むらかみシュラン むらかみシュラン

 

村上市のおいしいモノを実食レポートします!

 

記事中で紹介しているメニュー料金・店舗情報等は
取材当時のものです。あらかじめご了承ください。

 

2024/08/20

村上市十川「大吉亭」でランチ

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(取材日:2024年7月25日)

今回、おじゃましたのは村上市十川[そがわ]の大吉亭。一度先代が廃業した店*を、その娘夫婦が2019年10月に再開しました。現在は、地産地消を心がけて地元食材を多く使い、ランチや仕出し、オリジナル商品の製造販売なども行っています。
*個人的には、先代が経営していた頃、先代が運転するマイクロバスに乗り、大広間での宴会や夜のカラオケ、仕出し弁当などで来店・利用したことがある店です。再開して久しぶりにやってきました

 

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今回はこの3名でおじゃましました。

 

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大吉亭へのアクセスは、日本海東北自動車道「朝日三面IC*」を降り、小川交差点を県道205号(高根村上線)へ曲がり、上十川バス停や集落入り口にある「十川」の看板が見えてきたら、その付近に店ののぼり旗が立っています。
*ハーフインターチェンジなので山形方面からは降りられません。山形方面からは国道7号を南下し、古渡路交差点を左折。県道205号(高根村上線)を進んでください

田園風景の中にある「田舎の定食屋さん」といった雰囲気で、初めて訪れる方には店を探す楽しみがあると思います。

 

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さて、店内にはテーブル席(&カウンター)と座敷があり、テーブル席は最大15名が利用可能です。

 

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座敷は3室あって、小さなお子さんを連れた家族や小グループでの個室利用もできます。取材当日も利用しているグループがいて、楽しそうな声が聞こえてきました。

 

ランチメニューを紹介します。

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「選べるランチ」をはじめ、定食、丼物、麺類、サイドメニュー、デザートまで種類豊富です。小さいサイズの「お得ミニメニュー」もあり、それを組み合わせたA・B・Cセットもあって、お客様の多様なニーズに対応できるメニューがそろっています。

 

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夏といえば「冷やし中華」、そしてさらには「冷やし中華 RED」なるものも。辛いもの好きにはたまらない、夏季限定メニューです。

 

今回の目的のランチですが、店のオススメはやはり「選べるランチ」の大吉ランチ。しかし、胃袋の小さなおっちゃんは、全部食べきる自信がなく、小吉ランチにしました。5656Pさんは、朝日豚丼を注文したところ、ラーメンもオススメと聞き、半しょうゆラーメンもプラス。即決だったのが素晴らしいと思いました。すがいなおさんは、公式サイトで十分検討したようで「村上牛定食!」と元気な声でした。

 


 

それでは、いただいた料理を紹介していきます。

 

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「選べるランチ」小吉ランチ
850円・税込
※ごはん1杯おかわり無料

「選べるランチ」は、5種類あるメイン(鮭の味噌漬け・エビチリソース・唐揚げ・エビフライ・ハンバーグ[目玉焼き付き])から一つを選び、そこにごはん・みそ汁・煮物・漬物が付きます(=小吉ランチ)。

ちなみに中吉ランチ・大吉ランチはこんな感じ。
●中吉ランチ(1,200円・税込)=小吉ランチ+そば・刺し身
●大吉ランチ(1,600円・税込)=中吉ランチ+ローストビーフ・天ぷら、とどんどん豪華になっていきます!!

 

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さて、おっちゃんが注文した小吉ランチですが、メインは鮭の味噌漬けにしました。ほどよく脂がのり、甘くておいしい味噌漬けで、ごはんにとても合います。

同じ皿に、ポテトサラダ・野菜サラダ・素揚げしたナスのあんかけ(なめこ入り)がのっています。どれも作り手の優しさを感じる甘みがあり、ちょうどいい塩梅です。

 

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この日の煮物は、地元では大海[だいかい]と呼ばれるものです。ひと口大の里芋・人参・シイタケ・鶏肉などが入っています。地元の味でおいしいです。

 

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漬物は、ひと目で自家製だと分かる、大きなキュウリのたまり漬け。手間暇かけて作られたものと想像できます。しょっぱみが少なく、甘みを感じる漬物で「田舎を感じる味」です。田舎育ちのおっちゃんは好きです。

器の色合いもよく、目でも料理を楽しめます。すべての料理をおいしく、そして楽しくいただくことができて、とても幸せな時間でした。

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半しょうゆラーメン
440円・税込

今回は、朝日地区にちなんで朝日豚丼と、ラーメンもオススメとのことで半しょうゆラーメンを頼みました。まずは、半しょうゆラーメンから。

麺は自家製の中太ちぢれ麺。麺は独学で研究をされたそうです。のど越しもよく、おいしい麺でした。スープは豚骨ベースでこくがあり、魚介の味もして、飲み干したいほどでした。チャーシューも手作り、メンマも店内で味付けをしているとのことで、手間暇かけて作られています。

半ラーメンは、しょうゆ・みその2種類。丼物と組み合わせても楽しめますよ。

 

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朝日豚丼 880円・税込

朝日豚は、村上を代表する特産品としても定評のある豚肉です。大吉亭さんは、村上市朝日地区にあるため、今回は朝日豚丼を選びました。

よく見ると肉が厚い!厚い!! 食べ応えがあり、肉本来のうま味を感じます。そして、つゆだく! 味付けはあっさり甘めなので、どんどんすすみます。お米は、地元産のコシヒカリを使用しているとのことで、ごはんもおいしかったです。紅ショウガもいい仕事してました。

最後はおなかいっぱいになりましたが、大満足でした。

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村上牛定食
1,800円・税込
※ごはん1杯おかわり無料

今回、取材先が大吉亭と聞き、まずは公式サイトでメニューを検討しました。そして、見つけてしまった「村上牛」の文字! こんなに手頃なお値段で、あの村上牛が食べられるなんて!! 

村上牛について
https://www.sake3.com/gourmet/beef

心は決まりました。あとは胃腸の調子を整え、直前の間食を控えて取材に臨むのみ!!

 

村上牛定食は、村上牛の陶板焼きに、ごはん・みそ汁・小鉢・漬物が付きます。陶板焼きは一人用コンロ(旅館の食事でよく見る固形燃料を使うコンロ)で焼きます。
※焼くのに時間がかかるため、通常は陶板焼きだけ先に提供されます

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パパパパーン!!!
※歓喜のファンファーレ

ご覧ください、こちらが村上牛ですよ。うれしくて、すぐにふたを外してしまいましたが、固形燃料に火をつけ、ふたの穴から蒸気が上がってくるまで待ちます。10~15分くらいかな。

 

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蒸気が出てきたので、ふたを取ったら、こんな具合に焼けていました。あとは好みの焼き具合に仕上げます。

 

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焼けたら、笹川流れの天然塩・わさびを付けていただきます。

もう、この肉の柔らかさったら!
脂の上品な甘さったら!! 

 

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村上牛の脂を吸った野菜の、またおいしいこと!

検討を重ねた甲斐あり、大満足のランチタイムになりました。もう一度書きますが、このお値段で村上が誇るブランド牛「村上牛」が食べられるなんて、なかなかないことですよ。ぜひご賞味ください!

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大吉亭を取材しての感想は、現オーナーである娘夫婦の調理担当であるご主人が、現在進行形で学び続け、おいしいものを提供しているということ。「これから先も、新しいメニューが加わってくるかもしれない」という期待も含め、楽しい想像をしてしまいました。

給仕を担当する奥様(先代の娘さん)の笑顔も気持ちよく、店のますますのご繁栄を祈念して後にしました。帰宅してから大吉亭の公式サイトを見ると、キャッチコピーに「食べて 呑んで 笑って 生きる!!」とありました。「(中略)笑って 生きる!!」、納得してしまった。

先程紹介した「鮭の味噌漬け」や「朝日豚丼」(具のみ)といった大吉亭オリジナル商品は、下記のショッピングサイト(外部リンク)からお取り寄せできます。おうちでもお楽しみください。
https://daikichitei.stores.jp/

 

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大吉亭

所在地 村上市十川1471
電話番号 0254-72-1946
営業時間 [昼]11:30~14:00(Lo 13:30)
     [夜]17:00~22:00(Lo 21:30)
       ※夜の営業は要予約

定休日 火曜日、第2水曜日 他
駐車場 約20台

公式サイト
https://daikichitei.com/

 

2024/05/20

一人みシュラン「凪のてらす 仲」で味わう“極上”家庭料理

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(取材日:2024年4月19日)

5月下旬、もう夏到来か?!といった感じの日も増えてきました。そんな気分を先取りしたく、取材にかこつけて海岸線をドライブしたら気持ちいいだろうな~という若干ヨコシマな思いも抱きつつ、民家レストラン 凪のてらす 仲[なか]へ行ってきました。

民家レストラン 凪のてらす 仲
https://www.sake3.com/spot/6159

 

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(雨の)眼鏡岩

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(雨の)越後寒川[えちごかんがわ]

 

………そんな気分の日に限って雨。
でも、雨の笹川流れも空いていてよし。

笹川流れ
https://www.sake3.com/spot/78

 

今回紹介する凪のてらす 仲は、予約制で金・土・日曜日および祝日のランチタイムのみの営業(夜の営業は要相談)です。予約方法は電話(電話番号は下記参照)で、前日正午までに連絡してください。

 

店は碁石[ごいし]集落の中心部にあります。海岸線(国道345号)を利用した場合の道順は以下の通りです。

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勝木[がつぎ]川を越え、山北徳洲会病院の方へ曲がります。

 

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碁石と書かれた看板が見えたら、そこを左折。

 

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国道345号の下をくぐります。

 

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集落の看板の先に海が見えたらもう少し。

 

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右手側に駐車場(6台分)があります。
※店の前にも2台停められます

 

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駐車場には手作りの看板があります。

 

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徒歩で店まで向かいます(1~2分程度)

 

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小路の先に海が見えてステキですね。

 

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こんな感じで到着です。
村上市街地からは車で約45分くらいです。
※国道7号から行くルートもあります

 

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元々は車庫兼農機具小屋だったという建物を改装した店内、靴を脱いで上がります。中に入ると、目の前には手作りの広いテラス、その先には風光明媚で知られる碁石の海が見えます。客席は14席ほど。BGMの合間に聞こえる波音が心地いいです。

 

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(予約制なので)席に名札が置かれていました。
ちょっとうれしい。

 

料理は「凪の膳」(1,700円・税込)と「仲の膳」(2,200円・税込)の2種類だけ。この日は「仲の膳」をいただきました。
※下記で紹介しているメニューは取材当日のものです

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仲の膳
2,200円・税込
※この他にデザート・コーヒーが付きます

この日のメニューは、サラダ、半月盆に7皿(料理11品)、ごはんとみそ汁、食後にデザートとコーヒーでした。用いられている食材は、どれもなじみのあるものばかりなのに、多彩な調理法・味のかけ合わせの妙で、はじめて口にするような新鮮さを感じました。

 

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サラダ
最初に提供されるサラダは、旬の野菜にオリーブオイル・藻塩を振っただけ。シンプルなのに味に深みを感じるのは、藻塩が素材の味を引き立ててくれるからでしょう。あまりにおいしいので、他の皿にあった彩りのパセリにも付けて、みんな食べてしまいました。

 

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(左から)
カワハギの甘酒みそ焼き

プチトマトのオリーブオイル焼き
花豆のコーヒー煮
しっかりした肉質のカワハギに、甘酒の甘みをほんのり感じるみそが染みていて、焦げ目まで香ばしく、おいしくいただきました。プチトマトはデザート感覚で酸味・甘みのバランスがよく、逆に花豆はコーヒーの苦みが効いていて後味スッキリでした。

 

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イタドリのきんぴら
塩蔵のイタドリを塩抜きし、食感を生かすため細切りに。ゴマ油の香りとシャキシャキとした歯応えがたまらない一皿。

 

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揚げ物
この日の揚げ物は、甘エビの唐揚げ・カレイのフライ・山菜(タラの芽・コゴミ)の天ぷら。甘辛いたれが絡んだ甘エビは、殻がパリパリでスナック感覚で丸ごといただきました。カレイは肉厚で食べ応えあり。旬の山菜には藻塩が振られ、大葉の天ぷらには手作りの神楽南蛮みそが包まれていました。

 

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好味焼き
仲のオリジナル料理で、たっぷりすりおろしたニンジンにシイタケ・クルミ・卵・豆腐などが入っています。常連さんからの支持も厚い、唯一の定番メニューだそう。

 

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豆腐サラダ
一見ポテトサラダのようですが、主になる食材は豆腐だそう。仲で使われている豆腐は「ぬくいで豆腐」(村上市温出)のもので、大豆の風味が濃厚でした。

 

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漬物
漬物一つをとっても仲では工夫を欠かしません。種イモをすりおろして作った漬け床で野菜を漬けたそうです。優しい塩味でした。

 

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きんぴら大福
箸休めの大福は、求肥[ぎゅうひ]の中に甘辛いきんぴらが包まれていました。もっちり×シャキシャキ、甘×辛の組み合わせがうまい!!

 

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ごはんは自家製・碁石米コシヒカリ。碁石の田んぼは、粘土質で稲を育てるのは大変だけど、米に粘り・甘みが出て絶品なんだとか。使用に応じて精米し、ガス火で炊くので本当においしかったです(おかわりしちゃいました)。みそ汁の実は、ぬくいで豆腐と今が旬のアオサ。磯の香りとシャクシャクとした歯触りが食欲をかき立てます。

 

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食後には、コーヒーとジャムや粒あんなどをのせた甘酒豆乳寒。スッキリとした甘さで、ごちそうをたっぷりいただいた後でも、すんなりおなかに収まりました。

 

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仲では、お客様に提供する水に吉祥清水(村上市大毎)を使用しています。コーヒーやごはんを炊くときにも使っているそうです。

吉祥清水[きちじょうしみず]
https://www.sake3.com/spot/86

水の他にも、地元で採れた米や野菜、寝屋[ねや]漁港で水揚げされた魚介や海藻類、卵はオークリッチ、藻塩は笹川流れ塩工房(日本海企画)と、地元・山北[さんぽく]でとれたもの・つくられているものにこだわっています。

オークリッチ
https://www.sake3.com/spot/241

笹川流れ塩工房 Salt&Cafe
https://www.sake3.com/spot/267

 

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仲で、料理を担当する板垣和子さん(写真左)と「(料理以外)なんでもやる」と話す純一さん。純一さんは、市役所・商工会での勤めを終えた後、山北の食の魅力を伝えたくて店を始めました。

料理を任されることになった和子さんは、純一さん曰く「料理が上手なだけじゃなく、真心でもって料理を作る人」とのこと。これまで急な来客があっても、その時にあるものを手早く調理し、快くもてなしてくれたと言います。

凪のてらす 仲の料理を一言で表すなら、きっと家庭料理というジャンルに収まることでしょう。しかし、地元・山北の食材にこだわり、アイデアと工夫を凝らした数々の料理を用意し、心を尽くしてお客様をもてなす板垣夫妻の姿に、“極上”という言葉を付記したいです。

 

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民家レストラン
凪のてらす 仲
https://www.sake3.com/spot/6159

所在地 村上市碁石47
電話番号 0254-77-3759
営業時間 金・土・日曜日,祝日の11:30~14:00
※前日正午までに要予約
※夜の営業については要相談
定休日 月~木曜日
駐車場 8台

 

2024/05/05

村上市大町「海鮮一鰭」で村上の食文化を堪能ランチ

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2024年ももう5月! 村上市内もずいぶん暖かくなり、まち歩きがしやすい季節になりました。現在、市内・城下町地区では、第10回 城下町村上 春の庭 百景めぐりも開催中です!!

MURAKAMI@ctivity
歩いて巡る、村上市街地☆大満喫コース
https://www.sake3.com/activity/434

第10回 城下町村上 春の庭 百景めぐり
https://www.sake3.com/contents8928/138

 

まち歩き・町屋見学をしながら
村上の城下町文化に触れるもヨシ◎
村上の食を味わうのもヨシ◎

 

村上でしか味わえないものといえば、村上独特の気候風土がつくり出す名産・塩引き鮭。そして、はらこです。
※村上ではイクラのことを「はらこ」と言います

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※写真はイメージです

せっかくなら村上の文化を体験して、ランチに塩引き鮭&はらこはいかがでしょう??

 

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というワケでおじゃましたのは、村上市大町の海鮮一鰭[かいせん-いちびれ]。町屋造りの店が多く立ち並ぶ越後村上 町屋通りに店を構えます。鮭の加工品や水産加工品を扱う老舗・越後村上うおや直営で、隣接する大町文庫1階にあります。

海鮮一鰭
https://www.sake3.com/spot/2043

越後村上 町屋通り
https://www.sake3.com/spot/17880

越後村上うおや
https://www.sake3.com/spot/157

 

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大町文庫2F

大町文庫は、かつて村上高等学校で教鞭を執っていた本間桂先生・八木三男先生・大嶋久夫先生(3名とも故人)の蔵書を収めた私設図書館です。貴重な本の数々は、館内でのみ閲覧可能です。

 

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大町文庫1F内の海鮮一鰭。客席は29席(6人掛けテーブル×3・4人掛けテーブル×2・カウンター×3)あります

 

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落ち着いた雰囲気の店内、壁には村上城下を描いた絵図が掲げられています。今も昔の風景を残している村上ですが、今と昔の道を比較しながら、まち歩きをするのも楽しいかもしれません。

 

それでは席に着き、早速注文!
オススメ3品をいただきました。

 

メニューは下記をご参照ください。
越後村上うおや直営の和食「海鮮一鰭」(外部リンク)
https://uoya.co.jp/uoyasake/kaisenichibire.html

 

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うおや塩引御膳
1,600円・税込

ごはんにお吸い物、そして塩引き鮭。これぞテッパン! そこに旬の刺し身が付いています。

塩引き鮭しか勝たん! 塩引き鮭は、さすがうおやさん。塩加減はちょうどよく、これだけでもごはんが進みます。小鉢も箸休めの寄せ豆腐もなかなかの味。魚屋さんが運営している飲食店です。どれを食べても間違いはありません。ごちそうさまでした。

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海鮮はらこ丼
1,480円・税込

キラキラ輝くはらこ(イクラ)と、うおや自慢のお刺し身とのコラボレーション丼。味はもちろんのこと、目でも楽しめる逸品です。かむたびにプチプチ弾けて、口いっぱいに、はらこのうま味が広がります。

刺し身は、本マグロ・タコ・タイ・ヒラメ・南蛮エビ。中でも絶品だったのは、口に入れた瞬間に溶けてなくなった本マグロ。マグロの風味と甘みだけを残して、どこかへ行ってしまいました。。。気が付けば完食。至福のひと時、ごちそうさまでした。

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-はな-
1,550円・税込

刺し身5種盛・はらこ・身欠きニシン・金柑・たらこあえの5点セットにごはん・お吸い物が付いた欲張りセット。どれもちょうどいい塩梅で盛り付けられているので、あれもこれも楽しみたい方にはオススメです!

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海鮮一鰭のごはんは、岩船産コシヒカリを使用しています。岩船産コシヒカリは、新潟コシヒカリの三大ブランドの一つ。村上の料理には、岩船産コシヒカリが一番合いますね!

 

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うおや塩引御膳に付いていた塩引き鮭やはらこは、町屋通りを挟んで向かいに立つ、うおや塩引館で購入できます。冷凍で地方発送もできるのでお土産にもいいですね!

せっかく村上へ来たのなら、村上の町屋めぐりと村上の食文化のどちらも味わえる最高のプランをぜひどうぞ!

 

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海鮮一鰭[かいせん-いちびれ]
https://www.sake3.com/spot/2043

所在地 村上市大町4-5 大町文庫1F
電話番号 0254-52-3056(越後村上うおや)
営業時間 11:00~15:00
定休日 不定休
駐車場 10台
※店の前に3台分、他うおや駐車スペース4カ所あり

公式サイト
https://uoya.co.jp/

 

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