ嘉門亭では、このおもてなしの精神を昇華させ、村上茶の新しい味わい方・楽しみ方を提供しています。

千年鮭 きっかわ
https://www.sake3.com/spot/126

村上茶について
https://www.sake3.com/speciality/tea

 

今回はこの3人でレポートします。

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着席して、ほどなく運ばれてきた水と竹筒。水は、千年鮭 きっかわで引いている井戸水です。かつては造り酒屋を営んでいたきっかわですから、水にも並々ならぬこだわりがあります。

 

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次に運ばれてきたのは村上木彫堆朱の文箱。中にはメニューが入っていました。

村上木彫堆朱について
https://www.sake3.com/speciality/tsuishu

 

メニューは以下の通り。
※すべて税込

村上茶
※それぞれ4煎目まで提供します
※Aコースは一口菓子2個、Sコースは5個付きます

●亭主の茶[上煎茶]
・Aコース …3,300円
・Sコース …4,400円

●亭主の茶[驚き番茶]
・Aコース …3,300円
・Sコース …4,400円

●亭主の茶[ほうじ茶]
・Aコース …3,300円
・Sコース …4,400円

特製ドリンク
※それぞれに一口菓子が2個付きます

●紅の苺ジュース …1,980円
●黄金の生姜ジンジャーエール …1,980円
●絹白の麹スイーツドリンク …1,980円

ミニアフタヌーンティー【要予約】
※お茶2種と一口菓子の盛り合わせ
5,500円

 

5656Pさんは村上茶から亭主の茶[上煎茶]Aコース特製ドリンク紅の苺ジュース。おっちゃん(敬称略)村上茶亭主の茶[驚き番茶]Aコース。すがいなおは特製ドリンクから絹白の麹スイーツドリンクをオーダーしました。

 


 

まずは、5656Pさんのオーダーから。

 

村上茶より
亭主の茶[上煎茶]Aコース(3,300円・税込)

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嘉門亭では、お客様の目の前でお点前し、お茶を淹れてくれます。

 

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使用する茶葉は、村上茶を嘉門亭が独自に調合したもの。上煎茶は、茶葉が細かく針のようです。

 

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まずは1煎目。おだしのようなうま味たっぷりのお茶で、苦みのないトロッとした濃厚な味わいに驚きました。続く2煎目は、甘みと苦みのどちらも感じるお茶で、1煎目とは違うものを飲んでいるようでした。

 

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2煎目を淹れた後、急須から茶葉を少量取り出し、自家製ポン酢をかけていただきました。ポン酢をかけた茶葉は、食感もよくておいしかったです。

3煎目は茶葉が一気に開き、甘みと、さらなるうま味を感じました。淹れるたびに香りも少しずつ変わり、温度や淹れ方でこんなにも違いが楽しめるのかと感心しました。

 

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4煎目は風味茶でした。選りすぐった季節の食材数種から1つを選び、上煎茶とブレンドします。私は青森産のシソの葉をチョイス。お茶が注がれるとシソの香りが漂い、すっきりとした、味わい深い風味茶になりました。

 

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この日、用意されていた一口菓子は写真の5種類。(写真下から時計回り)青のりの苔玉ブーレット*・新じゃが山椒・トマトと豆の木・かずのこクリームのブーレット・干し柿の発酵バターです。Aコースは、この中から2種類の一口菓子を選びます。
*フランス語で「小さなボール」という意味

 

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私は(写真左から)かずのこクリームのブーレット新じゃが山椒を選びました。かずのこクリームのブーレットは、クリームチーズの酸味とかずのこの塩味と食感、こしあんの甘さが絶妙にマッチ。新じゃが山椒は、ほのかなジャガイモの味わいと山椒の爽快な香りが口中に広がりました。

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続いて、特製ドリンクから
紅の苺ジュース(1,980円・税込)

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最初に出てきたのはイチゴのアイス。地元産イチゴを使った生ジャム(非加熱で作ったジャム)をアイスに練り込んでいるそうです。果肉がたっぷり入った、フレッシュな味わいでした。

 

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「紅の苺ジュース」はきれいな淡いイチゴ色で、フレッシュでほどよい甘さでした。

 

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一口菓子は(左から)トマトと豆の木干し柿の発酵バターを選びました。トマトと豆の木は、蜂蜜に3日間漬け込んでから干したミニトマトの間に、クリームチーズを挟んで、上に豆の芽をのせたもの。ミニトマトは青臭さがなく、ドライフルーツのような味わいで、そこにクリームチーズの酸味が加わり「これはやっぱりスイーツだ」と感じる一品でした。干し柿の方は、柿の間に発酵バターとこしあんを挟んでいます。バターの塩味が干し柿やこしあんの優しい甘さを引き立て、おいしかったです。

 

村上茶がもつ豊かな味わいと一つ一つ丁寧に作られたお菓子で、また一つ、地域の素晴らしさを知ることができました。

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続きまして、おっちゃんのオーダー。

 

村上茶より
亭主の茶[驚き番茶]Aコース(3,300円・税込)

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最初に運ばれてきたのは、村上木彫堆朱の茶筒や香合など。「村上の番茶でございます」と茶合に出した茶葉を見せてくれる。これは1煎目ではなく、2煎目の冷茶のためのもの。笠間焼の白い急須に茶葉を入れ、氷水を加える。「このまま15分ほどお待ちいただきます」と言われ、香合のふたが外された。中には懐中時計が入っている。これもまた、おもてなしの演出で心憎い。

待っている間に1煎目が提供される。最後の1滴までしっかり出してくれ、番茶の香りが漂い、口に含むと何ともいえない甘みが広がった。

 

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いつの間にか15分が過ぎ、2煎目の冷茶がカクテルグラスに注がれる。グラスの広い口から甘い香りが漂い、1煎目とはまた違った味わいを感じ、甘みが口に残り続けた。

3煎目も冷茶で、2煎目を淹れた後の急須にまた冷水が注がれ、待つこと7分。3煎目もカクテルグラスでいただいたが、2煎目よりも甘みは減り、うま味が感じられた。

 

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3煎目をいただいていると、一口菓子が運ばれてきた。選んだのは(左から)青のりの苔玉ブーレット干し柿の発酵バター。青のりは、見た目がマリモのようでかわいらしい。口へ運ぶと、青のりの味が口から鼻へと抜けていく。後からクリームチーズとこしあんの酸味・甘みがやってきて、最後にまた青のりが広がって溶けていった。干し柿は、最初に柿の甘みがきて、その後をバターとこしあんが追いかけてくる。絶妙な甘みとバターの風味がブレンドされて口の中で溶けた。

 

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4煎目はやかんで出てきた。小さなやかんに入っているのが、また素晴らしい演出だ。子どもの頃、囲炉裏にはいつもやかん(または鉄瓶)が掛かっていて、そこには番茶が入っていた。お客様があると、そのやかんに少し茶葉が追加されたものだ。4煎目は、そんな懐かしさを感じる番茶の味だったが、さすがに上品なものだった。

 

村上木彫堆朱の茶道具、お茶の出し方に応じた素晴らしい器類を見せてもらった。スタッフの説明や最後の一滴まで絞り出す演出、極上のひと時を味わうことができた。

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最後に、すがいなおのオーダーです。

 

特製ドリンクから
絹白の麹スイーツドリンク(1,980円・税込)

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先に運ばれてきたのは、麹(こうじ)プディングと温かいほうじ茶。かつて造り酒屋だったきっかわは、今でも麹を作っていて、地元では「きっかわの麹でないと、わが家の飯寿司の味にならない」と話す人もいらっしゃいます。

飯寿司とは
https://www.sake3.com/iyoboyakoneta/169

そんなわけで、こちらでいただく麹のメニューもきっと、いや、かなり期待できる!と踏んだワケです。この麹プディングはふんわり優しい甘さで、まさに癒やしのスイーツでした。

 

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続いて、メインの「絹白の麹スイーツドリンク」です。きっかわの井戸水で作った丸い氷をワイングラスに入れ、麹から作ったドリンクを注ぎます。グラスの中で氷がくるくる回り、カランカランと涼しげな音を立てます。

 

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庭の緑と相まり、爽やかな甘みの清涼感あるドリンクです。途中、添えられた生クリームを加えると、こくがプラスされて満足感も増しました。

 

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一口菓子は(左から)トマトと豆の木青のりの苔玉ブーレットをいただきました。トマトは、トマト&クリームチーズ&こしあんの組み合わせが絶妙。苔玉は、青のり+クリームチーズの組み合わせが酒のつまみのようだと思いながらも、こしあんの甘みでちゃんと甘味として成立していました。

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すべてのメニューが提供され、人心地ついて時計を見ると1時間半が過ぎていました。体感ではあっという間だったので驚きましたが、満ち足りた気分で席を立ちました。
※時間がない方には35分の特別コース(3,300円・税込)もあります

 

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客人を迎え入れるため整えられた室内や庭、華美ではなく最良で選ばれた調度品や道具類、スタッフの美しい所作。嘉門亭のすべてが、訪ねてきた人をもてなす“亭主の茶”の一環なのです。素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

 

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館内のショップでは、嘉門亭で使用している茶器や村上木彫堆朱などを取り扱っています。

 

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冷蔵のショーケースには、きっかわの洋食ライン「Madam Kikkawa(マダム・キッカワ)」が並んでいます。私がいただいた麹プディングも並んでいました。おみやげにオススメです。

 

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ネコの足跡を模して小石が埋められています。
どこにあるかな? 探してみてください。

 

 

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茶館きっかわ 嘉門亭
https://www.sake3.com/spot/18117

所在地 村上市大町3-7
電話番号 0254-75-5711
営業時間 10:30~17:00(Lo 16:00)
※ショップの営業時間は9:30~17:00
定休日 水・木曜日
※定休日が祝日の場合は前日または翌日が休みになります
※GWや年末年始、お盆などは変則的な休みになります
※その他、臨時休業する場合があります

駐車場 6台
※千年鮭 きっかわと共用

公式サイト
https://www.murakamisake.com/kamontei/

 

2023/05/05

【特別編】村上の岩のりおにぎり[Dayis]

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村上の岩のりおにぎり(おいしいけれど、宴会料理の〆でしか食べる機会がないよね。普段から食べられたらいいのにな)問題を解決する特別編も今回で3回目。

今回紹介するのは、カフェ&ダイニング Dayis(デイズ)の岩のりおにぎりです。
(取材日:2023年4月6日)

 


 

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カフェ&ダイニング Dayisは、日本海東北自動車道「村上瀬波温泉IC」を降りてすぐ(車で約3分/駐車場10台)、JR村上駅からも徒歩でおよそ5分と大変便利な場所にあります。

カフェ&ダイニング Dayis
https://www.sake3.com/spot/7924

 

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元気な色合いの内装は、オシャレなカフェそのもの。料理もさぞかしオシャレなんでしょうな!っと思いきや、ガレット*やパスタといったメニューに交じり、郷土料理の「やまもち」や豆腐・油揚げを使ったシブい料理も提供しています。
*生地にそば粉を使ったフランスのクレープ

 

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やまもちは朝日地区の郷土料理で、半殺しのごはん*を団子状にして、すったクルミを加えた根菜の汁と合わせたもの(上記写真)。豆腐や油揚げを使ったメニューが多いのは、店主の実家が豆腐屋を営んでいるため。どちらも「村上のおいしいものを食べてもらいたい」という店主の想いから提供しているそうです。
*ごはんの粒が半分くらい残る程度につぶすこと

そして、岩のりおにぎりもその一つ。村上の海で採れた岩のり、朝日地区で作られているいわふね米(岩船米)コシヒカリは「そのものがおいしい」(店主談)ため、Dayisでは中に具を入れず、岩のり&米のうまさだけで勝負しています。

 

それでは、Dayisの岩のりおにぎりが出来るまでを紹介していきます。

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直火で岩のりを焙り、香ばしさを引き立てます。

 

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広げたラップの上に先程の岩のりを置き、そこへしょうゆを適量かけます。

 

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しょうゆは、店主お気に入りの菱山六醤油(新潟市北区)の「本醸造 かおり」を使用しています。

 

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しょうゆをかけた岩のりの上に、お茶碗の8分目までよそったごはんを置きます。

 

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下に敷いたラップごとふんわり握ります。

 

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これで完成です!!
※写真は2個ですが、1個からでも注文可能です
※テイクアウト可能です

 

それではいただきます!

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岩のりおにぎり
1個 300円(税込)

「ちょっと小ぶり」(店主談)なDayisの岩のりおにぎり。重さは約150gですが、食べ始めると意外なほど食べ応えがあり、1個でも満足感があります。ラップを外すと香ばしい岩のりの匂いが漂ってきて、大きな口でかぶりつきたくなる衝動に駆られます。粒が大きく、もちもちとしたごはんは、甘みがあって、店主が話す通りそれ自体がごちそう。しょうゆが染みた部分がまたおいしく、岩のりとごはんのおいしさがさらに際立ちます。

岩のりとごはんとしょうゆ、ただそれだけのおにぎりがこんなにもおいしいなんて!! 市外の方はもちろんですが、普段から当地の食材を口にしている人たちにも味わってもらいたい、Dayisの岩のりおにぎりです。

 

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カフェ&ダイニング
Dayis(デイズ)
https://www.sake3.com/spot/7924

所在地 村上市山居町1-13-28
電話番号 0254-57-1032
営業時間 11:00~14:00、18:00~20:00
定休日 火曜日
駐車場 10台

公式サイト
https://localplace.jp/t200455183/

 

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