
今回は、村上市上片町にある割烹 善蔵[ぜんぞう]におじゃましてきました。かつて善蔵茶屋(お酒や食事を提供する休憩所)を営んでいた歴史を持ち、今は旬の地元食材を丁寧に仕立てる割烹として、地元の人はもちろん、観光で来られたお客様にも村上の味を楽しんでいただけるお店です。

店の入り口には、ブリキで作られたかわいい塩引き鮭が下がっています。訪れた際はぜひ一枚お写真を。
※後ろのつり灯籠にも塩引き鮭が描かれています
では、店内へおじゃまします。


玄関を進むと庭が出現!
屋内なのに、、、鹿威し[ししおどし]まで!
コレすごくないですか?

室内の様子がこちら。調度品は部屋によって違うので、訪れた際はこちらも注目してみてください。スペース的には、ゆとりある空間になっていて、全室個室なのでゆっくりと食事を堪能できます。
ランチメニューは、村上の食材・郷土料理が詰まった村上満彩御膳をはじめ、季節食材を使った料理長おまかせの善蔵御膳、うな重など、予算や好み(アレルギーにも)に応じて用意してもらえます。また、鮭が遡上[そじょう]する10~12月には、この時期にしか味わえない鮭料理フルコースや鮭料理ミニ膳もあるので、いつ来ても旬の食材と料理が楽しめます。

村上満彩御膳
3,850円・税込
今回、自分は村上満彩御膳をいただきました。メニュー名通り、パッと見ただけでも村上の食材・料理が盛り込んであるのが分かります。酒・村上茶・鮭・村上牛・岩船米などの地元食材がずらり。
いわふね米(岩船米)について
https://iwafunemai.com/
※外部リンク

献立が添えられているので、解説を読みながらいただけるのもうれしいポイント。

黒胡麻豆腐 村上茶あんは、善蔵の名物であるごま豆腐に、村上茶のあんがかかっています。程よいお茶の苦みとごま豆腐のほんのりとした甘さ、ごまの香ばしさが見事にマッチしています。

揚げ物は鮭眞上[しんじょ]のフライ。衣はサクッと、中の鮭は団子になっていて、フワフワ滑らかな口当たりで鮭のうま味が広がります。味はもちろん、食感も楽しい一品。

村上が誇るブランド和牛、村上牛のローストビーフです。村上牛も盛り込んでくれているのはうれしいですね。厚みがしっかりとあって、口に運ぶと脂が溶けて、甘みがいっぱいに広がります。これが村上牛の魅力!

鮭料理も酒びたし・氷頭せんべい・醤油はらこ・鮭味噌漬け・塩引き鮭、椀物にも鮭眞上と、村上を代表する鮭料理の数々がズラリと盛り込んであります。善蔵といえば鮭料理。どれも丁寧な仕事ぶりで、さすがのうまさに箸が止まりません。お米一つとっても、薦川[こもがわ]という山あいの集落できれいな水で育ったコシヒカリで、そのまま食べてもとってもおいしいごはんです。
このほかにも、お造りやアーモンドふくさ、豆腐寄せなど、紹介しきれないくらい村上の魅力がぎっしり詰まった御膳になっていました。味はもちろん折り紙付き! とにかく「村上の食を堪能したい」という方は、まずはこちらをオススメします。ごちそうさまでした。
![]()

うな重
3,960円・税込
土用の丑の日が近付いてくると、よく聞くのが「善蔵のうなぎはおいしい」という言葉。食べてみたい! でも、割烹のうなぎだなんて、ちょっとぜいたくがすぎるんじゃない…… という自問自答を経て、今回ようやくいただく決心がつきました。
お重のふたを取ると、うなぎとごはんは別になっています。たれと脂でテリテリうなぎ vs ふっくらツヤツヤ岩船米コシヒカリといった構図で、お重の中がまぶしいです。

善蔵のうなぎは、蒸してからたれに浸けて焼く関東風。肉厚でふっくらとした身が、継ぎ足しのたれの色艶と甘みをまとって、香ばしく焼き上がっています。これをごはんにのせて頬張れば、もう至福というほかありません。


肝吸いもいいお味で、クニュクニュッとした食感も楽しめました。このほか小鉢(この日は、ワサビ菜の煮浸しで口の脂っぽさがスッキリしました)・香の物が付いて上記のお値段ですから、なぜこれまでためらっていたのかと後悔するほど。善蔵といえば、村上の美味尽くしのお膳もいいですが、うなぎ好きならこちらもオススメです。
![]()
東京の名店で腕を磨いた料理長が手掛ける、村上の旬の食材を用いた伝統的な料理をゆっくりと味わう。そんな素敵な時間が過ごせるお店です。村上の食文化を堪能したい方は、ぜひ訪れてみてください。

割烹 善蔵[ぜんぞう]
所在地 村上市上片町1-3
電話番号 0254-53-3813
営業時間 10:00~22:00(要予約)
※ランチタイムは11:00~14:00
定休日 不定休
駐車場 12台
公式サイト(外部リンク)
https://www.zenzo-k.com/