むらかみシュラン むらかみシュラン

 

村上市のおいしいモノを実食レポートします!

 

記事中で紹介しているメニュー料金・店舗情報等は
取材当時のものです。あらかじめご了承ください。

 

2026/07/25

村上市脇川「笹川流れ塩工房 Salt&Cafe」でランチ!

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今回訪れたのは、日本海東北自動車道「村上瀬波温泉IC」から国道345号(日本海パークライン)を進み、車で約40分の場所にある笹川流れ塩工房 Salt&Cafeへ行ってきました。

日本海パークライン
https://nihonkai-parkline.org/

 

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ぼんぼん・うみの二人で行ってきました。

 

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おしゃれな建物の裏には笹川流れの青い海が広がり、思わず写真を撮りたくなりました。外にも席があり、ゆっくり過ごせそうです。

 

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店内はこんな感じです。海を眺めながらのランチは最高ですね! かわいらしいものがたくさん飾られていました。

 

メニューはこちら。

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ランチメニューは4種類、ドリンクメニューは全て500円(税込)です。

 


 

それでは、いただいたランチを紹介します。

 

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塩むすびセット
1,200円・税込

おむすびを中心に、丁寧に盛り付けられた色鮮やかなお膳に心ひかれます。内容は、塩むすび・ゴマ塩むすび・塩引き鮭・浅漬け・赤カブ漬け・ゆで卵・梅干し・豆腐・アオサのみそ汁。村上市内産の素材をふんだんに使い、それぞれに工房で作られた「笹川流れの塩」が使用されています。

まずは、おむすびをパクリ。お米のうま味を引き立てるほどよい塩味で、飽きずに何個も食べてしまいたくなるおむすびです。塩引き鮭と一緒に頬張ると、まさに「村上の味だ」と感じます。

いろいろな塩が使われている中でも特に気になったのは、豆腐にかかっているピンクの塩。梅酢を合わせた塩とのことで、ほんのり梅の味がして豆腐にベストマッチでした。かわいらしい色合いで、お膳がぱっと華やかになるのも素敵ですね。

 


 

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岩のりとたらこスパゲッティ
1,200円・税込

地物の岩のりと生タラコを使ったスパゲッティ。すぐに食べたい気持ちをグッとこらえ、外のテラスで写真を撮りました。太陽の光に岩のりが輝き、タラコの淡い色味が美しく感じられました。

一口食べてみると、口の中にタラコが広がってきました。「たらこスパゲッティ」と聞くと、タラコの味が強いイメージでしたが、Salt&Cafeさんのスパゲッティは味が優しく、岩のりの味もしっかり感じられました。塩が売りなことから、スパゲッティをゆでる際にも「笹川流れの塩」を使っているそうです。たくさんこだわっているからこそ、人気なんだなと実感しました。

 


 

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Salt&Cafeに隣接する「笹川流れ塩工房」にもおじゃましました。

 

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いろんな種類の塩がありました。値札にはオススメの使い方が書かれています。

 

こちらでデザートをいただきます!

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塩ソフトクリーム
430円・税込

Salt&Cafeへ来たら、ぜひ食べてほしいのがこの塩ソフトクリーム! 隣の「笹川流れ塩工房」で販売しています。

バニラソフトクリームに塩がかかっていて、最初は合うのかな?と思っていましたが、北海道産の濃厚バニラに手作りの玉藻塩[たまもしお]が相性抜群で癖になるおいしさでした。テラス席には塩が置いてあるので「追い塩」ができちゃいます! 笹川流れを眺めながら、至福のひとときが過ごせちゃいますね。

 

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テラス席は眺めが良く、楽しく食事ができました! 駐車場からも海が眺められるので、ランチ後にゆったりとした時間が過ごせそうです。

 

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駐車場入り口付近には、海岸まで下りることができる道があります。透き通った海の写真が間近で撮れますね!

 

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笹川流れ塩工房 Salt&Cafe

所在地 村上市脇川1008-1
電話番号 0254-78-2468
営業時間 10:00~16:00
※ランチメニューは11:00~15:00
※笹川流れ塩工房の営業時間は9:00~16:00

定休日 木曜日
※Salt&Cafeは第2・4水曜日も休み
※Salt&Cafeは季節営業のため11月上旬~4月中旬は冬季休業
笹川流れ塩工房とSalt&Cafeは悪天候の場合、臨時休業することがあります
駐車場 30台

公式サイト
http://www.isosio.com/

 

2026/06/25

村上市鍛冶町「磯料理 八千草」で晩ごはんのつもりが宴会に

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気温もぐんぐん上がり、夏が本格的に訪れようとしている村上市。おいしい料理とうまい冷酒で夏を乗り越えませんか?

 

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今回は、村上市鍛冶町にある磯料理 八千草[いそりょうり-やちぐさ]におじゃましてきました。四季折々の旬の食材を丁寧に調理した料理は、地元の方も観光で来られた方も満足すること間違いなし! 確かな味と地物が楽しめると評判の飲食店です。

 

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今回の訪問はこの3人
ゆうは初めての来店です

 

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のれんをくぐり、いざ店内へ。

 

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店内の様子です。

 

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カウンター×6

 

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テーブル席(4人掛け)×5
宴会も可能です。

 

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カウンターから見えるメニューボードには、魅力的な料理名がずらり。季節の味覚やおすすめメニューの記載もあり! ご注目ください。

 

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定番メニューはこちら。

 

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ドリンクメニューも豊富です。村上の地酒もあり、料理とのペアリングを楽しむ方も多いそうです。

 


 

待ちきれないので、さっそく注文!

 

ビールはね、入れとかないと。
ということで、まずは……

 

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ジャジャジャジャーン!!
でましたーー!!

逆三角形のグラスに
キンキンに冷えたビール!

 

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泡が消えないうちに乾&杯!
文字通り、杯を乾かします。

 

続々と運ばれてきた料理を紹介していきます。コースメニュー(3,300円・税込~)は料理7品がいただけます。

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1,盛り込み

この日は左から、ゆり根のクリームチーズあえ・シオデ(山菜)・煮だこの3品。内容は日によって変わります。

 

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2,海そーめん

プチプチした食感の海藻を、そうめんのようにだし汁を付けていただきます。初めましての食感で、コース序盤から楽しめます。だし汁との相性も抜群!

 

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3,小鯛の焼き物

ふっくらとしていて絶妙な塩加減。やはり旬の魚の焼き物はうまい。

 

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4,あん肝

旬のあん肝は、この時期にぴったりの一品。紅葉おろしがいいアクセント!

 

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5,お造り

この日は、マグロ・赤貝・タコ・シマアジ・アカムツ(ノドグロ)と、旬の魚介のお刺し身5点盛り。見るからに新鮮です! 私はツンとしたいのでワサビを多めに溶きます。しょうゆには少し触れるだけ! これがツウの食べ方です。

 

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6,フグ唐揚げ

食べやすい一口サイズです。一つ食べ終え、冷酒を飲み、次はレモンを絞って一つ食べ、冷酒を飲み…… 夏はこれだ!と言わんばかりの無限ループ! 飲みすぎに注意しないと……。

 

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7,岩のり風おにぎり

コレはなんだ?!と思わせる銀色のかたまり(写真左)。アルミホイルの中は、のりのおにぎりです。アルミホイルに包んだまま30分ほど置いていただきます(のりをしっとりさせるのが重要だそう)。中にはタラコが入っています。岩のり風おにぎりには、これが一番合うんです!!

コースを締めくくる鉄板の一品。これを食べずしてコースは締められません。

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八千草は、単品メニューも豊富にあり、何を食べても間違いない!との噂を聞いたので、好きなもの・気になったものをたくさん注文しちゃいました☆

 

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キスフライ

揚げたてのキスフライにソースをたっぷりとかけ、いざ実食! サクサクの衣にビールが進まないはずがない。ボリュームがあり、食べ応えも抜群! ガッツリいきたい方にぜひ食べてもらいたいです。

 

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腸づめ

恐る恐る注文してみた、初めての「腸づめ」。見た目は、ほぼウィンナーだなと思いながら食べてみると、味はまったくの別物。燻製の食欲をそそる香り、ニンニクの効いたパンチのある味、これはリピート確定! この食べ物を今まで知らなかったことが残念です。八千草を訪れたなら、ぜひご賞味ください。やみつきになること間違いなしです!

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らーめんサラダ

八千草といえばコレ! 知る人ぞ知る常連メニューです。サラダと中華麺の相性が抜群! サッパリしてて、するっと食べられます。

 

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チーズハムカツ

常連メニュー②のチーズハムカツ。こちらも八千草へ来たら、ぜひ食べて欲しい一品です。サクッとした衣に、とろ~りとしたチーズ! お酒も進みますね。揚げ物でも重すぎない、食べやすさも抜群です。

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これは冷酒が飲みたくなるーー!!

ということで地酒もいただいちゃいました。

 

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がっつり食べて・飲んで・満腹の満杯!!
完全燃焼です。

八千草では、旬なものを楽しめるコースメニューを頼んで、他に気になった料理食べたいもの追加で注文するのがオススメです。素材の味を最大限に生かした料理は、おなかも心も満たしてくれます。魚料理に揚げ物、一品料理もどれを食べてもおいしい。店主のこだわりを感じ続ける至福の時間でした。

 

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われわれは個室でしたが、カウンターから常連さんと店員さんのにぎやかな声が聞こえてました。アットホームな店だなぁと余韻に浸りながら、最後の日本酒をグビッ。村上市へ観光に来た際には、夜の時間を八千草で過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

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磯料理 八千草
所在地 村上市鍛冶町2-12
電話番号 0254-52-1213
営業時間 17:30~22:00(Lo 21:30)
定休日 日曜日、他不定休
駐車場 7台

 

2026/06/15

一人みシュランSpecial Edition「割烹 新多久」

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(取材日:2026年5月21日)

久しぶりの「一人みシュラン」(すがい注:一人で「むらかみシュラン」の取材へ行くこと)、誰かと一緒の食事も楽しいけれど、一人で気楽なごはんも好きな、すがいなおです。

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今回は、黒塀通り(安善小路)の一隅にあり、日本はもとより海外のグルメも訪れる割烹 新多久[しんたく]へ行ってきました。

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上がり口に飾られた盾やトロフィーの数々

新多久といえば『ミシュランガイド新潟2020特別版』で一つ星を獲得、『ゴ・エ・ミヨ2025』では3トック*(すがい注:ゴ・エ・ミヨは1~5トックで評価され、5トックが最高)が授与され、ことし3月に発表された『新潟ガストロノミーアワード2026』では、準グランプリのDIAMONDを受賞しました。
*トック(toque)とは、フランス語で「コック帽」のこと

「新多久の料理を味わうために、村上を訪れる価値がある。」そう言わしめる魅力がある店です。

 

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編集者から企画内容を聞く山貝真介さん(中央)・亮太さん(右)兄弟

で、前段が長くなりましたが(もう少し長くなるので、ここは読み飛ばしても結構です)、このような格式高い有名店へおじゃまできたのには理由があって……

毎年夏に、月刊『新潟Komachi』というローカル雑誌にとじ込まれる村上Komachiという企画ページがあります。ことしのテーマは「歴史と風土が織り成す美食の街へ(仮)」ということで、表紙には新多久の料理が使われるとのこと。その撮影に同行すると、なんたる僥倖! 撮影後の料理をいただけることに!! ついていって良かった!!!

 

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というわけで、今回は厳密にいうと「一人みシュラン」ではありません。モデルやエディター、カメラマンが忙しく働く中、一人優雅に料理を味わってきました。

 


 

さて、ようやく本編です。

 

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この日の献立。達筆でところどころ解読が難しい

新多久でいただけるのは「季節料理」。旬の食材を用い、その食材が最もおいしくなるように調理して提供するというものです。この日の料理が、翌日もいただけるとは限りません。使い古された言葉ですが、まさに一期一会の料理です。

 

では、まずは先附[さきつけ]から。

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写真手前は、山菜の赤コゴメ(コゴミとも)をすったエゴマとはちみつであえたもの。さらに粒のままのエゴマを絡めています。奥は、モミジカサ(シドケ、シドキとも)とクルミのあえもの。山菜の時期も終盤、旬の「なごり」を味わいます。

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山菜の次はアオリイカ。細かく包丁を入れて表面積を増やすことで、イカの甘みやねっとりとした食感を強調します。仕上げにミネラル工房の「白いダイヤ」(天然塩)とスダチの皮を散らします。

 

続いて、煮物椀。

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中央には、表面にだけ火を入れて、中はレアに仕上げたメバル(亮太さんが粟島沖で釣ったもの)。その上に、ごくごく細く刻んだニンジン、周りには刻んだウルイの葉がたっぷりと。色と食感のコントラストが素晴らしいです。

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器がまた美しく、ふたの内側には金漆で描かれたさまざまな貝、初夏の磯を表したものです。今~これからの季節に用いるお椀とのこと。和食のこうした心遣いが、海外のお客様の心にも響くのでしょうね。

 

お造りは、献立にあったスズキからアラに変更。

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さっと炙って皮の食感をよくし、身の脂を溶かしてうま味を引き出すとのことでしたが、アラの皮が焼けすぎないよう、薄くむいたダイコンの皮で覆います。

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この手間もあって皮はぷるんと滑らかな食感に、歯を押し返してくるような弾力の身と一体感が生まれました。野澤食品工業の「ふたなつ」にひと手間加えたしょうゆが、おいしさを際立たせます。

 

蒸し物は、葉タマネギの茶わん蒸し。

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鮮やかな葉タマネギのソースの下に、ゆるゆるとした茶わん蒸しが隠れています。ポタージュのような見た目でしたが、素材の味を十全に生かした和の味でした。

 

お凌[しの]ぎは、サクラマスの押し寿司。

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サクラマスの身に焼けた炭を押し当て、炭と焦げの香ばしい匂いをまとわせます。身と酢飯の間には、食感のいいレンコンや苦みのあるアケビの芽、そして、サクラマスの甘さを引き立てるため「かんずり」(すがい注:新潟県妙高市で作られている伝統的な辛み調味料)がちょっぴり用いられています。

 

お凌ぎの後の中皿。

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村上茶の新茶を水出しして、爽やかな苦みと香りを閉じ込めた新茶豆腐です。口中に残っていたサクラマスの脂を、さっぱりと押し流してくれます。

 

焼き物はイシダイ。

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絶妙な焼き加減で、皮も身もふっくら。皿の底には、スダチを効かせたダイコンおろし。仕上げに、いり米が散らされ、香ばしさと食感を加味しています。

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器に描かれた青モミジが、今の季節にぴったりでまたうれしい気持ちに。新多久の庭にもモミジがあり、この日は久しぶりの雨で艶々と輝いていました。上の写真は、新多久の玄関アプローチからの景色。黒板塀と庇の間から、庭の木々と安善寺楼門の屋根が見えました。

 

酢の物は、スズノメ(キツネメバルとも)と山菜のミズ。

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スズノメは、漬け地に漬け込んだ刺し身を皮目だけ少し温めています。下には、山菜の赤ミズを細かく刻んだジュレ状のものが敷かれ、ぬめりと食感の妙が楽しめます。

 

いよいよ料理も終盤、炊き合わせです。

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山ウドを交ぜ込んだ手作りがんもどき、アザミの芽、スナップエンドウの炊き合わせ。食材それぞれの持ち味や食感を生かした調理で、色合いも爽やか。全体としては優しい印象を残します。

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さらに注目していただきたいのが、左写真の矢印の先にあるモノ。こちらは、野澤食品工業の「しょうゆ玉」(右写真)と呼ばれるもので、しょうゆこうじやしょうゆを搾った際に出るかすを再発酵させたもの。新多久ではさらにひと工夫をして、炊き合わせに合う優しい塩味に仕上げています。

 

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お食事は、土鍋で炊いたアスパラガスごはん。食感がいいのはもちろん、米の一粒一粒にまでうま味が染み込んでいます。

 

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水菓子はサンショウのアイスクリーム。口中がサッパリ引き締まり、これまでの美味の数々を思い返しては、余韻に浸りました。

本日の料理は、お一人様11,000円・税込(16,500円・22,000円のコースもあります)でした。
※座敷利用の場合は別途席料がかかります

 


 

全ての料理を食べ終えて感じたのは、深い充足感。一皿一皿は全く違うのに、通底する流れに乗って、最後の一口まで運ばれてゆく感じ。満たされているけれど、「おなかいっぱい!」ではない(もちろん「食べ足りない」ではない)、心地のよい食後感に包まれました。

 

今回いただいた料理の一つが表紙を飾る村上Komachiは、月刊『新潟Komachi』2026年8月号(6/25刊行)にとじ込み予定です。割烹 新多久のほか、さまざまなジャンルの人気料理店が紹介されているので、ぜひお買い求めください。
※月刊『新潟Komachi』は、新潟県内の書店やコンビニエンスストア、スーパーマーケットなどで購入できます。また、amazonや雑誌のオンライン書店「Fujisan.co.jp」で取り寄せも可能です

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割烹 新多久[しんたく]
所在地 村上市小町3-38
電話番号 0254-53-2107
営業時間 【昼】最終来店時間12:00
     【夜】17:00~21:30(最終入店時間19:00)
     ※昼・夜とも完全予約制です
定休日 火・水曜日
駐車場 13台

公式サイト
https://murakami-sintaku.com/

 

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