この「むらかみシュラン」では、通常1記事につき1店舗をご紹介していますが、今回は特別バージョンでお届けします。
鮭のまち・村上に鮭のシーズン到来! この時期、村上を代表する鮭料理の一つ「はらこ」(方言で「いくら」を指す)が市内飲食店のメニューにも並びます。そんな旬の味覚を紹介するイベント「村上はらこ丼フェスティバル」(10/20~12/31*)が現在、絶賛開催中!! ということで、今回は各担当者が参加店におじゃまして、自慢のはらこ丼をいただいてきました。バラエティーに富んだ4つのはらこ丼、どうぞご覧ください。
*提供期間は参加店によって異なります。詳細は下記URL内「リーフレット」(PDF)でご確認ください
村上はらこ丼フェスティバル2024
https://www.sake3.com/event/10167
この4名がレポートします。
今回、私がおじゃましたのは、ゆったりと食事を楽しみたい方や村上の味を求める方に評判のお店「割烹 善蔵」。雰囲気のよい佇まいで、地元食材を確かな腕で調理・提供してくれるお店です。
割烹 善蔵[ぜんぞう]
はらこごはん
鮭の珍味三点と鮭眞上のお吸い物付
2,750円(税込)
※要予約(当日予約可)
※提供期間は2024年12月22日まで
割烹 善蔵は「はらこごはん」で参加中。鮭の珍味3品(今回は、鮭の酒びたし・氷頭なます・旨煮)と鮭しんじょのお吸い物も付いていて、はらこごはんも含めて、まさに鮭づくし!
鮭の酒びたしについて
https://www.sake3.com/iyoboya/118
割烹 善蔵のはらこごはんの特徴は、はらこを別盛りにして、自分でかけて食べるスタイル。食べる直前にかけることで、はらこの汁でごはんがベチャッとするのを防いだり、熱々ごはんではらこを味わうことができるので、お米単独のおいしさも際立つのだそう。
※はらこ丼は、はらこに熱が入るのを防ぐため、少し冷ましたごはんにはらこをかけて提供されるところも多い
さっそくいただきます。別盛りのはらこを一口分、熱々ごはんにかけて、海苔も自分で。口に運ぶとプチプチとした弾ける食感。しっかりと食感もありつつ、皮は柔らかくて食べやすいはらこです。しょうゆ漬けですが、丁寧かつ上品に仕上げられた味付けで、はらこを盛る手も止まりません。ちなみに、お米は県内でも三大米どころとして知られる地元・岩船産コシヒカリを使用しているそうで、しっかりとしたお米のうま味が感じられます。お米だけで食べてもめちゃくちゃおいしいので、熱々ごはんで提供されている意味が分かった気がします。
鮭しんじょのお吸い物は、口溶けが優しく、鮭のおいしさが口中に広がります。さらに、鮭の酒びたし・氷頭なます・旨煮を挟みつつ鮭料理を堪能していきます。あっという間に完食。一品一品丁寧な仕立てで、ぜいたくなランチに心も満たされました。
※この時期だけの鮭料理が堪能できる「鮭のミニ膳」や「鮭のコース料理」などもあります。こちらもオススメ!
割烹 善蔵[ぜんぞう]
https://www.sake3.com/spot/1394
所在地 村上市上片町1-3
電話番号 0254-53-3813
営業時間 10:00~22:00(ランチ11:00~14:00)※要予約
定休日 不定休
駐車場 12台
公式サイト
https://www.zenzo-k.com/
きせつ料理 たく味[たくみ]
贅沢はらこ飯
2,500円(税込)
※要予約・テイクアウトのみ
※提供期間は2024年12月25日まで
ことし7月にオープンしたばかり、きせつ料理 たく味の「贅沢はらこ飯」をいただきました。
たく味は、夜の「おまかせ料理」(4,000円・税込~)や一品料理が中心のお店。これまで県内外の名店で腕を磨いてきた料理人・石嶋卓也さんが、旬の食材や地元・村上の美味を織り交ぜながら、心づくしの料理を提供しています。ランチ営業は予約のみなので、この「贅沢はらこ飯」はそのお味をリーズナブルに味わえる絶好の機会! テイクアウトのみのため、数日前に予約してからウキウキでこの日を迎えました。お弁当を手にすると、宝物を受け取ったような気持ちです。
さぁ、見た目から豪華です! 特製・鮭の炊き込みごはんの上に、鮭の焼漬・だし巻き卵・ミョウガの漬物、そして店主・石嶋さん自慢のしょうゆはらこがこれでもかと乗っています。秋の味覚・はらこを口いっぱいに頬張り、プチプチした食感を味わい、やっぱりこれを食べないと~と至福のひとときでした。
さまざまな鮭の味を楽しみ、だし巻き卵の優しい味で箸休め……。お弁当の名前どおり、とってもぜいたくでおいしいランチタイムになりました(もう一回食べたい!)。皆様もぜひご賞味ください♪
きせつ料理 たく味[たくみ]
https://www.sake3.com/spot/20000
所在地 村上市山居町1-3-24
電話番号 050-8885-3745
営業時間 17:30~22:00(Lo 21:30)
※11:30~14:00は完全予約制・3名様~営業
定休日 不定休
駐車場 3台
公式サイト
https://takumi-murakami.com/
和いたり庵ヤマト
鮭とはらこのパスタ丼
ランチセット2,680円(税込)
※はらこがなくなり次第提供終了
※ディナーは単品2,480円(税込)
和いたり庵ヤマトさんの村上はらこ丼フェスティバル参加メニューは「鮭とはらこのパスタ丼」。ランチタイムはセットで提供しているのでとてもお得、メインの丼の他に、前菜・自家製パン・ドリンク・デザートが付きます。
前菜は、新潟県産地鶏・越の鶏[こしのとり]と地元野菜を使った冷製サラダ。自家製バルサミコ酢でいただきます。地元の野菜がたっぷりと味わえる一皿です。
自家製パンはフォカッチャ。外はパリパリ・中はふっくらしていて、上にのっている笹川流れの天然塩がパンの味を引き立てます。そのまま食べても、メインのソースを付けて食べてもGoodです。
いよいよメインの「鮭とはらこのパスタ丼」です。はらこは席で店の方がかけてくださり、目の前で彩りも華やかな丼が完成します。鮭・はらこの他には、ブロッコリー・紫キャベツ・キクラゲ・マイタケなどが入っていました。野菜は旬のものを日によって使っているそうです。
……さてこの丼、パスタで丼ってどういうこと?とお思いの方もいらっしゃると思います。上の写真をご覧いただくと、鮭とはらこのクリームパスタですよね。このパスタの下には、焼きチーズリゾットが隠れているのです。パスタとリゾットの間には岩海苔があり、食べ進めていくと岩海苔の風味や食感、焼きチーズの味わいでおいしさが増していきます。また、ソースの隠し味に野澤食品工業のみそを使い、深いコクをつくり出しています。随所にこだわりが感じられる料理です。
野澤食品工業
https://www.sake3.com/spot/109
最後に、ドリンクとデザート(この日はチョコレートムースと水菓子)。和いたり庵ヤマトさんは、和食とイタリアンのお店ということで、デザートもおいしい!
食材や調味料も地元にこだわって作られている「鮭とはらこのパスタ丼」、村上は食で幸せになれるところなんだとしみじみ感じました。和いたり庵ヤマトさん、ありがとうございました。
和いたり庵ヤマト
https://www.sake3.com/spot/17468
所在地 村上市北新保753-3
電話番号 0254-62-7375
営業時間 11:00~14:00、17:00~22:00
定休日 月曜日
駐車場 20台
公式サイト
https://waitarian-yamato.com/
NIHACHI[ニハチ]
NIHACHI風 サーモンとはらこのライスボウル
~自家製チーズクリーム添え~ 前菜+ドリンク付き
1,680円(税込)
※数量限定(なくなり次第終了)
※提供期間は2024年12月31日まで
※デザート付きは1,900円(税込)~
なぜ、今まで知らなかったんだ! はらこのしょうゆ漬けとチーズクリームがベストマッチだということを。
プチプチッと弾けるはらこに、クリーミーな自家製チーズクリームが相まり、まろやかな口当たりを演出。たくさんの野菜と別添えの自家製ドレッシングでさっぱりとした食べ応えに。
この時期だけのはらこの、新しいおいしさを発見できました。ごちそうさまでした。
NIHACHI[ニハチ]
https://www.sake3.com/spot/18717
所在地 村上市大町3-14
電話番号 080-8900-4687
営業時間 [ランチ]11:30~14:00(休日11:00~)
[ディナー]17:30~22:00
定休日 木・日曜日の夜、その他不定休
公式Instagram
https://www.instagram.com/28__nihachi/
さて、いかがでしたでしょうか。どれもおいしそうで、見た目にも鮮やかで、それぞれの特徴も感じていただけたかと思います。
このように村上のはらこ丼は、味付け・盛り付け・提供方法などが各店によって異なるので、いろいろなお店を巡って、味の違いなどを楽しんでみていただきたいです。(一部店舗を除き)食べられる期間が限られるため、はらこを思う存分味わうなら今がオススメ!