2018年3月 。新潟県北の城下町・村上もようやく春らしくなっていきました。現在、旧町人町と呼ばれる一帯では、城下町村上 町屋の人形さま巡りが催され、来る5月には城下町村上 春の庭 百景めぐり(5/1~31)も開催されます。
今回は、上記イベント等でにぎわいを増す村上市大町にある海鮮一鰭でランチ。下の4人でおじゃましました。
海鮮一鰭は、鮭加工品や水産加工品を扱う老舗・越後村上うおやの直営店。うおや隣接の大町文庫1Fにあり、老舗の味を盛り込んだランチを提供しています。
2013年9月に開設された大町文庫は、かつて村上高等学校で教鞭を執っていた本間桂先生・八木三男先生・大嶋久夫先生(ともに故人)の蔵書を収めた私設図書館。創設者は、村上高等学校の卒業生である開業医・瀬賀弘行さんです。
先生方が遺された蔵書の数々は、館内でのみ閲覧が可能。海鮮一鰭の店内にも書架が設けられ、収蔵されている本は読むことができます。
本に囲まれた店内には、テーブル席が6人掛け×3、4人掛け×3 こじんまりとした空間ですが、不思議と狭さは感じさせません。長い時を経た本から、ゆったりとした空気がにじみ出ているのかもしれません。
さて、それでは各人がオーダーした料理を紹介していきましょう!
海鮮カレー(850円・税込) ※スープ付き
大きいエビ、イカ、ホタテがドンッと添えてある海鮮カレー。マイルドなカレーに食べ応えのある海鮮に大満足! 私の大好きなエビが2尾も付いていてテンション上がりました!
海鮮はらこ丼(1,380円・税込) ※吸い物・小鉢付き
新鮮な刺し身(南蛮エビ・タコ・平目・マグロ・タイ)とはらこがのった丼。はらこが私好みの味付けで、おかわりしたいくらい! ボリュームもちょうどよく、まち歩きにぴったりのお食事です。
うおや塩引御膳(1,500円・税込) ※刺し身盛り合わせ・吸い物・小鉢付き
うおや自慢の塩引き鮭を中心に、刺し身の盛り合わせ(南蛮エビ・タコ・平目・マグロ・タイ)や上品な味のお吸い物(この日はマダラの身が入っていました)、小鉢が付いて、とても満足感がある構成。
やはり秀逸なのは、この塩引き鮭。外側はパリッと、身はあくまでふんわり。絶妙な塩加減。この一切れでご飯3杯はいけますね。鮭のまち・村上へ来たのなら、ぜひこの塩引き鮭を召し上がってください!
華御膳(1,450円・税込) ※吸い物付き
一鰭さんは年に数回伺いますが、いつも問答無用のおいしさです。刺し身の鮮度はもちろんですが、身欠きニシンは村上大祭の当日を彷彿させる味です。村上に来たら寄っていただきたいお店です。
ちなみに、器を真上から撮ったものがこちら。
左)刺し身(南蛮エビ・タコ・平目・マグロ・タイ)
右)上から時計回りに 金柑の甘露煮、身欠きニシン、しょうゆはらこ、たらこ和え
※刺し身・しょうゆはらこ以外は季節によって変わります
他にもこんな料理があります。
たくさんの本に囲まれた、一風変わった店。店内では、新鮮な魚介と老舗が手掛けた美味の数々が味わえます。周辺は町屋が多く立ち並ぶ、まち歩きの中心地。こちらを基点にして、まち歩きを楽しむのはいかがでしょう。
海鮮一鰭(いちびれ)
所在地 村上市大町4-5 大町文庫1F
電話番号 0254-75-5610
営業時間 11:00~15:00(Lo)
定休日 不定休
公式サイト https://ichibire.net/